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従来のテクノフォス処理に抗菌性を付与した処理です
◆複雑な形状に対しても均一な膜厚で処理が可能です。
◆非粘着性、撥水性など従来のテクノフォスと同等の性能を有しています。
◆環境負荷物質を使用していません。
◆食品衛生法の「食品、添加物等の規格基準」に合格しています。
◆詳細はカタログをダウンロードしご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
このカタログについて
ドキュメント名 | 抗菌性無電解Ni-Pめっき テクノフォス(R) Ag |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 233.1Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社旭プレシジョン (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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テクノフォス®Ag
《特徴》
・従来のテクノフォス処理に抗菌性を付与した処理です。
・複雑な形状に対しても均一な膜厚で処理が可能です。
・非粘着性、撥水性など従来のテクノフォスと同等の性能を有しています。
・環境負荷物質を使用していません。
・食品衛生法の「食品、添加物等の規格基準」に合格しています。
従来品(テクノフォス)との比較①
非粘着性 :アクリル系接着剤テープとの引剥時の荷重を測定
接触角 :水滴を 2 µL滴下し、表面との接触角度を測定
硬度 :ビッカース硬さ試験機(荷重0.25N)を使用し、硬度を測定
引き剥がし荷重 [N/cm] 接触角 硬度 [HV]
テクノフォス 0.70 108.4° 853
テクノフォスAg 0.49 112.1° 835
フッ素樹脂塗装 0.43 111.1° -
無電解 Ni-P 1.41 89.6° 606
※ ステンレスとの非粘着性試験 メーカー表示値 6.84N/cm
テクノフォスAgは従来のテクノフォスと同程度の性能を持つことが確認できた。
従来品(テクノフォス)との比較②
フッ素樹脂をバインダーとして処理表面に銀ナノ粒子を固定化することにより、新たに抗菌性の付与が可能に!
(最表面のフッ素樹脂中には、銀ナノ粒子が約200 ppm存在)
断面イメージ
テクノフォス テクノフォスAg 銀ナノ粒子
↓
フッ素樹脂 フッ素樹脂
無電解 Ni-P 無電解 Ni-P
母材 母材
他の処理への抗菌性の付与
テクノフォス以外の弊社特殊処理に対しても、従来の性能はそのままに、抗菌性の付与が可能
例)レジスタックⅠ、レジスタックⅡ、テクノマイト、テクノマイトブラック、テクノハイブラックなど
詳細についてはお尋ねください。
株式 〒617-0004 京都府向日市鶏冠井町十相30-5
会社旭プレシジョン
TEL :075-925-1251 E-mail :asapre@akg.jp
2019. 10 改訂
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抗菌性
JIS Z 2801(抗菌加工製品表面の抗菌性試験方法)に基づき、金属表面にめっき処理を行った試験片
(テクノフォス、テクノフォスAg)とブランク(ポリエチレンフィルム)の抗菌性を測定した。
大腸菌による試験結果
10
8 感染価対数値 抗菌活性値 R
6 ブランク 7.32 -
4
ブランク テクノフォス 4.28 3.04
2 テクノフォス
テクノフォスAg テクノフォスAg
0 2.57 4.75
処理前 24時間後
黄色ブドウ球菌による試験結果
10
8 感染価対数値 抗菌活性値 R
6 ブランク 7.78 -
4
ブランク テクノフォス 6.72 1.05
2 テクノフォス
テクノフォスAg テクノフォスAg
0 2.57 5.20
処理前 24時間後
※抗菌活性値R2.0以上(99%以上の死滅率)で、十分な抗菌効果ありといえる。
抗ウイルス性
板状のものを対象とした抗ウイルス性試験は規格されていないため、JIS Z 2801と JIS L 1922
(繊維製品の抗ウイルス性試験方法)から実験方法を引用し、抗菌性試験と同様に抗ウイルス性試験を行った。
ノロウイルス代替ウイルスによる試験結果
10
感染価対数値 抗ウイルス活性値 Mv
8
6 ブランク 5.52 -
4 テクノフォス 4.20 1.32
ブランク
2 テクノフォス テクノフォスAgテクノフォスAg 4.01 1.51
0
処理前 24時間後
※抗ウイルス活性値Mv2.0以上(99%以上の死滅率)で、十分な抗ウイルス効果ありといえる。
<外部機関に試験を依頼>
テクノフォスAgは、
大腸菌、黄色ブドウ球菌などの細菌に対して、優れた抗菌作用を持つ。
しかし、ノロウイルス代替ウイルスに対しては、抗ウイルス作用の傾向がみられる。
※当技術は京都府中小企業技術センターの平成 28年度ものづくり技術応援事業により開発を行いました。
テクノフォスは、株式会社旭プレシジョンの登録商標です。
2019. 10 改訂
感染価対数値 [-] 感染価対数値 [-] 感染価対数値 [-]