1/4ページ
ダウンロード(3.2Mb)
ステンレス容器メーカーが解説するステンレスの資料
錆びに強い金属として有名なステンレスですが、
そのステンレス素材の中にも種類があり、
耐腐食性の強さには違いがあります。
コストの安さよりも安全性や機能性が高いステンレス容器をお探しならば、
この資料はきっとお役に立てるはずです。
<目次>
・錆びに強いステンレス素材とは?
・容器の品質で重要視される要素の一つが「耐食性」
・鋼種によって耐食性が違うステンレス素材
・日東金属工業ではステンレス製品をSUS316Lで製作できます
このカタログについて
ドキュメント名 | 【解説資料】錆びに強いステンレスのハイグレード素材「SUS316L」をご存知ですか? |
---|---|
ドキュメント種別 | ハンドブック |
ファイルサイズ | 3.2Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | MONOVATE(旧日東金属工業)株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
Page1
錆びに強い
ステンレスのハイグレード素材
「SUS316L」
をご存知ですか?
1
Page2
錆びに強いステンレス素材とは?
一般的に製薬業界や食品業界では、以下の素材がステンレスのハイグレード素材と呼ばれています。
SUS316L
読み方:サスサンイチロクエル
SUS316Lは通常のステンレス材よりも腐食に強い、つまり耐食
性が高い素材です。(ステンレスの種類はJIS規格によって表
記方法が定められています。”SUS”はステンレスを表し、その後 SUS316L
には各鋼種を表す数字が入ります。)
容器の品質で重要視される要素の一つが「耐食性」
何かを保存・保管する場合、そこに異物が入ってしまうリスクはなるべく避けたいですが、
金属製の容器を使用している場合「錆び」というリスクは常につきまといます。
錆びが発生してしまうと、以下のようなアクシデントが起こりえます。
・錆びてしまった本体の欠片が保管している液体や粉体の中に混入してしまう。
・錆びた部分から亀裂の発生や欠損してしまう。
特に製薬工場や食品工場など、衛生グレードを高く保ちたい現場においては、「錆び」や「腐食」というリス
クを避けることはとても大事です。
このような現場では「錆に強い」として認知されているステンレス製の製品が広く多く活躍しています。
ステンレス製容器であれば、容器本体の腐食を避けながら適切に保管・保存が可能です。
2
Page3
鋼種によって耐食性が違うステンレス素材
SUS304 ニッケル増量 SUS316 炭素の量を抑えた SUS316L
モリブデン追加 ローカーボン素材
一般的に使用されている 耐食性UP! 溶接部分の耐食性UP!
ステンレス鋼 より加工しやすい素材に
世界的に広く使われているSUS304
我々が生活する中で一番触れているステンレスがSUS304です。
SUS304 SUS304というステンレス素材は、最も一般的な鋼種と言われており、
食品設備や一般科学設備、建材材料、製紙工業、車両工業、厨房機
一般的に使用されている 器などさまざまな場所で使用されています。
ステンレス鋼 弊社でも標準素材としてSUS304を使用しています。
耐食性を向上させたSUS316
このSUS304よりも耐食性が高い素材がSUS316です。
SUS316 SUS304には含まれていない「モリブデン」という成分を含んでいます。
このモリブデンによって不働態皮膜がより厚くなり、耐食性が向上して
耐食性UP! います。
溶接部の耐食性向上!ハイグレード素材SUS316L
SUS316をさらに強化した素材がSUS316Lです。
SUS316L 金属は加工時に熱が加わると、腐食や破損がしやすくなってしまう性
質を持ちます。SUS316LはSUS316に含まれる炭素の量を低くしたロー
溶接部分の耐食性UP! カーボンタイプのステンレスで、部品と部品をつなぎ合わせる溶接部分
より加工しやすい素材に の腐食(粒界腐食)に強い素材です。SUS316Lは一般的にステンレス
材のハイグレードモデルとして認知されています。
3
Page4
日東金属工業ではステンレス製品をSUS316Lで製作できます
当社製品のほとんどはSUS304製ですが、当社製品はSUS316Lでの製作も可能です。
お客様が取り扱う液体や粉体が接する部分の素材をSUS316Lに変更して製作いたします。
SUS316Lでのカスタム品、オーダーメイド品の製作もお受けいたしますので、気軽にお問合せください。
ご注文までの流れ
お問い合わせ
問い合わせ先
WEBサイトの問い合わせフォームより、用
途や簡単な図面、ご希望に近い形状の製
品をお知らせいただくとスムーズです。
打ち合わせ
日東金属工業株式会社 営業部
見積提出 〒 340-0811 埼玉県八潮市二丁目 358
T E L 048-996-4221
メール sales@nitto-kinzoku.co.jp
ご注文 U R L https://www.nitto-kinzoku.jp/
4