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熱可塑性・熱硬化性樹脂の特性解析のご紹介
◆CFRTP(炭素繊維-熱可塑性樹脂)の熱アニールの影響
◆Modulated DSCによるガラス転移と硬化の解析
◆粘弾性測定による樹脂のガラス転移温度決定
◆ポリ塩化ビニルにおける可塑剤添加量の影響
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このカタログについて
ドキュメント名 | 熱可塑性・熱硬化性樹脂の特性解析 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 1.7Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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熱可塑性・熱硬化性樹脂の
特性解析
CFRTP(炭素繊維-熱可塑性樹脂)の熱アニールの影響
Modulated DSCによるガラス転移と硬化の解析
粘弾性測定による樹脂のガラス転移温度決定
ポリ塩化ビニルにおける可塑剤添加量の影響
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CFRTP(炭素繊維-熱可塑性樹脂)の熱アニール
DSC(示差走査熱量計 ) は、樹脂特有のガラス転移、”冷”結晶化、融
解を正確に評価できます。
PTFE/PEEK/Carbon Fiber BlendのDSCカーブ
CFRTPの一種であるPTFE/PEEK/Carbon Fiber Blendの分析例では、加熱
過程において、非晶部のガラスーゴム転移に由来する階段状のHeat Flowの
変化、そして、さらに高温で冷結晶化による発熱ピークが観測されています
(図中の緑ライン)。ここで、冷結晶化ピークより高温で熱アニールすると、
残存する非晶部の結晶化が進行します。冷却後の測定では(図中の青ライ
ン)、高分子鎖の運動性が制限されるためガラスーゴム転移はより高温とな
り、熱アニール時に生成したPTFE/PEEK結晶の融解に由来する比較的小さ
い吸熱ピークが融解主ピークの低温側に観測されます。
DSCの最新テクノロジーはこちら↓
http://www.tainstruments.com/%E5%8B%95%E7%94%BB/?lang=ja
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エポキシのガラス転移と硬化
MDSC(Modulated DSC) は、通常の定速昇温に周期的な温度変調
を加えて測定します。定速昇温でのHeat Flowと同等のものであるTotal
Heat Flow(図中では Heat Flowと表記)を、温度変調に敏感なReversing
Heat Flowと鈍感なNon-Reversing Heat Flowに分離・評価することで、さ
らに高度な解析が可能になります。
エポキシ樹脂のMDSC
Total Heat Flowではガラスーゴム転移にエンタルピー回復による吸熱ピー
クが重なっていますが、Reversing Heat Flowではガラス転移由来の熱異常
のみをきれいに分離できます。また、熱硬化に伴う熱容量変化もReversing
Heat Flowで観測することができます。
MDSCのe-Trainingはこちら↓
http://www.tainstruments.com/mdsc-quickstart/?lang=ja
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樹脂のガラス転移温度決定
ガラス転移温度(Tg)は、プラスチック製品の特性に強く影響する重要な指標です。
動的粘弾性測定により、材料に一定周波数の歪みを加えながら温度依存性を測定
することでTgを決定することができます。
1 Hz
図1.ポリカーボネートの温度依存性測定
図2.PETの温度依存性測定
一般に、貯蔵弾性率の補外開始温度もしくは損失正接(tanδ)が極大を示す温度を
ガラス転移温度として決定します。ガラス転移は分子鎖の運動性の転移ですので、
Tgの値は与える刺激(歪み)のタイムスケール(周波数)に依存し、高周波数で
の測定ほどより高いTgが観測されます。
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ポリ塩化ビニル(PVC)可塑剤添加量の影響
DMA(動的粘弾性測定)は、材料の機械的特性を時間、温度、周波
数の関数として測定し、ガラス転移、処理によって引き起こされる配向、冷
結晶化、複合材料におけるフィラー効果など、製品の性能に強く影響する重
要な特性を評価します。
可塑剤添加量の異なるPVCの分析事例です。一般的に、ガラス転移温度(Tg)
では、貯蔵弾性率が急激に低下し、損失正接(Tan Delta)は極大を示しま
す。可塑剤の添加により、Tgが低温化し、転移はよりブロードになることが
分かります。
DMAの最新機種はこちら↓
http://www.tainstruments.com/ta-instruments-introduces-new-discovery-dma/
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Discovery シリーズ
Discovery DSC25、DSC250、DSC2500
業界をリードする性能を備えた費用対効果の高いDSCから、最先
端のDSCまで、お客様のニーズを満たし、期待を超えるDSCを
ご提供いたします。
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Discovery シリーズ
Discovery Hybrid Rheometer (DHR)
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術のブレークスルーを実現。より広範囲の条件、より短い時間
で様々な特性解析のご要望にお応えします。
Discovery DMA850
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卓越した技術と、DMAのあらゆる
性能を向上させることにより、幅
広い温度範囲で非常に正確かつ再
現可能な機械的特性の測定を実現
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Thank You
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Rheology, and Microcalorimetry
8
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