KE6910は、2K解像度に対応したデュアルリンクDVI-D IP-KVMエクステンダーです。この製品は、IPベースのトランスミッター(KE6910T)と、レシーバー(KE6910R)から構成されています。KE6910は、リモートUSBコンソール(USBキーボード、USBマウス、DVIモニター)からイントラネットを介してPCへのアクセスを実現する製品のため、ユーザーはPCをワークステーションから離して、安全で空調管理された環境にセットアップすることができます。
KE6910は、トランスミッター側とレシーバー側にDVIディスプレイを各1台接続し、遅延を最小限に抑えながら、ロスが極めて少ないビデオ圧縮品質で伝送します。本製品は航空管制などで広く用いられている2K×2Kのビデオ解像度(2048×2048@60Hz)を含む、最大2560×2048 @50Hzの解像度に対応しています。
KE6910はRJ-45ポートまたはSFPスロットを介しての接続に対応しており、トランスミッターとレシーバーは、相互に直接接続することが可能です。また、メタルLANケーブルや光ファイバーケーブルを使って高速ネットワーク経由で接続することも可能で、サーバーに対して24時間365日リモートアクセスできる環境を提供します。SFPスロットを介して接続する場合、本製品は1Gbps SFPファイバーモジュール拡張に対応しているため、光ファイバーネットワーク経由で接続した場合、最大10km延長することが可能です。また、KE6910は、冗長化用の二重電源に対応しています。
KE6910は卓上設置とラックマウント(リア側に0Uサイズでマウント)の両方に対応しています。1対1、1対多、多対1での通信に加え、KEマトリックス管理ソフトウェア(CCKM)と併用した場合は、KVM over IPマトリックスシステムに組み込んで多対多の通信も可能です。
KEマトリックス管理ソフトウェア(CCKM)と併用した場合、KE6910は認証ロック、高速切替、冗長接続、切断警告、マルチスクリーンコントロール、プッシュ&プル、ビデオウォール、マルチディスプレイ、プロファイルスケジューリングといった、さらに高度な機能をご利用いただけます。
これ以外の機能としては、同一サブネット上に配置された全KEエクステンダーの自動検出、ユーザーネーム/パスワードによる認証や権限設定、切替や共有が行える機能を備えています。セキュリティ対策の機能としては、AES暗号化やRADIUS、LDAP、AD等のリモートユーザー認証機能を搭載しています。さらに、ケーブルの種類(ストレート/クロス)を自動判別するAuto-MDIX機能やOSD、RS-232にも対応しています。
コンピューターアクセスの監視、操作、制御、そして延長のいずれの点においても、KE6910は多様化する作業環境やワークステーションの設定に合わせて自由に構成できる製品です。このため、データセンターに限らず、テレビ局やポスプロ等の放送業界、コントロールルーム、工場等の幅広い分野において、PCからコンソール間の距離を気にすることなく、任意の場所に設置したい場合にご活用いただけます。
注意:KEを9台以上(T+Rの合計)ご使用の場合は、有償版CCKMが必要となります。
メーカー | ATENジャパン |
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シリーズ | Altusen |
メーカー製品情報ページ | https://www.aten.com/jp/ja/products/kvm/kvmエクステンダー/ke6910/ |
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