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■ フローカーブ/定常流測定から得られる情報
■ 樹脂のガラス転移温度決定法
■ エポキシの硬化過程のリアルタイム計測
このカタログについて
ドキュメント名 | レオロジーで見るProcess &Product |
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ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 661Kb |
取り扱い企業 | ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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レオロジーで⾒るProcess &Product
フローカーブ/定常流測定から得られる情報
樹脂のガラス転移温度決定法
エポキシの硬化過程のリアルタイム計測
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フローカーブ/定常流測定から得られる情報
TA Instrumentsのレオメータは、材料の流れと材料にかかる外⼒(応⼒)を精度
よく測定します。
せん断速度(shear rate)が異なる領域の粘性率(η)は、1. 沈降、2. レベリン
グ・垂れ性、3. ⾃重による流出、4. 咀嚼・飲み込み、5. ディップコーティング、
6. 溶解・攪拌、7. パイプ流動、8. 噴霧・はけ塗り、9. 摩擦、10. 流体の顔料分散、
11. ⾼速コーティングなど、製品の特性や⼯程に関係する情報を含んでいます。
ARES−G2 DHR
歪み制御型レオメータ 応⼒制御型レオメータ
フローカーブ分析例はこちら→
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樹脂のガラス転移温度決定
ガラス転移温度(Tg)は、プラスチック製品の特性に強く影響する重要な指標です。
動的粘弾性測定により、材料に⼀定周波数の歪みを加えながら温度依存性を測定
することでTgを決定することができます。
1 Hz
図1.ポリカーボネートの温度依存性測定
図2.PETの温度依存性測定
⼀般に、損失正接(tanδ)が極⼤を⽰す温度をガラス転移温度として決定します。
ガラス転移は分⼦鎖の運動性の転移ですので、Tgの値は与える刺激(歪み)のタ
イムスケール(周波数)に依存し、⾼周波数での測定ほどより⾼いTgが観測され
ます。
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エポキシの硬化過程のリアルタイム計測
動的粘弾性測定では、サンプルが変化する過程をリアルタイムで計測することが
できます。研究、開発、⼯程管理の各ステージにおいて有⽤な⼿段です。
サンプルA:2種のエポキシを混合
サンプルB;エポキシ、アクリルモノマー混合
図3.エポキシ樹脂の硬化
初期段階において、サンプルAの弾性率は時間とともに弾性率は急激に上昇し、
固体的な性質を⽰すようになります。急速に硬化が進⾏するサンプルAに対し、
サンプルBは⽐較的ゆっくり硬化が進⾏することが分かります。
2 0
サンプルC
1 5
5 m in -E p o x y
Is o th e rm a l @ 2 5 ° C
1 0
5
0
0 2 4 6 8 1 0 1 2 1 4 1 6 1 8
E xo U p T im e (m in ) U n iv e rs a l V 4 .3 A T A In s t ru m e n ts
図4.DSC等温測定によるエポキシ硬化の観測
また、⽰差⾛査熱量計(DSC)を⽤いると、硬化反応進⾏時の発熱がピークとなっ
て観測され、反応の進⾏と終了をモニターすることができます。
Heat Flow (mW)
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Thank You
The World Leader in Thermal Analysis,
Rheology, and Microcalorimetry
5
ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン(株)
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