1/4ページ
ダウンロード(661.1Kb)
このカタログについて
ドキュメント名 | 液体用マルチパス超音波流量計 Psonic-L4カタログ |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 661.1Kb |
関連製品 | |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社オーバル (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
Page1
CAT.No.CBE007-5
液体用マルチパス超音波流量計
Page2
Multipath Ultrasonic Flowmeters
Psonic-L4
各分野の技術力を集結させ、
1つの製品がここに誕生しました。
エレクトロ 校正設備と 機械設計・
ス技術 + 校正技術 + 加工技術 + センサ技術 + 数値流体
ニク 計算技術
高精度 取引計量に最適 実流校正で±0.15%RDを実現
特 長 シンプルな構造 純国産による高い信頼
可動部なし(圧力損失がない)メンテナンスフリー
各種認証取得 TIIS、ATEX、KCs防爆、OIML(国際法定計量機関)R117-1準拠
センサケーブルが露出しないスマートな外観
平行パス(測線)の採用による長期安定性と冗長性
平行パスによる長期安定性 4パスによる冗長性
超音波の減衰が少なく、強い信号が得られま 万が一、センサが故障しても、流量測定を継続できるよう、欠測時の補完処理を
す。配管内に超音波を反射させるタイプに比 行います。これにより、ダウンタイムを最小限にさせることが可能です。
べ、管内面の汚れなどによるリスクが少なく長
期的安定性が保たれます。
欠測時の補完処理
欠測となった場合、対になる測線
の計測値を使用して流量を算出す
ることで計測を継続することがで
きます。左の例では、測線4のデー
タが使用できない場合、軸対象の
測線1のデータを測線4のデータと
して代用して測定を継続します。
※:「 」は、欠測を示します。
超音波流量計とは(計測原理)
伝搬時間と流速(流量)
超音波流量計は一方のセンサから発信された超音波が、もう一方で受信するまでの時間を計測して
います。この時間を「伝搬時間」といいます。センサA→センサBへの伝搬時間(Tab)と、センサB→
センサAへの伝搬時間(Tba)は、流れのない時の伝搬時間は等しくなります。
しかし、流れがある場合は、超音波信号も流されるのでTabとTbaの伝搬時間に差が生じます。
超音波流量計ではセンサの伝搬時間TabとTbaを計測して、二つの伝搬時間の「差」から流速を算
出し、配管内の断面積を乗じて流量を求めています。
1 1
V=
2 cosθ( T
1
a ーb T b a )
V:流速[m/s] L: センサ間距離[m] θ: 管軸との交差角[度]
Tab: センサAからBの伝搬時間[s] Tba: センサ BからAの伝搬時間[s]
Q=V×A×K 流量=流速×断面積×係数
Page3
新しい石油製品取引流量計 豊富な自己診断機能の搭載
液体用(とくに石油類の計量用)流量計としてより高い稼
●Psonic-L4は石油製品取引に対応
働安定性を目指し、自己診断機能を充実させました。
●1台のPsonic-L4で石油製品の双方向計測が可能
●双方向計測で配管レイアウトが簡易化され、配管コストが低減 ハードウェア 送信回路エラー 受信回路エラー ROMチェック異常
●ストレーナ不要のためランニングコスト削減 故障検知
●既存のタービン流量計の更新に最適な構造 測定値の健全性 上限警報 下限警報
確認通知
センサ故障 受波なしエラー
または非満管検知
整流器付き上流管(HVL) 整流器付き上流管(HVL)
ゼロ点調整を 未実施エラー
実施したかの通知
流速分布に異常が 偏 流 旋回流の検知
ないかどうかの検知
A方向 B方向 エラー発生時の動作 ●ステータス出力 ●LCD画面にエラー表示
●パルス、アナログ出力を指定値にさせる(HIGH、LOW、HOLD、NONE)
高精度±0.15%RDを実現
4パスにより高精度±0.15%RD
を実現しました。
さらに、ISO/IEC17025認証
設備で校正試験を行うことに
よって取引用途で必須となる
トレーサビリティが確保でき
1×E+04 1×E+05 1×E+06 1×E+07
レイノズル数
ます。
■ 整流器付上流管(10D)と下流管(5D)を配管した条件) ■ OIML R117-1
Evaluation Report
様々なアプリケーションに対応
●海上出荷・受入での取引
●パイプラインの取引
●FPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)での取引
●FSO(浮体式海洋石油・ガス貯蔵積出設備)での貯蔵・積出量の管理
●工場ラインにおける厳正な管理
石油などの高価なエネルギー流体の計測には精度と共に
メンテナンスフリーも重要になってきています。
Page4
【標準仕様】
項 目 内 容
適用流体 石油、重油、その他液体(超音波が伝搬する均一液体)
呼び径 100、150、200、250、300mm
接続規格 JIS10、20、30K RF、JPI150、300 RF、ASME150、300 RF
本体材質 SCS13A
周囲温度範囲 -20~+60℃
流体温度範囲 -20~+120℃
最大使用圧力 設計圧力:8MPa at 120℃(接続規格により異なる)
粘度範囲 0.1~400mm2/s(0.1~400cSt)
流速計測範囲 -10~+10m/s
±0.15%RD 1)ご使用条件と同一レイノルズ数で校正する場合(高精度校正)(整流器付上流管、下流管付)
工場校正精度 ±0.5%RD 2)ご使用条件と同一レイノルズ数で校正しない場合(標準)(整流器付上流管、下流管付)
±1.0%RD 3)流量計単品の場合
変換器取付構造 一体形
アナログ出力 絶縁アクティブ出力4~20mA 最大負荷抵抗600Ω 精度:±0.1% FS
絶縁オープンコレクタ出力〔Max. 30VDC、50mA、ON時電圧1.5V以下〕または電圧パルス出力〔1.5V±5%〕より2出力
パルス出力
最大周波数:10kHz
絶縁フォトモスリレー出力〔Max. 30VDC、50mA、ON時電圧1.5V以下〕
ステータス出力
アラーム出力 / 逆流検出
出力伝送距離 Max.1km
電 源 85~240VAC 50/60Hz 、 20~30VDC
消費電力 Max.10W
保護等級 IP66
【流量範囲】 【認 証】
呼び径 計測可能下限流量(m3/h) TIIS:変換器端子部:Ex dⅡB T4
最小流量(m3/h) 最大流量(m3/h)
(mm) 標準ローカット(0.1m/s) 変換器演算部:Ex d [ia]ⅡB T4
防 爆 トランスデューサー部:Ex iaⅡB T4
100 2.7 13 270 ATEX:Ⅱ1/2G Ex d iaⅡB T4 Ga/Gb
150 6.0 30 600 KCs:Ex d iaⅡB T4 Ga/Gb
200 10.0 50 1000 OIML R117-1:2007
250 16.0 80 1600 その他規格 OIML D11:2004
300 23.0 110 2300 高圧ガス保安法
※保証最小流量は、0.5m/s 又はRe=8,000 のいずれか大きい値による。(上記の値は0.5m/s の値を記載)
【外形寸法】 (242) 呼び径 フランジ A(mm) B(mm) 概算質量(kg)
JIS10K 52
JIS20K 56
100mm JIS30K 450 411 62
ASME150/JPI150 57
ASME300/JPI300 66
JIS10K 82
JIS20K 90
150mm JIS30K 490 436 104
ASME150/JPI150 85
ASME300/JPI300 102
JIS10K 111
JIS20K 121
200mm JIS30K 540 462 139
ASME150/JPI150 121
ASME300/JPI300 144
JIS10K 148
JIS20K 169
250mm JIS30K 590 487 199
ASME150/JPI150 161
ASME300/JPI300 201
JIS10K 178
A JIS20K 205
300mm JIS30K 650 513 252
ASME150/JPI150 212
ASME300/JPI300 258
●当カタログの仕様は平成30年11月現在のものです。記載内容は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。
●本カタログの著作権は株式会社オーバルに帰属します。本カタログの全部または一部を当社の許可なく転写、複写、転載を禁じます。
製品の詳細については、webより 安全にお使いいただくために
カタログ・一般仕様書をご参照ください。 ●ご使用前に取扱説明書をよくお読みの上、
正しくお使いください。
■本社・東京営業
TEL.(03)3360-5141、5151 FAX.(03)3365-8601
代理店/販売店
■北海道営業所 TEL(. 0123)49-3360 FAX.(0123)22-4420 ■中部営業所 TEL.(0566)63-5655 FAX.(0566)63-5657
■東北営業所 TEL(. 022)263-0773 FAX.(022)262-0469 ■四日市営業所 TEL.(059)356-8161 FAX.(059)355-3123
■新潟営業所 TEL(. 025)245-6912 FAX.(025)243-5634 ■大阪営業所 TEL.(06)6190-6960 FAX.(06)6190-6963
■北陸営業所 TEL(. 076)420-3690 FAX.(076)420-3632 ■加古川営業所 TEL.(079)453-5115 FAX.(079)453-5116
■鹿島営業所 TEL(. 0299)95-0577 FAX.(0299)95-0578 ■岡山営業所 TEL.(086)456-2818 FAX.(086)456-2029
■北関東営業所 TEL(. 027)333-1144 FAX.(027)333-1145 ■山口営業所 TEL.(0834)64-6221 FAX.(0834)61-2205
■千葉営業所 TEL(. 0436)62-6096 FAX.(0436)62-6079 ■九州営業所 TEL.(092)607-8855 FAX(. 092)607-8900
■神奈川営業所 TEL(. 045)785-7392 FAX.(045)785-7393 ■大分営業所 TEL.(097)551-0500 FAX.(097)552-0435
■静岡営業所 TEL(. 054)280-6270 FAX.(054)282-2230
1405 1811 1609S(1000)
B