低変色性抗菌剤「ゼオミック® LJ10D-CP」

低変色性 抗菌剤 「ゼオミック® LJ10D-CP」 抗菌成分である銀含有量が高い品番（従来品）を樹脂成型品に添加した場合、光や樹脂添加剤と反応し、 経時変色が促進される課題があります。 今回開発した低変色樹脂添加抗菌剤であるゼオミック®LJ10D-CPは、従来品をカプセル化することで抗菌性を 低下させずに、大幅に経時変色（耐候変色性、熱履歴変色性）を改善することに成功しました。 ■ 「ゼオミック® LJ10D-CP」の特徴 ⚫ 抗菌性を損なわず、大幅に耐候変色性、熱履歴変色を改善 樹脂成型品の経時変色が従来品に比べてΔE値で 60～90%改善します。 ⚫ オレフィン以外の樹脂との相性が向上 LJ10D-CPは従来品に比べて AS樹脂や ABS樹脂等のオレフィン以外の 抗菌性が大幅に向上し、低添加でも高い抗菌効果が得られます。 ■ 製品 粒子サイズ 製品名 D50[μm] 平均粒子径[μm] LJ10D-CP 7 ～ 10 8 ～ 12 ■ 耐候試験, 熱履歴変色試験結果（自社基準） ■PP樹脂（50mm×50mm）サンプルを 以下条件で試験を実施 [5分熱履歴] 射出成型前の可塑域で 5分間滞留 [窓貼り] 太陽光が当たる窓に貼り付け 220日静置 [室内光] 室内光が当たる場所に 220日静置 [キセノン] 放射照度Ｅ(Ｗ／ｍ2)：500, 72時間静置 （間欠照射を実施） キセノン変色 72時間 窓貼り変色試験 220日 室内光変色 220日 ① ② ③ ④ ① ② ③ ④ ① ② ③ ④ ① Blank, ②0.3% 従来品, ③0.3% 銀系抗菌剤, ④0.3% LJ10D-CP添加 株式会社シナネンゼオミック URL: https://www.zeomic.co.jp/

低変色性 抗菌剤 「ゼオミック® LJ10D-CP」 ■抗菌試験結果 [JIS Z 2801 簡易試験, 試験実施機関：当社微生物試験ラボ] *生菌数：cfu/cm2 PP樹脂 細菌 A (グラム陽性菌) 細菌 B (グラム陰性菌) 生菌数 抗菌活性判定 生菌数 抗菌活性判定 Blank E4 － E6 － 0.3% LJ10D-CP添加 ND A ND A AS樹脂 細菌 A (グラム陽性菌) 細菌 B (グラム陰性菌) 生菌数 抗菌活性判定 生菌数 抗菌活性判定 Blank E4 － E6 － 0.3% LJ10D-CP添加 ND A ND A ABS樹脂 細菌 A (グラム陽性菌) 細菌 B (グラム陰性菌) 生菌数 抗菌活性判定 生菌数 抗菌活性判定 Blank E4 － E6 － 0.3% 従来品添加 E4 C ＞E6 C 0.3% 銀系抗菌剤添加 E4 C E6 C 0.3% LJ10D-CP添加 ND A ND A [抗菌活性判定] A：無加工品と加工品の菌数の差が 3桁以上, B：無加工品と加工品の菌数の差が 2桁以上, C：無加工品と加工品の菌数の差が 1桁以上 ■抗ウイルス試験結果 [ISO21702, 試験ウイルス ：ウイルス A（エンベロープあり）] PP樹脂 ウイルス感染価 抗ウイルス [log(PFU/cm2)] 活性値 Blank 4.95 － 3%従来品添加 ＜0.80 ≧4.2 3% LJ10D-CP添加 ＜0.80 ≧4.2 PP樹脂初期プレート 試験実施機関：日本繊維製品品質技術センター 接種直後濃度：5.76Log(PFU/cm2) ABS樹脂 ウイルス感染価 抗ウイルス Blank 3% LJ10D-CP [log(PFU/cm2)] 活性値 Blank 5.84 － 3% LJ10D-CP添加 4.36 1.5 5% LJ10D-CP 5% LJ10D-CP添加 1.11 4.7 試験実施機関：神奈川県立産業技術総合研究所 接種直後濃度：5.41Log(PFU/cm2) ABS樹脂初期プレート ※掲載のデータは、すべての材料の特性に関するものであり、商品、物品の性能を保証するものではありません。 ※抗菌・抗ウイルス効果については、すべての細菌やウイルスに対する効果を発現することを保証するものではありません。 また、感染の予防を保証するものではありません。 ※薬機法(医薬品・医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に従い、特定の細菌名及びウイルス名を表記しておりません。 株式会社シナネンゼオミック URL: https://www.zeomic.co.jp/