ゼネシスの熱交換器は、ガスケットを一切使用しない全溶接型プレート式で、堅牢なチューブ式と高性能でコンパクトなプレート式の両者の特徴を兼ね備えた、高性能でコンパクトな熱交換器です。
◎ゼネシスの全溶接型熱交換器“XPシリーズ”の特徴
1.低い圧力損失と高い熱効率
2.省スペース
3.省メンテナンスコスト
4.設計自由度の高さが可能とする高性能設計
5.省エネルギー
6.設計/評価対応サービス
◎使用条件
使用温度 : ~ 400ºC
最大使用許容圧力 : 4MPa
最大到達圧力 : 30~40MPa
対応材料:純チタン/SUS316L/SUS304L
◎代表的な用途:
発電プラント用蒸発器・凝縮器およびプレート式復水器
BTXコンデンサー・リボイラー
脱硫設備用安水クーラー
ガスガス・ガス水用熱交換器
スチームコンデンサー
ドレーンクーラー
ゼネシスは海洋温度差発電の実用化を目指しています。この実現のために開発した新構想の熱交換器”XPプレート”をご紹介します。
当社は1998年から究極の再生可能エネルギーともいえる太陽光に温められた海水を用いて発電する『海洋温度差発電』の実現と普及を目指した技術開発に取り組んでおり、長年培ってきたこれらの技術は石油・鉄鋼などの生産設備から発生する比較的温度が低い産業排熱や、温泉水などを用いて発電する技術として活かされています。
当社の技術の中心は、温度差発電システムに関するプロセスエンジニアリングと、同システムを構成する最も重要な機器である熱交換器の設計・製造にあります。
海洋温度差発電の実用化を目指して独自に開発をしてきた熱交換器”XPプレート”は従来製品とは全く異なる全く新しい全溶接構造のプレート式で、その卓越した製造技術とともに数多くの特許を取得しています。
流体出入口の狭隘部や流路の多数の折り返しが解消され、流線が非常にシンプルになった事で、最高の伝熱効率と最小の圧力損失を同時に実現できるようになりました。流体出入口のノズルサイズも流体のボリュームに合わせて自由に変えられます。
シンプルでストレートな流路により流体の流れが非常にスムースである事から、これまで諦めて捨てられていた固形物を含み詰まりやすい流体や、ボリュームが大きく高速で流す必要があるガス体などから効率よく熱エネルギーを回収する小型コンパクトな装置として注目を集めており、これまでチューブ式からの置き換えが難しいと考えられていた用途にもご使用いただける熱交換器です。
2000トンという比較的小規模なプレスと1つの小型金型で1基当たり5m2~450m2もの非常に広範囲な製品を生み出す卓越した製造技術と、海洋温度差発電プロセスの最適化などを通して培った優れたエンジニアリング設計技術を駆使して、蒸留塔周りの非常に複雑なリボイラー・コンデンサーの省エネ検討なども実施可能です。
工場内で捨てられている廃熱など、未利用熱エネルギーの有効利活用に関するご相談も喜んでお受けいたします。
このカタログについて
ドキュメント名 | 全溶接型プレート式熱交換器 XPシリーズ |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 798.1Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社ゼネシス (この企業の取り扱いカタログ一覧) |