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熱分析・レオロジー・マイクロカロリメトリーと機械分析のワールドリーダー
◆掲載内容
1.最新の熱分析(DSC,TGA)技術 !
温度変調DSC測定、高分解能TGA測定を用いた高分子材料の 一歩進んだ解析事例をご紹介
・Modulated DSCを用いたポリアミドブレンドのガラス転移の解析
・Hi-Res TGAを用いたポリウレタンの分解過程の高分解能分析
2.液体窒素フリーで熱分析してみませんか?
電気冷凍機を使えばタンク交換不要!長時間運転も低コストで 楽々!ゴムのガラス転移など極めて低温からの分析にも使えるDSC用電気冷凍機
・DSC用電気冷凍機RCSシリーズ
・電気冷凍機を用いた熱可塑性エラストマーのDSC分析
3.DMA(固体粘弾性測定装置)の最新技術・最新機種をチェック!
DMA3200は高耐久リニアモーター搭載!高荷重測定と疲労試験 を同一機で実現!高荷重だからこそしっかり測定できるゴムの測定事例
・高荷重DMA/疲労試験機ElectroForce DMA3200
・DMA3200アプリケーション例(ゴムのペイン効果)
・TA Instrumentsの多彩なDMAラインナップ
◆詳細はカタログをダウンロードしご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
このカタログについて
ドキュメント名 | 熱分析/粘弾性測定 最新技術のご紹介 |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 1.7Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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TA Instruments Japan
熱分析/粘弾性測定最新技術のご紹介
熱分析・レオロジー・マイクロカロリメトリーと機械分析のワールドリーダー
ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社
www.tainstruments.com
東京本社:〒141-0031 東京都品川区西五反田5-2-4 レキシントン・プラザ西五反田6階
TEL:03-5759-8500 FAX:03-5759-8508
大阪営業所:〒532-0011 大阪市淀川区西中島5-14-10 新大阪トヨタビル10 階
TEL:06-6303-6550 FAX:06-6303-6540
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TA Instruments Japan
目次
1.最新の熱分析(DSC,TGA)技術 !
温度変調DSC測定、高分解能TGA測定を用いた高分子材料の
一歩進んだ解析事例をご紹介
◆Modulated DSCを用いたポリアミドブレンドのガラス転移の解析…p.2
◆Hi-Res TGAを用いたポリウレタンの分解過程の高分解能分析 …p.3
2.液体窒素フリーで熱分析してみませんか?
電気冷凍機を使えばタンク交換不要!長時間運転も低コストで
楽々!ゴムのガラス転移など極めて低温からの分析にも使える
DSC用電気冷凍機
◆DSC用電気冷凍機RCSシリーズ …p.4
◆電気冷凍機を用いた熱可塑性エラストマーのDSC分析 …p.5
3.DMA(固体粘弾性測定装置)の最新技術・
最新機種をチェック!
DMA3200は高耐久リニアモーター搭載!高荷重測定と疲労試験
を同一機で実現!高荷重だからこそしっかり測定できるゴムの
測定事例
◆高荷重DMA/疲労試験機ElectroForce DMA3200 …p.6
◆DMA3200アプリケーション例(ゴムのペイン効果) …p.7
◆TA Instrumentsの多彩なDMAラインナップ …p.8
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TA Instruments Japan
Modulated DSCを用いた
ポリアミドブレンドのガラス転移の解析
Modulated DSC は、通常の定速昇温に周
期的な温度変調を加えて測定します。定速昇温での
Heat Flowと同等のものであるTotal Heat Flow
(緑)を、温度変調に応答する成分(Reversing
Heat Flow ,青)とそれ以外の成分( Non-
Reversing Heat Flow,茶)に分離・評価すること
で、さらに高度な解析が可能になります。 Discovery DSC
図.ポリアミドブレンドのmodulated DSCカーブ
Total Heat Flowのみでは、低温側のガラス転移は明確に観測できておら
ず、高温側のガラス転移はエンタルピー回復と重なっており解析が困難
です。温度変調に応答する成分を分離抽出したReversing Heat Flowでは
ガラス転移由来の熱異常のみをきれいに分離できています。Modulated
DSCを用いることでガラス転移温度を正確に決定することができた例で
す。 Modulated DSCのe-Trainingはここをクリック!
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TA Instruments Japan
Hi-Res TGAを用いたポリウレタン
の分解過程の高分解能分析
Hi-Res TGAは、TAインスツルメント社製
品でのみ利用可能な高分解能熱重量測定です。
重量変化のない温度域では高速昇温、微小な重量
変化を検知すれば自動的に低速に、サンプルの分
解速度に応じてリアルタイムで昇温速度を制御し
ます。Hi-Res TGAを利用すれば、より短時間で
より高分解能な測定が可能です。
Discovery TGA
図. Hi-Res TGAによるポリウレタンの重量減少の高分解能分析
上図は、ポリウレタン系材料の熱重量測定を通常の定速昇温ならびにHi-
Res TGAで実施した事例です。二つの重量減少モードが確認できますが、
10℃/minの定速昇温では(図中黄ライン)それぞれの重量減少はブロー
ドで十分に分離されていません。一方で、Hi-Res法では(図中青ライ
ン) 、重量減少カーブおよび微分カーブ(DTGシグナル)の両方におい
て、二つの重量減少モードがよりシャープに分離、観測されており、各
転移の開始点および終了点を正確に決定できます。Hi-Res TGAは重複し
て観測されがちな複数の重量減少モードを優れた分解能で観測可能です。
詳細情報・資料請求はここをクリック!
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TA Instruments Japan
電気冷凍機で液体窒素フリーの熱分析
DSC用電気冷凍機(RCS)
◼ 低コスト
液体窒素冷却の代替に最適
コストがかさむ液体窒素を使わない
◼ 高生産性
液体窒素タンク交換による運転停止なく長時間連続運転が可能
RCS120 RCS90 RCS40
(最低到達温度:−120℃ −90℃ −40℃)
☆ 最低到達温度-120℃のRCS120は、3段階冷却システムを
搭載。極めて低温にあるゴム材料のガラス転移温度も測定可能
です(次ページにデータを掲載)。 −90~550℃の温度範囲で
使用可能なRCS90(2段階冷却)、−40~400℃で使用可能な
RCS40(1段階冷却)のラインナップがございます。
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TA Instruments Japan
電気冷凍機を用いた熱可塑性エラストマーの分析
熱可塑性エラストマーの分析例(RCS120使用)
上記はスチレン-ブタジエン系(SBS)およびスチレン-イソプレ
ン系(SIS)熱可塑性エラストマーのDSC測定結果(昇温速度
10 ℃/min) です。低温側にそれぞれのソフトセグメントのガ
ラス転移が観測されています。
RCS120では-120℃の低温から測定することが可能で、ブタ
ジエンのガラス転移温度(約-95℃)についても液体窒素を使用
せずに測定できます。さらに、液体窒素タンク交換による運
転停止なく長時間測定可能なため高生産性が実現できます。
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TA Instruments Japan
ElectroForce DMA3200
特徴
✓ 特許取得済のリニアモーター技術を搭載、10年間
保証、メンテナンスフリー
✓ より高い荷重レベルでのDMAと疲労分析
✓ 高分解能オプティカル変位センサー搭載
✓ フォースコンベクションオーブン(FCO)搭載で
−150 ~ 600 ℃の広い温度範囲で優れた温度制御を
実現
✓ 液体窒素不要、電気のみで低温試験可能なエア
チラーシステム(ACS)
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TA Instruments Japan
高荷重DMA アプリケーション事例
含フィラーゴム材料の歪依存性測定
30℃
フィラーの含有量が異なる2種類のゴムサンプルの歪依
存性測定結果です(円柱状サンプル10mm×20mm,圧縮
クランプ使用)。印加する歪の増加に伴って貯蔵弾性率
(E’,青)は低下し、損失正接(tanδ,赤)は上昇しピー
クを示します。これはフィラーが形成する弱い相互作用の
高次構造に由来する現象であり、ペイン効果として知られ
ています。フィラー含有量が多いほど著しい歪依存性が観
測されます。 圧縮クランプ
ゴム材料の分析では歪増加に伴い荷重は著しく増加し、上記事例におい
ても、歪10%以上となると荷重(緑)は50Nを超えてきます。より低温で
の測定になると、さらに荷重は上昇し、高荷重に対応できるDMAを使う必
要があります。高い荷重レベルでの測定が可能なDMA 3200はゴムの高荷重
分析に最適な1台です。
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TA Instruments Japan
TA InstrumentsのDMAラインナップ
DMA 動的粘弾性測定装置
フィルムに引張り・曲げ・圧縮などの変形を正弦波状に加え、粘弾性特性を
測定します。温度、周波数、時間の関数としてフィルムの粘弾性応答をモニ
タリングすることができます。
《キーワード》
耐熱性 硬さ 柔軟性 ガラス転移などの緩和挙動 衝撃吸収
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