一点しか無いレンズ肉厚を、探して測る。非接触レンズ中心厚測定機
昨今の画質は8Kへ移行し、レンズには厳密な中心厚が規定されています。一般に肉厚誤差は球面収差に関与し、小径では焦点変動に繋がります。
しかし正確な中心肉厚の測定手法でありませんでした。本装置ではこの難問を「非接触で探して測る」事によい解決。
この度その集大成として幾多の新機能を搭載しました。
測定方法
高輝度マルチカラー共焦点変位計と高精度Z軸変位用エンコーダーを駆使。
独自の肉厚解析方式HYPAS(ハイパス)「Hybrid Peak Analysis System」で自動検出。
測定誤差
測定誤差は基準の構成ゲージ厚から遠くなる程増えます。この影響を抑えるため、一度ゲージ厚を薄い方から厚い方まで全て測り誤差量を調べます。
ここから最適誤差直線を算出し、誤差成分を減算して最終的に、測定値≦構成ゲージ厚±2μを達成しました。
レンズ肉厚測定の正確性を示す
レンズ肉厚測定ではマスターレンズが存在しません。
ではどうすれば正確性の検証できるか?それは正確な直径が出ている鋼球で測ることで可能となります。
小径レンズ用測定機能
小径レンズの測定ニーズも高いです。こちらはサンプル保持方法が重要であり、専用ホルダーを介して測ります。
又サンプルが小さいため、センタリングがズレる場合もありますがステージ側で位置修正する機能があります。
ΔH測定機能
これまでΔH量は非接触式で測る手段がなく、一般的にデプスゲージという接触式測定しかありませんでした。
CTgaugeではこの課題を非接触式で解決しました。
サンプルセンタリング修正ソフト
小径レンズの場合、サンプルセンタリングが難しいです。
僅かな位置ズレをステージ側で補正する機能を備えました。
粗面測定
肉厚測定は研磨加工の初期段階で必要です。
この状態では面は粗面ですがそれでも測れるのが大きな特徴です。
サンプル衝突防止ソフト
サンプルの反射率次第では変位計がサンプルに異常接近する場合があります。
この動きを防ぐため、予めサンプルの高さ情報を入力し、変位計の衝突を防止させる機能を持っています。
検査証明書
生産管理に必要なサンプルの精度許容値に対する合否判定書が作成できます。
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