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チタンシャフトが不慮の事故からセンサを保護
プロセスのpH測定において、12 mmガラス製の電極は現在でも汎用
性が高い分析ツール
InPro 428iおよび488i pHセンサ
• チタンシャフト:最高でガラス電極の10倍の引張強度
• PEEKキャップが膜を破損から保護
• 優れた耐薬品性および耐摩耗性
このカタログについて
ドキュメント名 | 【技術資料】pHセンサの破損を削減する方法 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 214.4Kb |
取り扱い企業 | メトラー・トレド株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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INGOLD
Leading Process Analytics
pHセンサの破損を削減する方法
pH電極の破損の原因は、シャフトに起因するものが多数で、ほとんどの破損が
プロセスに関連していませんでした。
金属製シャフト付のセンサで解決
Q プロセスのpH測定において、12 mmガラス製の電極は現在でも汎用性が高い分析ツールであり、さまざまな産業で幅広く使用されています。プローブのガラスシャフトは、シャフトを格納するハウジングによって衝撃から保護されていますが、通常設置時やメンテナンス作業中に破損することが多々あります。これは不満が募るのみならず、破損がなければ非常に優秀であったはずのセンサの性能に対する見方まで歪めてしまうことがあります。
A& シャフト損傷の原因破損の一般的な原因は、プローブをぶつけたり落としたりすることです。先端を少し落としただけでもガラス膜の損傷が起きることがあり、目視では確認できないような小さな傷でも測定能力が大きく損なわれます。高いところから落とした場合には、プローブ全体が粉々になることもあります。電極は、長ければ長いほど横方向に破損しやすくなります。プローブをハウジングに挿入したり取り出したりする際にも破損することがあり、ガラスシャフトに大きな力がかかると故障や破損につながります。
PRO Insight
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汚れや水垢が付きやすい、または粘性のある物質
がある用途でも、プローブの取り外しが問題にな InPro 428iおよび488i pHセンサ
り、設置された電極の破損の危険が増します。破 • チタンシャフト:最高でガラス電極の10の
損した電極の測定端がハウジング内に引っかかり、 引張強度
新しいセンサの挿入時に邪魔になることもありま • P EEKキャップが膜を破損から保護
す。この時点で測定システムは実質的に使用不能 • 優れた耐薬品性および耐摩耗性
で、破損したガラスを取り除くためにハウジング
を分解する必要があり、測定不能な時間が長引き
ます。
高い信号の安定性と予測診断
産業環境に耐える設計 InPro 4281iおよびInPro 4881iは、メトラー・トレド
メトラー・トレドは、工業現場で生じる日常的な衝 インテリジェントセンサ管理(ISM®)ポートフォリオ
撃に耐えるように設計された頑丈なセンサを発表 の一部です。ISMには多くの特徴がありますが、中で
しました。InPro 4281iと4881iは、チタン製シャフト もセンサからのデジタル出力により信号の安定性に
を搭載した初の12mm pHセンサで、物理的に頑丈 優れ、非常に高度な診断により、ISMプローブがメン
なだけではなく耐薬品性および耐摩耗性を備えて テナンスや交換の時期を知らせます。
います。
プロセス内外の厳しい条件に耐える設計と堅牢な
ガラスと比較すると、チタンシャフトは引張強度が 出力信号で、InPro 4281iおよび4881iは化学薬品業
10であるため、プローブは落下や事故にも耐えら 界の用途に最適なプローブです。
れます。シャフト方向の強度が向上し、プローブを突
き立てることが一般的なプロセスにおいて、プロー www.mt.com/pro-solid-solution
ブを引き抜く際の安定性も向上しています。その結
果、チタン製シャフトはガラス製プローブなら破損
するような状況でも破損することはありません。
InPro 4281iおよび4881iプローブは、従来のプラス
チックナットではなく316ステンレススチールナット
で固定されており、プローブは高圧環境によく耐え
ます。
さらに、プローブはフラットガラス膜を備えた設計
で、固形物濃度の高いプロセス媒体でも摩擦によ
る損傷を受けにくくなっています。PEEK製の環状ス
リーブが、測定性能を損なうことなく膜を直接の衝
撃から保護します。
www.mt.com/pro
詳細はウェブサイトをご覧ください
メトラー・トレド株式会社
プロセス機器事業部
TEL: 03-5815-5515
FAX: 03-5815-5525
製品の仕様は予告なく変更することがあり
ますので、あらかじめご了承下さい。
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