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天びんや点検用分銅の取り扱いについての基本的なルールを解説、ご使用中の計量器を最大限に活用していただく上で役立つ資料です。
以下の標準作業手順書SOPがダウンロードいただけます。
•定期的な偏置誤差テストのためのSOP
•定期的な繰り返し性テストのためのSOP
•定期的な感度テストのためのSOP
このカタログについて
ドキュメント名 | 日常点検の無料SOP(作業手順) |
---|---|
ドキュメント種別 | その他 |
ファイルサイズ | 332.3Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | メトラー・トレド株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
Page1
感度検査のSOP
感度検査のSOP( 日常点検)
文書名 感度検査のSOP
文書番号.:
作成者: メトラー・トレド株式会社
ページ数: 4
文書管理
元の文書: なし
改定の理由: なし
発行日: 2007年10月17日
運用向けリリース
レビュー担当者:
日付:
署名:
承認者
日付:
署名:
Routine Testing of Balances
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一般事項
天びんの感度検査を行う場合は、公称値の小さい分銅より大きい分銅の使用を推奨いたします。
天びん操作の基本ルール
• 天びんを使用する前に、あらかじめ十分な時間 ( 取扱説明書参照)、機器が通電状態になってい
ることを確認してください。
• 天びんが水平であることを確認してください。(取扱説明書参照)
• 環境の影響を最小にしてください。例:窓の開閉、直射日光、通風
• 風防内へは直接手を入れずに、手袋を着用、もしくはピンセットを使用してください。
• 計量皿に物を置くときは静かに、中心に置いてください。
分銅の取り扱いに関する基本ルール
点検用分銅
• 天びんがトレーサブルであるのは、校正証明書付きの分銅を使用した場合のみです。
• 点検用分銅は、清潔な計量皿の上に静かに載せ、使用後は速やかに所定の場所に戻してくださ
い。
• 点検用分銅も計量機器の一部であるため、規定の間隔で再校正をする必要があります。(参考規
制:ISO9001)
• 点検用分銅に何らかのダメージが与えられた場合は、必ず直ちに再校正してください。
ご質問がある場合は、いつでもメトラー・トレドの校正サービスにお問い合わせください。
分銅の保管方法
• 分銅は必ず元のケースで保管してください。
• 分銅と周囲の温度差が原因で測定上の誤差が生じる場合があります。分銅は必ず天びんが使用
されている部屋で保管してください。
• 分銅の保管温度の問題を取り除くために、使用する前に環境に順応させることが重要です。この
作業には数時間かかることがあります。
分銅の取り扱い方法
• 分銅の取り扱いは、分銅用ピンセット、フォーク、ハンドルや手袋など適切なツールを用いる必要
があります。(分銅製品ラインアップカタログ参照)
• これらのツールは様々な汚染をさけるため、分銅の取り扱いにのみご使用ください。
SOP for Periodic Sensitivity Tests Page 2
Routine Testing of Balances
Page3
感度検査
準備
• 検査を開始する前に、検査用分銅を必ず天びん周囲の温湿度に十分に順応させてください。
• 感度検査の結果を記録するためのシートをご準備ください。
検査手順
• 計量皿を空にします。
• 必要に応じて、計量皿に風袋重量を載せます。
• 風袋引き、またはゼロスイッチを押しゼロを表示させます。
• 点検用分銅を計量皿の中心に置きます。
• ディスプレイに表示された安定後の値を読み、記録します。
評価
• 記録した値と設定した「警告限界」を比較・評価します。1).
• 記録した値と設定した「管理限界」を比較・評価します。2).
偏差
警告限界1) (定義されている場合)
• 警告限界を超えた場合には、再度検査を実施します。
• それでも警告限界を超える場合には、警告限界要求を満たしていないことを管理責任者に報告し
ます。
• 天びんを水平にし、内蔵分銅または外部分銅で調整し、検査を再び行います。
• それでも警告限界を超える場合には、問題を管理責任者に報告します。お困りの場合、メトラー・
トレドのサービス部門にお問い合わせください。
管理限界 2)
• 管理限界を超える場合には、問題を管理責任者に報告します。
• 該当する天びんに「使用禁止」とマークします。
• お困りの場合は、メトラー・トレドのサービス部門にお問い合わせください。
1) – 警告限界内の結果が出た場合:措置の必要はありません。
– 警告限界と管理限界の間の値は許容範囲内ですが、監視を続ける必要があります。値が変動する方向によっては、措置
を講じる必要があります。
2) – 管理限界内の値は、1)を参照してください。
– 値が管理限界を超えた場合には、計量プロセスの制御が困難であり、ただちに措置を講じる必要があります。
SOP for Periodic Sensitivity Tests Page 3
Page4
繰返し性検査のSOP
繰返し性検査のSOP( 日常点検)
文書名 繰返し性検査のSOP
文書番号.:
作成者: メトラー・トレド株式会社
ページ数: 4
文書管理
元の文書: なし
改定の理由: なし
発行日: 2007年10月17日
運用向けリリース
レビュー担当者:
日付:
署名:
承認者
日付:
署名:
Routine Testing of Balances
Page5
一般事項
天びん操作の基本ルール
• 天びんを使用する前に、あらかじめ十分な時間 ( 取扱説明書参照)、機器が通電状態になってい
ることを確認してください。
• 天びんが水平であることを確認してください。(取扱説明書参照)
• 環境の影響を最小にしてください。例:窓の開閉、直射日光、通風
• 風防内へは直接手を入れずに、手袋を着用、もしくはピンセットを使用してください。
• 計量皿に物を置くときは静かに、中心に置いてください。
分銅の取り扱いに関する基本ルール
点検用分銅
• 天びんがトレーサブルであるのは、校正証明書付きの分銅を使用した場合のみです。
• 点検用分銅は、清潔な計量皿の上に静かに載せ、使用後は速やかに所定の場所に戻してくださ
い。
• 点検用分銅も計量機器の一部であるため、規定の間隔で再校正をする必要があります。(参考規
制:ISO9001)
• 点検用分銅に何らかのダメージが与えられた場合は、必ず直ちに再校正してください。
ご質問がある場合は、いつでもメトラー・トレドの校正サービスにお問い合わせください。
分銅の保管方法
• 分銅は必ず元のケースで保管してください。
• 分銅と周囲の温度差が原因で測定上の誤差が生じる場合があります。分銅は必ず天びんが使用
されている部屋で保管してください。
• 分銅の保管温度の問題を取り除くために、使用する前に環境に順応させることが重要です。この
作業には数時間かかることがあります。
分銅の移動方法
• 分銅の取り扱いは、分銅用ピンセット、フォーク、ハンドルや手袋など適切なツールを用いる必要
があります。(分銅製品ラインアップカタログ参照)
• これらのツールは様々な汚染をさけるため、分銅の取り扱いにのみご使用ください。
SOP for Periodic Repeatability Tests Page 2
Routine Testing of Balances
Page6
繰返し性検査
準備
• 検査を開始する前に、検査用分銅を必ず天びんの周囲の温湿度に十分に順応させてください。
• 繰返し性検査の結果を記録するためのシートをご準備ください。
「点検用分銅無し(ゼロ点)」、「点検用分銅有り(分銅計量)」、「差」の3つのタイトルの列を作成
してください。
検査手順
① 計量皿を空にします。
② 必要に応じて、計量皿に風袋を設置します。
③ 風袋引き、またはゼロスイッチを押しゼロを表示させます。
④ 安定後の表示値を「点検用分銅無し(ゼロ点)」の列に記録します。
⑤ 計量皿の中心に点検用分銅を設置します。
⑥ 安定後の表示値を「点検用分銅有り(分銅計量)」の列に記録します。
⑦ 点検用分銅を取り除きます。
⑧ 上記③から⑦までをお客様が指定された回数の計量を繰り返します。
評価
• 「点検用分銅有り(分銅計量)」の値から「点検用分銅無し(ゼロ点)」の値を引き、その差を算出
します。
• 標準偏差を算出します。
• 標準偏差が定義された管理限界を超えていないか評価します。
繰返し性
管理限界 1)
• 管理限界を超えた場合には、問題を管理責任者に報告します。
• 該当する天びんに「使用禁止」とマークします。
• お困りの場合は、メトラー・トレドのサービス部門にお問い合わせください。
1) – 警告限界内の結果が出た場合:措置は必要ありません。
– 警告限界と管理限界の間の値は許容範囲内ですが、監視を続ける必要があります。値が変動する方向によっては、措置
を講じる必要があります。
SOP for Periodic Repeatability Tests Page 3
Page7
偏置誤差検査のSOP
偏置誤差検査のSOP( 日常点検)
文書名 偏置誤差検査のSOP
文書番号.:
作成者: メトラー・トレド株式会社
ページ数: 4
文書管理
元の文書: なし
改定の理由: なし
発行日: 2007年10月17日
運用向けリリース
レビュー担当者:
日付:
署名:
承認者
日付:
署名:
Routine Testing of Balances
Page8
一般事項
天びん操作の基本ルール
• 天びんを使用する前に、あらかじめ十分な時間 ( 取扱説明書参照)、機器が通電状態になってい
ることを確認してください。
• 天びんが水平であることを確認してください。(取扱説明書参照)
• 環境の影響を最小にしてください。例:窓の開閉、直射日光、通風
• 風防内へは直接手を入れずに、手袋を着用、もしくはピンセットを使用してください。
• 計量皿に物を置くときは静かに、中心に置いてください。
分銅の取り扱いに関する基本ルール
点検用分銅
• 天びんがトレーサブルであるのは、校正証明書付きの分銅を使用した場合のみです。
• 点検用分銅は、清潔な計量皿の上に静かに載せ、使用後は速やかに所定の場所に戻してくださ
い。
• 点検用分銅も計量機器の一部であるため、規定の間隔で再校正をする必要があります。(参考規
制:ISO9001)
• 点検用分銅に何らかのダメージが与えられた場合は、必ず直ちに再校正してください。
ご質問がある場合は、いつでもメトラー・トレドの校正サービスにお問い合わせください。
分銅の保管方法
• 分銅は必ず元のケースで保管してください。
• 分銅と周囲の温度差が原因で測定上の誤差が生じる場合があります。分銅は必ず天びんが使用
されている部屋で保管してください。
• 分銅の保管温度の問題を取り除くために、使用する前に環境に順応させることが重要です。この
作業には数時間かかることがあります。
分銅の移動方法
• 分銅の取り扱いは、分銅用ピンセット、フォーク、ハンドルや手袋など適切なツールを用いる必要
があります。(分銅製品ラインアップカタログ参照)
• これらのツールは様々な汚染をさけるため、分銅の取り扱いにのみご使用ください。
SOP for Eccentricity Tests Page 2
Routine Testing of Balances
Page9
偏置誤差検査
準備
• 検査を開始する前に、検査用分銅を必ず天びん周囲の温湿度に十分に順応させてください。
• 偏置誤差検査の結果を記録するためのシートをご準備ください。
検査手順
• 計量皿の中心(下記図の1)に点検用分銅を置き風袋引きします。(必要があればゼロを押します。)
• 「左前」(下記図の2)に点検用分銅を置きます。
注記:点検用分銅を動かす時は、持ち上げてください。計量皿の上で点検用分銅を引きずらないよ
うにしてください。
• 安定後の計量値(表示値)を記録します。
• 下記図の3、4、5の位置で計量を繰り返し、計量値(表示値)を記録します。
3 4 3 4
1 1
2 5 2 5
評価
• 上記図の2~5の位置で読み取った値の最大値(正もしくは負の値)が偏置誤差です。
• 偏値誤差と設定した「警告限界」を比較・評価します。1).
• 偏値誤差と設定した「管理限界」を比較・評価します。2).
偏差
警告限界1) (定義されている場合)
• 警告限界を超えた場合には、天びんの水平を合わせ再度検査を実施します。
• それでも警告限界を超える場合には、問題を管理責任者に報告します。
• お困りの場合、メトラー・トレドのサービス部門にお問い合わせください。
管理限界 2)
• 管理限界を超える場合には、問題を管理責任者に報告します。
• 該当する天びんに「使用禁止」とマークします。
• お困りの場合は、メトラー・トレドのサービス部門にお問い合わせください。
1) – 警告限界内の結果が出た場合:措置は必要ありません。
– 警告限界と管理限界の間の値は許容範囲内ですが、監視を続ける必要があります。値が変動する方向によっては、措置を
講じる必要があります。
2) – 管理限界内の値は、1)を参照してください。
– 値が管理限界を超えた場合には、計量プロセスの制御が困難であり、ただちに措置を講じる必要があります。
SOP for Eccentricity Tests Page 3
Page10
www.mt.com/GWP
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