高速トルクーアナログ変換器

HS-TAC、HS-TACⅡ-DC

簡単設定、各社トルクフランジに対応

トルクフランジからのパルス出力を高速応答でアナログ電圧(±10V)に変換。速度計測用の高速F/Vコンバータとして、入力周波数において1パルス方式を設定すると、入力パルス1周期毎に周波数に比例したアナログ電圧に変換します。
HS-TACⅡは2ch入力で、それぞれトルク-アナログ変換器またはF/Vコンバータとして使用可能です。

【HS-TAC2の特長】
■2ch入出力：速度、偏差(回転ムラ）とトルクを同時に計測
2ch入出力、各ch毎に4つのモード（速度計測モード・トルク計測モード・偏差出力モード・中心周波数自動追従モード）を選択でき、2ch同時に計測(出力)。速度計測モードではHz/rpm表示、トルク計測モードではN･m表示ができます。

■高精度･高速応答によりトルク変動をリアルタイム計測
アナログ出力（0-10V/0-5V/1-5V/±5V/±10V/4-20mA）は、高精度(±0.05%フルスケール)、高速応答(1パルス方式6μs以下)で、急峻なトルク変動を詳細に計測できます。1パルス応答の高速応答のほか、時間平均(20μs～500ms間で11段階)、移動平均も装備し、多様な計測に対応します。
トルクモードでは、中心周波数1Hz～125kHz が設定でき、各社トルクフランジのパルス信号を入力して１N･m～100kN･mのトルク計測が可能です。

■2ch高機能F/Vコンバータ：速度、偏差(回転ムラ）を同時に計測
速度計測モードと偏差出力モード（または中心周波数自動追従モード)で、速度に比例した計測(出力)と回転ムラを同時に計測できます。
A/B相信号を入力でき、逆転計測にも対応します。

■設定値のメモリー機能
8セットの設定値ファイルを保存可能。試験目的に応じた設定値の変更が容易です。

■コンパレータ出力、RS-232C、CANを装備。イーサーネットにも対応(オプション）
コンパレータ出力は2ch(HI/LO)出力でき、RS-232C通信、CAN通信(CAN2.0B 準拠)にも対応。
さらに、オプションでEthernet通信が装備できます。
あらゆる計測対象をアナログで検証するほか、デジタル出力が得られます。耐久性試験･信頼性試験ベンチなどの測定値のモニタリングや、設定値変更が可能です。

■ 電源はDCとAC（アダプタ）
DC9～30V、またはACアダプタでAC100～240Vを供給できます。