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「ゴムの膨潤って実際どうなるの?」という疑問を実験してみました
ステンレス製密閉容器に使われているパッキン。
液体の相性によっては、パッキンが液体を吸収して膨張し、ブヨブヨになることがあります。このことを「膨潤」と呼びます。
このPDF資料では、実際に膨潤するとどうなるのか、実験した内容をまとめました。
日東金属工業では、内容物に合わせてステンレス容器や周辺機器に付属するパッキン材質を変更できますので、お気軽にお問い合わせください。
<目次>
・そもそも膨潤とは
・実際膨潤するとどうなるのか
・まとめ
PDF資料ですのでダウンロード後すぐ閲覧できます。
紙の資料はありません。PDF資料のみとなります。
このカタログについて
ドキュメント名 | 【解説資料】「パッキンが膨潤すると、どうなるの?」実験してみました |
---|---|
ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 1.2Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | MONOVATE(旧日東金属工業)株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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ステンレス容器・撹拌装置メーカー
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そもそも膨潤とは
パッキンと液体の相性によっては、パッキンが液体を吸収して膨張し、ブヨブヨになることがありま
す。このことを「膨潤」と呼びます。
これは液体がパッキンのゴムの分子間に入り込んでしまうことから発生する現象です。
イメージとしては、わかめを水で戻したときのような状態が近いでしょう。
膨潤がもつリスクとは
膨潤には以下のような困りごとを引き起こすリスクがあります。
・ パッキンのサイズが大きくなり設置箇所に合わなくなる、密閉性が低下する
・ 強度が下がり破損する、異物として混入する
・ パッキンの交換サイクルが短くなり、コストが高くなる
このため、膨潤するかどうかを含め、パッキンと液体の相性を確認するのはとても重要なことです。
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実際膨潤するとどうなるのか
こちらはフッ素ゴムを除光液(主成分:アセトン)に 4日間程浸したものです。
実験前とだいたい同サイズのフッ素ゴムに比べ、サイズが大きく膨張していました。
また、手で触った感触もかなり柔らかくブヨブヨになっています。
寸法、重量も大きく変化していました。
実験前寸法 実験後寸法 寸法変化率 実験前重量 実験後重量 重量変化率
フッ素ゴム 14mm 20mm 142.9% 1.6g 2.44g 152.5%
同じ条件で実験を行った他の材質には、フッ素ゴムほどの大きな変化はみられません。
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ゴムがボロボロになったものも
こちらはクロロプレンゴムを塩素系漂白剤(主成分:次亜塩素酸ナトリウム)に浸した結果です。
少し動かしただけで黒いゴムのかけらがボロボロと出てきます。
また周りに付いた漂白剤を拭き取ると黒い液体が付着し、ゴムが溶解しているような状態です。
体積の大きな変化は見られませんが、液体との相性が悪いことがわかります。
まとめ
・ パッキンが膨潤する=寸法、重量に大きく変化が出る
・ 相性によっては、ゴムが崩れたような状態になるものも
当社では、内容物に合わせてステンレス容器や周辺機器に付属するパッキン材質を変更することが可能
です。
すでに当社の容器を使用されているお客様でも、パッキン単体での購入が可能ですのでお気軽にお問い
合わせください。
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公式サイト
日東金属工業
https://www.nitto-kinzoku.jp/
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