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【特注事例付き】メーカーが解説!2つのろ過装置の違いがわかる資料
MONOVATEでは吸引ろ過容器【QR-100M】と加圧ろ過容器【PR-FP】という二つのろ過容器をラインナップしています。
その名のとおり、この2機種の違いはろ過の方式が異なる点にあります。
それを含め、この2台にはどのような違いがあるのかご説明します。
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目次
吸引ろ過・加圧ろ過 4つの違い
【1】ろ過方式・精度と設備
【2】フィルター
【3】ろ過面積
【4】投入・排出方法
まとめ
ろ過容器のオーダーメイド事例
このカタログについて
ドキュメント名 | 【解説資料】吸引ろ過容器と加圧ろ過容器 選ぶための4つのポイント |
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ドキュメント種別 | ハンドブック |
ファイルサイズ | 1023.3Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | MONOVATE(旧日東金属工業)株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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吸引ろ過容器
と
加圧ろ過容器
選ぶための4つのポイント
2種類のろ過容器の違いを
メーカーが解説!
オーダーメイド
事例付き
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MONOVATEでは吸引ろ過容器【QR-100M】と加圧ろ過容器【PR-FP】という二つのろ過容器をラインナップして
います。
その名のとおり、この2機種の違いはろ過の方式が異なる点にあります。
それを含め、この2台にはどのような違いがあるのか、この資料でご説明します。
目次
吸引ろ過・加圧ろ過 4つの違い
【1】ろ過方式・精度と設備 3
【2】フィルター 4
【3】ろ過面積 5
【4】投入・排出方法 5
まとめ 6
ろ過容器のオーダーメイド事例 7
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【1】ろ過方式・精度と設備
【QR-100M】吸引ろ過容器 【PR-FP】加圧ろ過容器
一つ目の大きな違いは「ろ過方式」です。
その名のとおり、下記のように方式が異なります。
吸引ろ過容器【QR-100M】:吸引ろ過(減圧ろ過)
加圧ろ過容器【PR-FP】:加圧ろ過
この違いにともない、必要になる設備も異なります。
吸引ろ過容器【QR-100M】:真空ポンプ
加圧ろ過容器【PR-FP】:エアー設備
QR-100Mはポンプと接続し、容器内の空気を抜くことによってホッパー内に投入した材料をろ過します。ホッパーを
外しヘルール部を閉止すれば、簡易的な真空脱泡にもお使いいただけます。
一方、PR-FPはあらかじめ設置する施設内にエアー設備が設けられている必要があります。本容器とその設備とを
接続し、エアーを供給することによって、容器内に投入した材料をろ過する方式です。
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【2】フィルター
フィルターには下記の違いがあります。
吸引ろ過容器【QR-100M】:100メッシュのキャッチネット(標準仕様)
加圧ろ過容器【PR-FP】:ろ紙(標準仕様)
標準仕様の場合、それぞれ上記のフィルターを使用します。
【QR-100M】吸引ろ過容器 【PR-FP】加圧ろ過容器
そのため、PR-FPでは都度ろ紙を用意する必要があるのに対し、QR-100Mではろ紙を用意する必要はないもの
の、都度フィルターを洗浄する必要性があります。
ろ紙よりも100メッシュのキャッチネットのほうが目は粗いので、果汁の種を取り除くなど、ろ過の速度を速めたい
ような目的の場合にはQR-100Mが適しています。
一方で、ろ紙を使用してより細やかなろ過のできるPR-FPは、化学・化粧品などの製造現場にて、何かを強制的に
ろ過したいような場合に適しています。ただし、ろ紙の粗さが適当なものでない場合には、ろ紙が裂ける可能性も
ありますので注意が必要です。
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【3】ろ過面積
ろ過面積は、一度に投入できる量やろ過に要する時間などに影響してきます。
吸引ろ過容器【QR-100M】:小さい(標準仕様で約18cm^2程度)
加圧ろ過容器【PR-FP】:大きい(標準仕様で379~754cm^2程度)
QR-100Mはろ過面積が小さいので、特に液体に対して固体の量が多い場合には、一度に投入する量を調整する
必要があります。場合によっては目詰まりしてしまう可能性もあるでしょう。ろ物が少ないものに適しています。
PR-FPは比較的大きいろ過面積となっているため、ろ物の目詰まりを防ぎながらスムーズなろ過を行えます。ろ物
が多くても安心してお使いいただけます。
【4】投入・排出方法
ろ過したい材料の投入方法と、ろ液をどのように排出するかにも違いがあります。
吸引ろ過容器【QR-100M】:ホッパーから連続投入→蓋を開けて排出(受け容器内に一度貯蔵)
加圧ろ過容器【PR-FP】:バッチ投入→容器下部から排出
【QR-100M】吸引ろ過容器 【PR-FP】加圧ろ過容器
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QR-100Mはホッパーから材料を連続投入できます。
ろ過時にホッパーと容器との接続部を閉止する必要もないので、連続してホッパーに投入することが可能です。
ただし、ホッパーに接続されている容器の中に受け容器があり、そこにろ液が排出されるので、連続してろ過でき
る量は受け容器の貯蔵可能量までとなります。
一方、PR-FPはバッチ投入になります。
ろ過時は投入口を閉止する必要があるため、QR-100Mのように連続投入はできません。排出は容器下のヘルー
ルから排出されるので、ホース接続をして別の設備等にそのまま供給することができます。
まとめ
この資料でご説明した違いをまとめると、以下の表のようになります。
ろ過方式 吸引ろ過(減圧ろ過) 加圧ろ過
設備 真空ポンプ エアー設備
フィルター 100メッシュのキャッチネット ろ紙
ろ過面積 小さい 大きい
投入・排出方法 連続投入→受け容器に排出 バッチ投入→下部ドレンから排出
まずは、取り扱う材料が加減圧により変質しないかを確認します。それにより加減圧のいずれにより影響がある
場合(影響を許容できない場合)には、その影響が出ない方式のものを選択します。
いずれの影響も問題がない場合には、ろ物の量で検討します。ろ物が多い場合、QR-100Mでは目詰まりを起こし
てしまう可能性があるので、PR-FPのほうが適しているといえます。また、設置予定の施設にエアー供給設備があ
るかどうかも、選定を左右するでしょう。
ろ過容器の選定にお悩みの場合には、お気軽にお問い合わせください。最適なろ過容器の選定をサポートいた
します。
また、お客さまのご要望をもとに、オーダーメイドで製作することも可能です。今回ご紹介した製品をベースに製
作するのはもちろん、ニーズに合わせた形で一から設計・製作することもできます。まずはお客さまのご要望、い
まの課題感をお聞かせください。
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ろ過容器のオーダーメイド事例
お客さまに採用いただいた事例をご紹介します。
原料の吸引ろ過
• 蓋にビフネルロートを取り付けています。
• 容器側面には内容量が確認できるレベル計を取り付けています。
• 移動用にキャスターが付いています。
• 底に排出口(ヘルール)が付いており、吸引ろ過した原料を排出できます。
異物のろ過
• 上部のロート部に液体を投入し、目皿のパンチングで異物を除去して下
部の容器に濾過します。
• 濾過後の液量を簡単に確認できるように、容器側面へレベル計を取り付
けています。
• 容器は底が排出口に向かって傾斜している片テーパー型を採用し、濾過
後の液体がスムーズに取り出せます。
• 補強のため、通常よりも厚い板厚で製作し、蓋と底の外面には補強板を
取り付けています。
溶剤で粉体を洗浄・ろ紙で回収
• 粉体と溶剤を分けて回収するため、ろ紙を設置できる構造です。
• ろ紙付きホッパーの接続ボルトを緩め、その隙間にろ紙を設置します。
• 洗浄後の粉体回収・撹拌機の着脱がしやすいように、全体の高さを
1,800mmに抑えています。
• 架台には容器反転・撹拌機昇降機能を付けました。
• 機能を一台にまとめているため、作業者の移動が少なく済みます。
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セラミックの原料ろ過
• お客様所有の少容量ポリボトル(0.25L、0.5L、1L、2L)4種全てに対応で
きる仕様です。
• フィルター部は、従来使用していたろ紙に合わせたサイズにしています。
• 転倒防止のため容器の底に補強を追加しています。
• 一度に~2L程度の吸引ろ過が可能です。
• 一般的なガラス製実験用ろ過器に比べ大きなサイズですが、頑丈なステ
ンレス製なので安全に取り扱いができます。
化粧品原料ろ過
• ろ過前の原料をまとめて投入できるよう、ホッパーの容量を増やしました。
• ろ過時間を短縮できるよう、ろ過面積(ろ過原料が通る部分の面積)を標準仕
様の3.5倍にしました。
• 内容物に合わせてキャッチネットの目開きを変更しました。
• ホッパー配管部分を洗浄しやすくするため、2分割仕様にしました。
• ろ過後の原料は内容器に溜まります。
お問い合わせ先
MONOVATE株式会社 営業部
〒340-0811 埼玉県八潮市二丁目358
T E L 048-996-4221
メール sales@monovate.co.jp
U R L https://www.monovate.co.jp/
お問い合わせフォーム
https://www.monovate.co.jp/shop/pages/contact.aspx
2024年4月に日東金属工業株式会社はMONOVATE株式会社へ社名を変更しました
2024.10
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