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このカタログについて
ドキュメント名 | トルク演算表示機 TQ-5300 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 2.1Mb |
関連製品 | |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社小野測器 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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C1
Torque Meter
トルク演算表示器
TQ-5300
ディジタル出力で高精度を実現
https://www.onosokki.co.jp/
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トルク演算表示器
TQ-5300
Torque Meter
高精度・高速応答を実現
フランジ型高剛性トルク検出器の性能をいかす
高精度ディジタル出力
ディジタル出力を使用することにより、トルク検出器本来の精度をそのまま出力することができます。
ディジタルインタフェース搭載により、解析に必要なエンジン回転速度、車速、燃費等のデータ形式の共通化が
できます。
ディジタルインタフェース(オプション) トルク エンジン回転
・EtherCAT®(型名:TQ-0535)
・PROFIBUS(型名:TQ-0534)
・CAN(型名:TQ-0533)
・RS-232C(型名:TQ-0532)
車速
燃費
時間[s]
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トルク[N・m]
車速[km/h]
エンジン回転[r/min]
燃費[g]
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高速応答でアナログ出力 回転速度アナログ出力搭載
フランジ型高剛性トルク検出器は、検出したトルク トルク・回転速度値を同時にアナログ出力できます。
量に応じて検出器からの信号出力周波数が変化 オプション(型名:TQ-0531)を使用することに
します。トルク演算表示器は、検出したトルク量に より、トルク2CHの出力が可能となります。
相当する周波数を1周期毎に演算し、高速応答で 例えば、制御用と記録用の出力を使い分けたい場
アナログ出力します。高速応答のアナログ出力は 合に1台の演算表示器で出力することができます。
変動の激しい過渡トルクに追従し、より最適な
制御を可能にします。
アナログ出力 アナログ出力
トルク
2,000 N・m 回転速度10 v 2,000 r/min 10 v
0 N・m 0 v
アナログ出力 -2,000 N・m -10 v 0 r/min 0 v
トルク出力 切り替え
制御/記録と分けたい (オプション)
入力信号+5 μs以内の 2,000 N・m 10 v
高速応答 0 N・m 0 v
-2,000 N・m -10 v
マルチレンジ計測機能に対応 TQ-1000/2000 シリーズに対応
異なるトルク容量の計測をする場合、トルク容量 TQシリーズフランジ型高剛性トルク検出器と接続
に応じたトルク検出器に交換する必要がありまし できます。
たが、オプションのマルチレンジ機能(型名: 軸受けのない薄型フランジタイプで、回転軸に
TQ-0536)を使用することによりトルク検出器を 直接取りつけることができ、省スペースです。
交換することなく、1台のトルク検出器で複数の TQ-2000シリーズにおいては、EV/HEV駆動用
トルク容量を設定することができます。 モータなど高速回転が必要なモータトルク試験
※マルチレンジ搭載時は、ご注文前に打合せが必要となります。 などに適したトルク検出器です。
・異なるトルク容量が最大3レンジ設定可能
・メニューまたは外部インタフェースから切替え可能
・外部インタフェースからのレンジ切替えの場合、
設定している レンジと実際の設定レンジを確認
できるため誤測定防止
使用するトルク検出器に交換が必要 1台のトルク検出器とトルク演算表示器で計測
2 kN・m
2 kN・m
1 kN・m
1 kN・m 500 N・m
トルク演算表示器 2 kN・mで決定
PLC
500 N・m 2 kN・mに設定
トルク容量に されている TQ-1000シリーズ TQ-2000シリーズ
合わせて交換 入出力確認で誤計測防止 (標準回転仕様) (高速回転仕様)
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トルク演算表示器
TQ-5300
Torque Meter
演算表示器の機能で計測をサポート
出力データ
出力データは、表示値、アナログ出力、ディジタル出力があります。トルク値は、瞬時値、ローパスフィルタ、
移動平均から選択でき、回転速度値は、瞬時値、移動平均から選択できます。解析用途に合わせた選択が
可能です。
コンパレータ出力 定格トルク 2000 N.m 使用の場合
定格トルク110%
.
設定したトルク値以上になると接点出力し、インター 2200 Nm CH32000 N.m CH2
ロックとして使用することができます。
設定値を自由に入力可能な2CHとトルク容量の最大 1000 N.m CH1
値110%を超えると出力する1CHの合計3CH出力で CH3 ON
す。自由に設定可能な2CHは、回転速度出力にも割り CH2 ON
当てることができます。 CH1 ON
定格トルクの110%を超えた場合
●コンパレータON時(一段) ●コンパレータON時(二段)
計測・設定画面
計測表示画面は、トルク値またはト ●メイン表示 ●コンディション設定時
ルク値&回転速度表示の選択が可
能です。
計測値の他に、キーロック状態やコ
ンパレータ出力状態も表示します。 ●二段表示(トルク,回転速度) ●通信インタフェース選択時(オプション)
設定画面は、メニュー形式で機能
の設定が簡単にできます。
ディジタル出力接続構成
●EtherCAT搭載時 ●PROFIBUS搭載時 ●CAN,RS-232C搭載時
PLC など
EtherCAT マスター PROFIBUS マスター CANロガーなど
※CAN,RS-232Cについては、個別搭載および同時搭載が可能です。
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アプリケーション
エンジンテストベンチの例
エンジンベンチで仮想負荷を忠実に再現するためのデータを提供します。
ディジタルインタフェースを搭載したTQ-5300を使用することにより高精度・高速応答のトルクデータを
得ることが可能となります。 TQ-5300
トルク検出器
低慣性動力計
動力計制御盤
軸受けのない薄型フランジタイプで回転軸に直接取り付けできます。
滴下潤滑装置など潤滑用の付帯装置が不要です。
エンジンの耐久試験から効率試験まで、マルチレンジ機能により一台のトルク検出器で測定可能です。
試験内容により、トルク値に合わせた検出器を取りつけることがないため、状態を変えずに安定した
計測になります。
TQ-5300
耐久試験: 1 kN・m
効率試験: 500 N・m
モータ内蔵HEV
トランスミッション 低慣性動力計
低慣性動力計 低慣性動力計
トルク検出器 動力計制御盤
耐久試験:5 kN・m 耐久試験:5 kN・m
効率試験:2 kN・m 効率試験:2 kN・m
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トルク演算表示器
TQ-5300
Torque Meter
TQ-1000/2000 シリーズ トルク検出器
エンジンや駆動系の変動トルクを測定
変動の激しいトルクも正確に測定
高精度
・ 直線性(ヒステリシスを含む):±0.02 % / F.S.
( TQ-1000+高精度仕様(オプション)
±0.05 % / F.S.
( TQ-1000/2000標準仕様)
・ トルク容量 :50 N・m~5 kN・m TQ-1000シリーズ TQ-2000シリーズ(標準回転仕様) (高速回転仕様)
・ 回転速度 :0~25,000 r/min
( 高速回転仕様:オプション)
高剛性で高速応答 他社に比べ最高の剛性
検出器ねじれ部の剛性が高く、速いトルク変動を ・ 制御に重要な応答性と耐久性のスペックと
正確に測定することができます。 なるねじり剛性が高い
・ 限界曲げモーメントが大きいので、共振点が
高く、計測範囲に影響を及ぼすことなく安心です。
優れた温度特性(オプション) 短期間でメンテナンス
温度変化による影響度を小さくし精度良く測定する 製造・修理が国内拠点となりますのでお客様のスケ
ことができます。 ジュールに合わせた迅速な対応ができます。
【10℃あたりの誤差】
標準 オプション使用時
・ スパン ±0.1 % /F.S. ⇒ ±0.015 % /F.S.
・ ゼ ロ ±0.05 % /F.S. ⇒ ±0.015 % /F.S.
接続可能トルク検出器 回転検出歯車
型名 定格トルク ねじり剛性 定格回転速度 型名 用途 パルス数(N・m) (kN・m/rad) (r/min) TQ-0201 TQ-1505、1106用 120 P/R
TQ-1505 50 180 15,000 TQ-0202 TQ-1206用 120 P/R
TQ-1106 100 230 15,000 TQ-0203 TQ-1506、1107用 180 P/R
TQ-1206 200 500 15,000 TQ-0204 TQ-1207用 180 P/R
TQ-1506 500 1,300 12,000 TQ-0205 TQ-1507用 180 P/R
TQ-1107 1,000 1,950 12,000 ※TQ-2206およびTQ-2506の回転検出歯車は本体に付属しています。
TQ-1207 2,000 4,900 10,000 ( TQ-2206:120 P/R、TQ-2506:180 P/R)
TQ-1507 5,000 12,000 8,000
TQ-2206(H) 200 270 22,000(25,000)
TQ-2506(H) 500 700 22,000(25,000)
※( )はオプションでの回転速度仕様
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JCSS 校正サービス
小野測器は、長年に亘る計測機器メーカとしての経験とノウハウに加え、「ISO 9001品質マネジメントシ
ステム」及び「ISO/IEC17025校正を行う能力に関する一般要求事項」をベースとして、信頼性の高い、高
度な校正サービスを提供しております。小野測器は、「計量法第143条の計量法校正事業者登録制度
JCSS(Japan Calibration Service System)」により製品評価技術基盤機構(NITE)から5つの登録区分で
登録・認定された校正事業者です。
□登録区分
・「音響・超音波」 (2005年12月)
・「振動加速度」 (2012年12月)
・「トルク」 (2013年 5月)
・「流量・流速」 (2014年11月)
・「電気(直流・低周波)」 (2015年6月)
さらに小野測器のJCSS校正は、国際MRAに対応しておりますので、ilac-MRAマークの付いた
校正証明書を発行することができます。
*JCSS校正サービスについての詳細は弊社HPをご参照ください。
https://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/calibration.htm
株式会社小野測器品質保証ブロック品質保証グループは
*校正可能容量: 50 N・m以上5,000 N・m以下 国際MRA対応JCSS認定事業者です。
JCSS0170は当品質保証ブロック品質保証グループの
*ilac:International Laboratory Accreditation Cooperration 認定番号です。
トルク検出器校正装置
本校正装置は、国家計量標準と同等の精度を有した高精度な校正装置です。
最高測定能力(不確かさ)が高い実荷重式を採用しています。
トルク検出器、計測機器、解析処理、JCSS校正まで計測に必要な全てを提供します。
反動軸受 モーメントアーム
静圧空気軸受
供試品
連鎖式錘
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仕様
入力部 規格 RS-232C準拠
入力形式 ラインドライバ入力 通信インタフェース ボーレート 9600/38400 bps
トルク 入力周波数範囲 1 kHz ~ 25 kHz RS-232C(オプション) 通信方式 調歩同期全二重モード
コネクタ D-sub 15PIN (メス) コネクタ HR12-10R-8SD (ヒロセ電機製)
適合検出器 TQ-1000シリーズ、TQ-2000シリーズ プロトコル CAN Ver2.0B適合
適合検出器 MP-981、MP-9820 ボーレート 125 kbps/250 kbps/500 kbps/1 Mbps
回転速度 入力周波数範囲 1 Hz ~ 100 kHz
通信インタフェース 出力更新周期 OFF/1 Hz/2 Hz/5 Hz/10 Hz/20 HZ/100 Hz/1 kHz
入力信号振幅範囲 HIGHレベル +5 V ± 0.5 V、LOWレベル 0.5 V以下 CAN出力(オプション) 出力項目 トルク値/回転速度値
コネクタ R03-R6F (多治見無線製) コネクタ D-sub 9PIN(オス)
表示部 プロトコル ProfibusDPスレーブ
表示桁数 極性 +5桁 (小数点を除く)
トルク 通信インタフェース ボーレート
9.6 kbps/19.2 kbps/93.75 kbps/187.5 kbps/500 kbps/
単位 N・m / kN・m 1.5 Mbps/12 Mbps
精度 ±0.008 %/F.S. ± 1カウント PROFIBUS(オプション) 出力項目 トルク値、回転速度値、設定項目(CAPACITY, FACTOR)
表示桁数 極性 +5桁 コネクタ D-sub 9PIN(メス)
回転速度 単位 r/min プロトコル IEC61508に準拠
精度 表示値 × (±0.01 %) ± 1カウント以内 通信インタフェース ボーレート 10 Mbps,100 Mbps
出力部 EtherCAT(オプション) 出力項目 トルク値、回転速度値、設定項目(CAPACITY, FACTOR)
出力形式:電圧出力 0 ~ ±10 V/F.S. コネクタ RJ45 Ethernet Connector Channel0, Channel1
アナログ変換方式:周期変換方式 通信インタフェース搭載形態 各通信オプションの同時搭載は不可
(1周期毎に周波数に換算し、アナログ電圧に変換) ただし、RS-232CとCANの組み合わせのみ同時搭載可能
トルク 2CH切替(オプション):2CHの出力項目をトルクと回転速度から選択可能 一般仕様
アナログ変換時間:1周期+5 μs以内 電源電圧 DC24 V(18 ~ 30 V)
最小許容負荷:100 kΩ 消費電力 20 VA以下 (センサ接続時、オプション除く)
アナログ出力 精度:±0.05 %/F.S. 使用温度範囲 0 ~ +50 ℃
コネクタ:D-sub 9PIN (オス) 使用湿度範囲 20 ~ 80 %( ただし結露なきこと)
出力形式:電圧出力 0 ~ ±10 V/F.S. 保存温度範囲 -10 ~ +60 ℃
アナログ変換時間:1 ms以内 保存湿度範囲 20 ~ 85 %( ただし結露なきこと)
回転速度 最小許容負荷:100 kΩ 外形寸法 170(W)×49(H)× 150(D)mm (突起部除く)
精度:±0.3 %/F.S. 質量 約 700 g
コネクタ:D-sub 9PIN (オス) 低電圧指令 2014/35/EUEN61010-1 クラス1
出力項目:トルク検出器のパルス出力を波形整形して出力 CE マーキング EMC指令 2014/30/EUEN61326-1 クラス1 工業環境
出力形式:オープンコレクタ出力に 330 Ωの抵抗+5 Vにプルアップして出力 RoHS指令 2011/65/EUEN50591
トルク パルス幅:センサの出力幅による FCC CFR47 Part15 SubpartB クラスA
最小許容負荷:10 kΩ 取扱説明書 : 1式 REMOTE用コネクタ : 1個
パルス出力 コネクタ:D-sub 9PIN (オス)
付属品 DC電源入力コネクタ : 1個 ゴム足 : 4個
出力項目:回転速度検出器のパルス出力を波形整形して出力 アナログ・パルス出力コネクタ: 1個
出力形式:オープンコレクタ出力に 330 Ωの抵抗+5 Vにプルアップして出力
回転速度 パルス幅:センサの出力幅による
最小許容負荷:10 kΩ
コネクタ:D-sub 9PIN (オス)
インタフェース部 オプション
回転方向選択
接点入力 CW/CCWのトルクゼロ点の切替
CCW時接点クローズ 型 名 名 称
外部入力項目 トルクゼロ補正値取得開始 TQ-0531 アナログ出力切替機能
接点入力 外部接点より自動的に無負荷時のトルク表示を0とする機能 TQ-0532 RS-232C通信機能
設定コンディション切替 TQ-0533 CAN出力機能
REMOTE 3コンディションから外部入力信号により切替(オプション) TQ-0534 PROFIBUS通信機能
READY TQ-0535 EtherCAT通信機能
接点出力 トルク計測状態時、接点がクローズ
コンパレータ TQ-0536 マルチレンジ機能
外部出力項目 接点出力 3ch (任意設定警報 2ch 、内部固定 1ch) TQ-0811 リモートケーブル 2 m
コンディション設定確認 TQ-0821 アナログ・パルス出力ケーブル 2 m
オープンコレクタ出力 2ch (有効なコンディションを2ビットで出力) CT-0673 パネル取付金具
外観図
4-M3 (単位:mm)
パネル取付金具 (対面含むオプション取付用ネジ穴)
170
195 29.5
231 (5) 150 (11)
208 +1-0
4-M5
182 +1-0
通信インターフェース非搭載時 パネル取付金具(オプション品)使用時のパネル推奨寸法
EtherCAT®は、ドイツBeckhoff Automation GmbH によりライセンスされた特許取得済み技術であり登録商標です。
EtherCAT® is registered trademark and patented technology, licensed by Beckhoff Automation GmbH, Germany.
お客様へのお願い 当社製品(役務を含む)を輸出または国外へ持出す際の注意について
当社製品(役務を含む)を輸出または国外へ持出す場合は、外為法(外国為替及び外国貿易法)の規定により、リスト規制該当品であれば、経済産業大臣へ輸出許可申請の手続きを
行ってください。また非該当品であれば、通関上何らかの書類が必要となります。尚、非該当品であってもキャッチオール規制に該当する場合は、経済産業大臣へ輸出許可申請が必要と
なります。お問い合わせは、当社の最寄りの営業所または当社輸出管理担当窓口(電話045-476-9707)までご連絡ください。
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ホームページアドレス https://www.onosokki.co.jp/
E‒mailアドレス webinfo@onosokki.co.jp
CAT.NO. 230-02 Printed in Japan 175( KB)3K '17.5月改訂
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