SB-1100
β線(ベータ線)を利用した厚さ計(膜厚計)です。シート・板状の物体の厚さ・密度(坪量)を非接触(β線)で測定します。直接厚みを測るのではなく、基準物質との比較によって、厚さ・密度(坪量)を算出します。
一般に、シートの幅方向の厚み分布を測定するのに、スキャナで検出系を搬送して測定します。非接触で厚さを計測する手段としてはレーザー変位計が一般的ですが、レーザー変位計をスキャナに搭載すると、搬送時にレーザー変位計の精度を遙かに下回る精度でしか搬送できないので、結果的に高精度の測定は困難です。
一方、β線厚さ計のように透過減衰によって厚さを見積もる方式では、空気層-サンプル-空気層と透過する間の減衰を測定するのですが、サンプルによる減衰が空気より遙かに大きく、搬送の影響は空気層の厚み変化として現れるのみで、影響は軽微です。従って高精度で測定することができるのです。
1. 元素に依存することなく、坪量が測定できます。
1. 資格や管理区域の設定が不要(表示付認証機器)
2. 検出部、β線源部がコンパクト・軽量で狭いラインにも設置可能
主な用途 | ・プラスチックフィルム(多層押出フィルムなど) ・電池電極(リチウムイオン電池(負極・正極)、ニッケル水素電池など) ・ガラス繊維クロス ・セラミックスシート ・銅箔、アルミ箔、ステンレス箔 などの連続計測。 |
---|---|
URL | http://www.nanogray.co.jp/products/SB.html |
ナノグレイは複数の会社からスピンアウト・スピンオフした技術者の集団です。 縁あって、放射線応用計測に関わる技術者が複数の会社から集結しました。 何れもかつて大企業の技術者だった人達です。 ガンマ線密度...
〒 562-0035
大阪府箕面市船場東1-11-16 Y'sピア箕面船場 3F