Automation PC 910は最新のマシン・ビジョンシステムなど、複雑な作業に最大の処理能力を発揮します。 ベースとなる最新のCore iシリーズプロセッサは、PCアーキテクチャにおけるトップ・パフォーマンスのベンチマークとなっています。
インテルはチップのサイズをなんと22ナノメートルまで削減しました。 新しいマイクロアーキテクチャではグラフィックユニットがCPUに直接組み込まれ、Core2Duoプロセッサはもちろん、Core i プロセッサの第2世代からも飛躍的にパフォーマンスが向上しました。 Core i3、Core i5、Core i7 CPUは最大クァッドコアまで可能であり、産業用PCマーケットでは現時点で最大のパフォーマンスを実現し、しかも電力消費は最小にとどめています。
PCインフラストラクチャの他の部分も処理能力を最大にし、データ処理を最適化するために効率化がはかられています。 例えば、Automation PC 910では以前はコンパクトフラッシュが使われていましたが、現在ではシリアルATAベースのCFastカードに変更されています。 CFastカードを使えばコンパクトフラッシュのフォームファクターとSATAインターフェースを合わせて使うことができます。 同時に、CFastカードは非常に丈夫であるなど、コンパクトフラッシュの長所をすべて持ち合わせています。
Core Duoプロセッサの登場以来、マルチコアはCPUテクノロジーの継続的な開発のための基礎となりました。 シングルコアプロセッサは物理的な限界に達しており、消費電力をかなり上げなければパフォーマンスの向上は望めません。 マルチコアテクノロジーはこの利害の衝突を解決し、エネルギー効率のよさとパフォーマンスの向上を同時に実現できます。 Automation PC 910システムで使われている最新世代のCore i シリーズではハイパフォーマンスなデュアルコア、クァッドコアを豊富な選択肢から選べます。 中には、Core i7を使ってもファンレスで稼動可能な低電力バージョンもあります。
Automation PC 910ではファンレス稼動のオプションがある機種を多くご用意しています。 CFastカードと半導体ドライブと合わせれば、PCシステムは回転部分をまったく必要としなくなり、メンテナンスフリーで稼動させるのに非常に大きなメリットとなります。 Automation PC 910の冷却システムは筐体の熱伝導を最適化するため完全に見直しされました。 ファンレス稼動の際に対流を最大化できるよう、Automation PC 910のヒートシンク設計はシミュレーションモデルを使用した詳しい評価プロセスを行って、最適化されています。
ファン付きのハイエンドシステムでは、気流は組込み型冷却ファンを通るようになっています。 プロセッサのサイズが縮小されているので、熱はより小さい面積から発生します。 これを処理するには、ヒートパイプが放熱を最大化するため、もっともよい方法といえます。
B&Rはオーストリアに本社を置くイノベーティブなオートメーションカンパニーで、世界各地に事務所を展開しています。2017年7月より、B&RはABBグループの一員となり、ひとつのビジネスユニットを形成し...
〒 220-0011
神奈川県横浜市西区高島1-1-2 横浜三井ビル