GPM
近年、FPGAは単にロジックの試作のために使用されるのではなく、様々な他のプロセッサとの組合せやFPGA内にIPを組込むなどにより高機能化したシステムとして、その用途が拡大していることから、FPGAを搭載する基板が増えてきています。
一方で、FPGAが多ピンデバイスであることにより、「ライブラリ登録作業に負荷がかかる」「プログラマブルデバイスという特徴を有効利用することにともなうピンアサイン変更のたびにミスが起こりやすい回路設計・基板設計の連携をいかに取るか」という課題があります。
そこで、GPMは、FPGA/CPLDを用いたPCB設計を効率化するための機能を提供し、FPGA/CPLD設計と回路設計・基板設計のコンカレントな設計プロセスの実現を支援します。
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●パートデータの作成
GPM対応ベンダのFPGA設計ツールで作成されるピンアサイン情報ファイル(Pin-Outファイル)や、FPGAベンダが提供しているBSDLファイルなど各種フォーマットのインポートに対応し、ピン数の多いFPGA部品のパートデータの作成を容易に行うことができます。
●デバイス情報の提供
GPMでは、FPGAベンダが公開しているデバイス情報を元に、FPGA部品のピン情報やI/O規格の互換情報などを収録した「デバイスライブラリ」(※)を提供しています。
ピン情報には、I/Oピンや予約ピンなどのピンタイプやI/Oバンク、差動ペアの情報などが登録されており、対象デバイスを指定するだけで、ピン配置制約を持ったパートデータを作成することができます。
さらに、ピン交換において、I/O規格の互換情報を含めた制約条件の考慮が可能になります。
(※)デバイスライブラリの更新は適宜行われ、弊社サポートWebサイト Zuken Global Supportより情報提供しています。
●設計用ライブラリデータの作成
GPM上で作成したパートデータをCAD設計用ライブラリに直接出力することができます。
バンクや機能単位ごとにファンクション(ゲート)に分割したデータも容易に作成できます。
●ピンアサイン情報の反映
GPMでFPGAを実装する回路データ・基板データを取り込み、ツール上でFPGA部品を管理します。 そのため、GPMを介することで、FPGA設計によるピンアサインの変更をミスなく回路・基板へ反映することができます。
●設計変更管理機能
FPGA設計からの変更に対して、回路設計・基板設計へ反映を行ったかどうかを確認できる機能があり、反映漏れを防止することができます。
主な用途 | 基板とFPGAの協調設計支援ツール |
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URL | http://www.zuken.co.jp/products/detail/fpga.php |
動作環境 | OS環境:Windows Vista, Windows 7, Windows 8.1 CPU:2.0GHz以上のプロセッサ(3.0GHz以上を推奨) メモリ:1.0GB(2.0GB以上を推奨) |
GPMの関連カタログ
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