アジアで初めて開催された東京オリンピックの余韻が残っていた昭和39年(1964年)年末、アイコムはアマチュア無線機の第一号機を開発、販売を始めました。その後、世界各地に販売網を作り上げるとともに陸上用、海上用、航空機用などの業務無線機、さらに無線LAN機器、IP電話システムなどへと業容を拡大してまいりました。この業容の拡大を通してアイコムが一貫して念頭においてきたことは「技術」の重視でした。製造業にとっての「技術」には「商品開発技術」と「製造技術」が要求されますが、アイコムはこの2つの技術を磨いてまいりました。社是に「常に最高の技術集団であれ」を掲げているのはこのような理由からです。
アイコムが現在手がけているこれらの事業領域は「無線通信」分野として共通しております。モールス信号の伝達から始まった「無線通信」ですが、現在では音声、データ、映像を伝送する最先端技術の一つとなりました。また、有線伝送を補完する分野にまで拡大の兆しを見せ、さらに、今後、急速に進展するデジタル化により、従来考えられなかった事業が無線通信により可能となりつつあります。アイコムはデジタル化技術、製品開発では国内外の先端を走っており、有利な地位に立てるものと期待しております。
アイコムはこのように無線通信技術を基盤として、経営拡大を進めてまいりますが、無線通信のみに固定した考えをもっているわけではありません。これまで蓄積してきた関連技術と高品質経営により、発展が予想されるIT(情報技術)社会に貢献いたします。
会社名 | アイコム株式会社 (あいこむかぶしきがいしゃ)
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所在地 |
〒 547-0003 大阪府大阪市平野区加美南1-1-32 |
資本金 | 70億8,122万円 |
設立 | 1964年7月 |
FAX | 06-6793-5316 |
WEBサイト | http://www.icom.co.jp |
業種 | 通信業 |