富士フイルムは、コア事業であった写真フィルムの需要が激減した2000年以降、全社一丸となって事業構造の転換を進め、現在では複数の成長事業分野を持つ企業に生まれ変わりました。現在、医療機器や機能性化粧品、サプリメント、医薬品、そして再生医療などからなる「ヘルスケア」、フラットパネルディスプレイ用フィルムなどの「高機能材料」、印刷版材料や機器の「グラフィックシステム」、放送用レンズやセキュリティ用レンズなどの「光学デバイス」、デジタルカメラやインスタントカメラ「チェキ」、フォトブックなどの「デジタルイメージング」を重点事業分野と定め、積極的な設備投資、M&A、研究開発投資を推し進めています。
成長事業と位置付ける「ヘルスケア」事業分野では、医療ITシステム、内視鏡、超音波診断装置に注力しています。また、機能性化粧品、サプリメントに加え、抗がん剤やアルツハイマー治療薬など画期的な医薬品の開発、再生医療の実用化の最先端にいるなど、「予防」「診断」「治療」の領域をトータルにカバーする総合ヘルスケアカンパニーとして幅広く事業を展開しています。同じく成長分野である「高機能材料」事業分野においては、フラットパネルディスプレイ用フィルムなどの既存製品に加え、タッチパネル用センサーフィルムや太陽電池用バックシートなど変化する時代のニーズにこたえる競争力のある新製品の継続的な投入により事業拡大を図っています。
当社は、精緻な化学反応をコントロールするファインケミストリーにはじまり、メカトロニクス、オプティクス、エレクトロニクス、ソフトウエア、そして各種の生産技術など、多様かつ独自性の高い専門技術を保有しています。これらのユニークな技術を、幅広い分野に応用展開し、新たな製品、ビジネスの提供を通じて、人々の生活の質の向上に寄与していきたい。これが、当社の企業活動のベースとなっている企業理念です。コーポレートスローガン「Value from Innovation」の下、社会課題の解決を事業成長の機会と捉え、常にそのための新しい価値創出に取り組んでいく、当社の製品・サービスにご期待下さい。
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