NSTA-Series
巻線回転速度が遅い場合は、テンション値で設定したままのテンション値を維持することが可能ですが、巻線回転速度が上がるにつれ線がテンションに入るまでの抵抗が大きくなってきます。
フィードバックがないテンション装置では、スプールやプーリー、フェルト等が影響し、線速が上がるにつれてテンション値は上昇し、設定したテンション値にプラスされています。
フィードバック付のテンション装置は、テンションに入る前のテンション値が上昇してもテンション内でマイナスさせるように作動しますが、装置のテンション値が0に近づくにつれ動作が不安定になり、やがて0になると制御不能となります。
その後はフィードバック無しのテンションと同じようにテンション値は上昇していき、高速巻線には対応しきれなくなってしまいます。
それに対しサーボテンションNSTAシリーズは、モーターで線を繰り出すシステムなので、テンションに入る前のテンション値は全く無視することができます。
NSTAシリーズは”実際のテンション値=設定したテンション値”が可能になるので、安定したテンション値を得ることができるのです。
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■高速巻線への対応
NSTA-Sの場合線径φ0.01mmからφ0.2mmまでの広範囲にわたって、30m/sec.以上の高速巻線に対応することができるので、生産力の大幅アップが可能です。
■品質の安定
テンション値が安定すると、ルーズターンや断線・ ヒゲ残し等、テンションが原因の巻線の不具合がなくなるので、製品の安定した高品質を維持 することが可能です。
■広い汎用性
スプリングングの交換により、NSTA-S1台で張力0.5g~200gまでの広範囲に使用できます。 この広い汎用性が結果的にコストダウンにつながります。
■テンション減衰の安定
NSTAシリーズを使用す ると、従来のテンションと比較して、確実に安定 したテンション減衰値を 得ることができます。
■アンプ内蔵型STAMタイプは、外部コントローラ無しで直接AC200Vで動作します。
■ テンション取付寸法:L,LL機種はφ16mm、S,M機種はφ16mm /φ28mm どちらも可、XLタイプは台への取り付けになります。
SSタイプ | ■テンション値 ・NSTA-SSF-GRP1:0.5~50g ・NSTA-SSF-G 0.5~90g ■対応線速:Max.20m/sec. ■テンション減衰:○ ■プーリー取付位置:正面 |
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S~200g | ■テンション値 0.5~200g ■対応線速:Max.30m/sec. ■テンション減衰 NSTA-S:× NSTA-SR-G :○ ■プーリー取付位置:横 |
M~500g | ■テンション値 0.5~500g ■対応線速:Max.20m/sec. ■テンション減衰 NSTA-M:× NSTA-MF-G/NSTA-MF-G/:○ ■プーリー取付位置:横 |
L~3000g | ■テンション値 NSTA-L/NSTA-L-GA/NSTA-L-G:250~3000g PTA-L-GA:250~2,000g ■対応線速 NSTA-L/NSTA-L-GA/NSTA-L-G:Max.20m/sec. PTA-L-GA: Max.7m/sec ■テンション減衰 NSTA-L:× NSTA-L-GA/NSTA-L-G/PTA-L-GA:○ ■プーリー取付位置:横 |
LL(NSTA-LL-GAS ) | ■テンション値 250~6,000g ■対応線速 Max.12m/sec. ■テンション減衰:○ ■プーリー取付位置:横 |
XL(NSTA-XL-GA) | ■テンション値 3~15kg ■対応線速 Max.4.5m/sec. ■テンション減衰:○ ■プーリー取付位置:横 |
アンプ 内蔵型 | ■テンション値 STAM-SSF-GRP1:0.5~100g STAM-MF-G:0.5~500g STAM-L-G:250~2,500g ■対応線速 STAM-SSF-GRP1/STAM-MF-G:Max.13m/sec. STAM-L-G:Max.15m/sec. ■テンション減衰:○ ■プーリー取付位置 STAM-SSF-GRP1/STAM-MF-G:正面 STAM-L-G:横 |
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