自動分注ソリューション　クアントス　製品カタログ

計量と分注 高精度 高信頼性 コスト効率性 クアントス 天びんを凌駕するメリット Quantos Solutions

ラボ作業時間の 6 割もの時間を サンプル調製作業が占めます Erhard Mettler が 1945 年に初の単一計量皿の置換天びんを発明して 以来、計量技術は飛躍的な進歩を遂げました。しかし、計量機器とデー タ処理の大きな進歩に比べて、サンプル調製はその大半が手作業のまま で本質的な問題を抱えています。 手動による計量の問題 • 小量の目標重量を計量する場合 • 狭い許容範囲内で計量する場合 • 静電気を帯びやすい粉体を取り扱う場合 • 危険物や毒物を扱う場合 • 密閉環境内での計量 • サンプルを移し替える際に生じる損失、質量差測定 クアントスは、ラボにおける潜在的な問題を特定し、計量とサンプル調製のステップ を管理します。以下の用途に理想的です。 • 高額または貴重な物質 • 危険物または毒物 • 繰り返し計量する物質 • あらゆるサンプルタイプの分析用調製 2 Weighing Challenges

www.mt.com/quantos 詳細は上記をご覧ください 3

バイバイ！mL ハロー！正確な濃度 粉体、液体、ゲル、およびペースト状など、各種サンプルを誤差なく迅 速、容易に調製することが可能になりました。計量したサンプルに、ク アントスが重量を基準に正しい分量の溶剤を添加して、目標の濃度を得 ることができます。厳密な精度の調製を短時間で実現します。 重量法では、手動または自動により正確な分量で分注された物質を記録し、そのデー タに基づいて目標濃度に調製するために必要な溶剤の量を正確に計算します。重量法 による液体の自動分注によって、サンプル計量での過不足を補正し、正確な分量の希 釈剤を容器に分配して、必要な濃度を得ることができます。 以下の調製に理想的です。 • 分析用標準物質 • 原液と最終濃度の物質 • 複数の成分を含む標準物質 ばらつきと誤差の解消 生産性の向上 必要分量のみを調製 重量法で液量を追加することに 自動化により、濃度調製のステッ 重量法サンプル調製には、メスフ より、サンプル量の過不足を補正 プを減らし、手作業を最小化で ラスコのサイズによる制限があり します。極めて高精度な検証済 きます。データ記述、ラベリング、 ません。より少ない量の溶液を調 み濃度を生成し、総合的なデー サンプル管理を自動化し、これ 製し、溶剤の消費を減らして、廃 タ品質を強化できます。 らの完全なトレーサビリティを可 液の処分量も節約できます。 能にします。 www.mt.com/q-graviprep 専門家によるウェブセミナーは 4 上記からご覧ください Quantos GraviPrep

揺るぎない正確な濃度調製 QA1-L QA3-L 最小計量値 GxP (1 %、2 sd)（ 代表値） 12.0 mg 2.1 mg 最小計量値 (USP に基づく) 80.0 mg 14.0 mg (0.10 %, 2 sd)（ 代表値） 液体の分注範囲 1 mg ～ 500 g 0.1 mg ～ 200 g 平均分注速度 流量 30 g/分 (0.5 気圧 ) 流量 30 g/分 (0.5 気圧 ) 液体ソース容器 25 mL (GL25 スレッド )、250 mL (GL45 スレッド )、500 mL (GL45 スレッド )、 1000 mL (GL45 スレッド ) 気密容器 液体の種類数 最大 5 種類によるデイジーチェーンまたは、ソース容器交換時にラインを洗浄。 適合する液体 低粘度の溶液（通常 20 cP 未満 )、水、アセトニトリル、メタノール、エタノール、 DMSO など。揮発性および可燃性の溶剤。 5

ボトルネックと決別し 効率性を向上 計量は多大な労力を必要とし、環境やスキルなどさまざまな要素から影 響を受けます。クアントスは、流動性の高い粉体や毒性を持つ粉体、お よび扱いが難しい静電気を帯びやすい粉体を、安全性を保ちながら直接 ターゲット容器に正確に分注し、ラボの作業効率を高めます。 以下の用途に最適です。 • 日常的な粉体の分注および充填 • カプセル充填 • 調合 • 材料研究 • 安定性試験 • 危険な化合物の計量 最小サンプル計量値の低減 スタッフの安全を確保 生産性の向上 自動計量により、天びんの最小 密閉容器とハンズフリーの計量 1mg ～数グラムの粉体を数秒で サンプル計量値を最大 30 % 低 により、危険物や毒物にさらされ 自動的に計量します。 減します。 ずに操作できます。 6 Powder Dispensing

再現性をともなうハンズフリーの計量 QB1-P QB3-P QB5-P QB7-P 最小計量値 GxP (1 %、2 sd)（ 代表値） 9.0 mg 1.6 mg 0.9 mg 0.4 mg 最小計量値 (USP に基づく) 60.0 mg 10.7 mg 6.0 mg 2.7 mg (0.10 %, 2 sd)（ 代表値） 粉体分注の範囲 1 mg ～数グラム 粉体ソース容器 ページ 10 ～ 11 を参照 適合する粉体 ページ 8 ～ 9 を参照 7

インテリジェントな計量 使いこなしは簡単 クアントスは、微小、静的、圧縮状、粒状、不均一および毛羽立った物 質の計量に理想的です。これまでに数千種類の物質を試験し、粉体の 自動計量に関する専門ノウハウを極めました。 静電気とこぼれを排除 幅広い粒子サイズを分注 インテリジェントな 内蔵の静電気防止キットにより静 ナノ粒子、微粒粉体、顆粒、異 学習機能とメモリ 電気を自動的に中和し、サンプ 質物の混合などの全てが分注可 正確な分注メカニズムとインテリ ルをこぼさずにバイアルに直接 能です。 ジェントな学習アルゴリズムの組 分注できます。 み合わせにより、精度と速度を 最適化します。 8 How It Works

内部のオーガが回転し粉体を 攪拌し流れを促進 ピンが容器に 出入りし回転 外部ノッカー 粉体の容易な 取り扱いが可能 1 mg ± 40 % 10 mg ± 5 % 50 mg ± 1 % 100 mg ± 1 % 物質 重量 (mg) 時間 (秒 ) 重量 (mg) 時間 (秒 ) 重量 (mg) 時間 (秒 ) 重量 (mg) 時間 (秒 ) アスピリン 1.148 52 0.804 94 50.362 89 100.069 73 炭酸カルシウム 0.848 18 9.896 25 49.850 34 99.414 42 カルボキシメチルセルロース 0.815 14 9.871 20 49.990 16 99.725 28 グルコース 0.798 20 9.678 29 49.686 51 99.218 54 ラクトース 0.802 16 9.812 24 49.751 45 99.333 39 ポリエチレングリコール 0.804 15 9.862 23 49.898 29 99.553 30 リン酸カリウム 0.827 19 9.961 22 49.997 31 99.398 27 クエン酸ナトリウム 0.829 14 9.923 20 49.924 32 99.113 33 9

効率的な粉体管理 専用ヘッドの活用 物質が充填されているソースバイアルは、粉体ヘッドに取り付けられます。 サンプル情報は RFID チップに入力され、物質を分注または保管できる 状態になります。幅広いヘッドが用意されており、各種の粉体特性や用 途に対応できます。 汚染物なしの計量 安全な保管 確実なサンプルトラッキング 粉体ヘッドは、使用期間を通じて ヘッド部分の形状は保管に最適 物質名、ロット ID、内容量、有 1 つの物質またはロット番号に対 です。耐衝撃、防水型の移送ケー 効期限などが RFID チップに記憶 して専用となります。ヘッドは使 スにより、サンプルを安全に運ぶ され、データ出力用にトレースさ 用を終えた後に処分します。 ことができます。 れます。 10 Powder Dispensing

サンプルヘッド エコノミー 標準ヘッド 標準ヘッド ヘッド 粉体ヘッドサイズ 2 mL 12 mL 8 mL 12 mL オプションのバイアルおよび なし なし 16 mL 120 mL スレッドサイズ ガラスバイアル、 ガラスバイアル、 18-400 スレッ 28-400 スレッ ド付き ド付き 材質 ポリプロピレン POM お よ び TPX® ポリメチルペンテン (PMP) お (PP) 3.16 L /1.4404 よび 3.16 L/1.4404 ステンレス鋼 ステンレス鋼 (FDA 準拠 ) 保管条件 0℃ ～ 40℃ -40℃ ～ 80℃ -80℃ ～ 220℃ -80℃ ～ 220℃ デッドボリューム 20 mg 未満、物質の特性に応じる 11

豊富なアクセサリ 各種の用途に最適 クアントスを使用し各種のコンテナ容器およびターゲット容器に充 填できます。これまでに、バイアル、ボトル、試験管、カプセル、 安定ポーチ、アンプル、シリンジなど各種容器に充填する実績を重 ねています。容器の種類変更に合わせて、分注の高さを容易に調 整できます。 最適な容器を 基本ユニットで使用可能 開口径 4 mm 超 最大高さ 17.5 cm 12 Accessories

オートサンプラーをミディアムスループットの粉体と液 体の分注に利用可能。1 サイクルで最大 30 のバイア ルを処理 オートサンプラーでの使用に最適な容器 15 ポジション 30 ポジション 開口径 29 ～ 45 mm 4 ～ 28 mm 最大高さ 100 mm 100 mm 13

高品質なデータを提供する 完全なプロセスセキュリティ サンプルラベル、プリントしたプロトコル、電子表示などに、サンプ ル ID、トラッキング、データ生成などのデータを表示することで、プ ロセスのセキュリティを最適化、簡素化できます。WorkflowBox は、 SOP をワンクリックで実行可能にし、柔軟性と全体的なコントロール を実現します。 独自の SOP を クアントスWorkflowBox によって、高度な 計量、希釈、各種の単位、カスタムレポー ワンクリックで実行 トなどのワークフロー条件に適応できま す。設定済みのアプリケーションを、天び んのディスプレイからワンクリックで起動で きます。作業手法の標準化により、プロセ スの堅牢性を高め、計測結果の信頼性と 再現性を保証できます。 • 操作手順を示す画面表示 • 標準化された作業方法 • 設定済みのアプリケーション 14 Data Management

天びんプロトコル サンプルのラベル 天びんプロトコルによりデータを 物質名、ロット ID、内容量、有効期 容易に追跡できます。プロトコル 限などが追跡され、カスタマイズ可 用紙の裏側は粘着剤付きなので 能なサンプルラベルに印刷されます。 ラボのジャーナルに直接貼付で きます。 15

全自動重量法の 専用ソリューション クアントス QX では、分析サンプルをハイスループットで調製できます。 固体および溶剤の自動処理により、最大 60 の濃度シリーズを完全に自 動で調製できます。 以下の用途に最適です。 • ハイスループットのサンプル調製 • 複数の成分を含む標準物質の調製 • 簡単な粉体分注 • 簡単な液体分注 15 の粉体 5 種類の溶剤 バーコード読み取り 16 Automated Analytical Sample Preparation

最小の最小計量値 バイアルキャップの開閉 各種の設定方法 QX7 最小計量値 GxP (1 %、2 sd)（ 代表値） 0.2 mg 最小計量値 (USP に基づく) (0.10 %, 2 sd)（ 代表値） 1.4 mg 粉体の最大数 15 液体の最大数 5 バイアルの最大数 60 適合する容器 最大 16 mL のバイアル 17

クアントスファミリー 製品ポートフォリオ ご存知ですか？ メトラー・トレドの最小表示 0.01mgと0.1mgの XP 分析天び んは、クアントスの粉体モジュー ル、液体モジュール、およびオー トサンプラーによるアップグレー ドが可能です。 QD シリーズ QA シリーズ モデル QD205DR (最小表示 0.01 mg) QA3-L (最小表示 0.01 mg) QD204 (最小表示 0.1 mg) QA1-L (最小表示 0.1 mg) 天びん • • 液体 • 粉体 一般的な用途 単純な計量 液体の充填 内蔵の GraviPrep アプリケーションによる手 分析サンプルの調製 動の重量法サンプル調製 ミディアムス ループットの 分注 QB シリーズ モデル QB5-PS (最小表示 0.005 mg) QB5-PLS (最小表示 0.005 mg) QB3-PS (最小表示 0.01 mg) QB3-PLS (最小表示 0.01 mg) QB1-PS (最小表示 0.1 mg) QB1-PLS (最小表示 0.1 mg) 天びん • • 液体 • 粉体 • • オートサンプラー • • 一般的な用途 粉体分注 /充填 材料研究 調合 調合 (化粧品 ) カプセル充填 充填 (自動車 /石油 ) 添加剤スクリーニング サンプル /安定性アーカイブ 18 Product Portfolio

シングルスルー プットの分注 QB シリーズ モデル QB7-P (最小表示 0.001 mg) QB7-PL (最小表示 0.001 mg) QB5-P (最小表示 0.005 mg) QB5-PL (最小表示 0.005 mg) QB3-P (最小表示 0.01 mg) QB3-PL (最小表示 0.01 mg) QB1-P (最小表示 0.1 mg) QB1-PL (最小表示 0.1 mg) 天びん • • 液体 • 粉体 • • 一般的な用途 粉体分注 /充填 分析サンプルの調製 カプセル充填 安定性テスト 危険 /毒性のある粉体の計量 自動サンプル 調製 QX シリーズ モデル QX7-PLS (最小表示 0.001 mg) QX7-PS (最小表示 0.001 mg) QX7-PL (最小表示 0.001 mg) 天びん • 液体 • 粉体 • オートサンプラー • 一般的な用途 分析サンプルの調製 調合 19

設置場所の条件 設置場所 振動のない安定した場所を選びます。過度の温度変化、直射日光、 換気扇や空調システムからの強い風を避けてください。 クアントス は、筐体またはアイソレータの内部に設置でき、窒素またはアルゴ ンの大気中での使用に適しています。 QA-L QB-P QB-PL QB-PS QB-PLS QX-PLS 幅 423 mm 330 mm 480 mm 520 mm 700 mm 1006mm ディスプレイ 332 mm 400 mm 400 mm 480 mm 480 mm なし なしの奥行き ディスプレイ 487 mm 550 mm 550 mm 550 mm 630 mm 730 mm を含む奥行き 高さ 322 mm 495 mm 495 mm 495 mm 495 mm 923 mm 高さ なし 690 mm 690 mm 690 mm 690 mm なし (ドアが開い た状態 ) 設置 定期的な試験 メンテナンス 設置、適格性評価、ドキュ クアントスには外部分銅に 年 2 回の保守メンテナンス メント、トレーニングなどの よる試験を推奨します。内 により、機器のダウンタイ 専門ノウハウを提供します。 部分銅による調整（校正） ムを予測、予防できます。 proFACTは、日常的な短時 サービス技術者の助言やサ 間での調整に使用します。 ポートも受けられます。 MinWeighは自動で試験で きます。 www.mt.com/quantos 詳細はこちらをご覧ください メトラー・トレド株式会社 東京　TEL:03-5815-5515 FAX:03-5815-5525 E-mail:sales.admin.jp@mt.com 東京本社　〒110-0008 東京都台東区池之端 2-9-7 池之端日殖ビル 6F 大阪支社　〒541-0053 大阪市中央区本町 2-1-6 堺筋本町センタービル 15F © 01/2014 Mettler-Toledo K.K., Printed in Japan 96110191 ●製品の仕様は予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください