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試作のみで活用する場合、量産でも活用する場合に分けて技術的なTIPSを解説。
FormlabsのSLS方式3Dプリンタ、Fuseシリーズで最多の用途となる電子機器の筐体やケーシング、ロボットの外装を作る際に考えておくべきことを設計面とプリント面に分けて解説。活用事例もご紹介します。
このカタログについて
ドキュメント名 | 3Dプリントで電子機器やロボットの筐体、外装、ケーシングを作るには? |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 7.2Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | Formlabs株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ

このカタログの内容
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Webinars
配布用
3Dプリントで電子機
器やロボットの筐体、
外装、ケーシングを
作るには?
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Who is the Formlabs?
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⚫ 本社所在地 :アメリカ合衆国、マサチューセッツ州 サマービル
⚫ 創業者 :マキシム・ロボフスキー(現CEO)ほか2名
⚫ 年商 :約1億8,000万ドル(2021年グローバル連結)
⚫ 市場シェア :第3位(樹脂3Dプリンタ)
⚫ 累計販売台数 :世界100,000台以上(世界第1位)
⚫ ポリシー :誰もが簡単にものづくりに参加できる世界を実現する
⚫ 日本法人設立 :2017年
⚫ 日本法人所在地 :東京都品川区北品川3-6-9 Ubiz品川 1階
Formlabs Inc. All rights reserved © 2023
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クラウドファンディング・プラットフォーム
「キックスターター」
2011年、従来は巨大で高額な産業用設備だった光造形機を
小型化し、個人でも購入できる3Dプリンタ「Form 1」として開
発。当時1か月で10万ドルの資金調達を目標としたが、1日で
66万ドルを調達。最終的に295万ドルという記録的な金額を
調達し、Formlabs, Inc.を設立。
動画ストリーミングサービス
米メディア定例企画
「ネットフリックス」
「フォーチュン500」
2014年に公開された3Dプリント業界のトレンドを追うドキュ
メンタリー「Print The Legend」にて、世界最大手3D 全米規模でその年の収益に基づいて上位
SystemsとStratasysに並び、MITメディアラボの学生だっ 500社がランキングされるフォーチュン500に
たマックス・ロボフスキーらのFormlabs創業そして成長ストー リストアップされる全製造事業者が
リーが収められる。同番組は現在でもNetflixにて視聴可能。 Formlabs製品を導入している。
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独自技術「Low Force Stereotholigraphy™(LFS)」による光
造形、粉末焼結積層造形(SLS)による工業用3Dプリンタ
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Formlabsの3Dプリント材料
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幅広い用途・業界で採用
エンジニアリング 40% ヘルスケア 30% 教育+美術 30%
エンジニアリング 医学的研究 娯楽
ラピッドプロトタイピング
物理的な製品製造にかかる時間とコストを削減する
カスタムツーリング 医療機器 小道具の設計
1984年以来、3DPを使って新製品のプロトタイプを試作してきた大企業の
プロダクトデザイン 医療用モデリング 建築 大部分は、操作が難しい高額な設備の壁にぶち当たっていました。
ラピッドプロトタイピン サージカルガイド 縮尺模型
グ
治具および固定具 教育
加工用冶具 教材
小ロット生産
一般歯科 ジュエリー
特注の中底 最終製品用パーツ
カスタム義歯 デジタル鋳造
伝統的なサプライチェーンを経ずに、消費者がすぐに使用できるパーツを
カスタム電化製品
内製化きるようにします
一般内科
オーダーメイドの電化 ホビースト エンドユース向けの3DP市場は現在まだ規模が小さいです、技術がより身近なも
製品 のになれば、市場規模が急拡大する可能性を秘めています。
アパレル 医療用モデル パーソナライズド生産
ファッションテック
歯科矯正
包装品
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エンドユース用パーツ 30% ラピッドプロトタイピング 70%
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The Timeline
Formlabs株式会社
(日本法人)
設立
FORM 3+ / FORM
FORM 1 FORM 1+ FORM 2 FORM 3 / FORM 3L Form 3B FUSE 1/ FUSE SIFT
3B+
2012 2014 2015 2017 2019 2019 2020 2021
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卓上サイズ+
低コストで
実現する Form Auto
2023年4月出荷開始予定
3Dプリント
の自動化
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VISION & MISSION
デジタルファブリケーションの裾野を
押し広げ、誰もが簡単に
ものづくりを行える世界を実現する。
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世界累計プリンタ販売台数
100,000+
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世界中で造形された累計パーツ点数
100,000,000
点以上
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Formlabs製品は、多くの企業でロボット、自動車、イヤホン等、
非常に幅広い製品または試作品に使用されています。
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3Dプリントで筐体を作るには?
#1. 3Dプリントで作った方が良い場合とそうでない場合
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筐体を3Dプリント化する利点
試作のみ3DP 試作から量産まで3DP
⚫ 試作品製作のスピード ⚫ デザインの自由度
⚫ 変更への即座の対応 ⚫ この上ない工程の柔軟性
⚫ バリエーションを手軽に試す ⚫ 開発→量産のスピード
⚫ 外注時よりも安価に製作 ⚫ コスト最適化が行いやすい
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そもそもの作り方の違い
引き算のものづくり 足し算のものづくり
Subtractive Manufacturing Additive Manufacturing
既に形状、性質ともに安定した材料の 形状を作った後に性質を安定させる
かたまりから削り出してつくる (加熱して溶融させて作る、化学反応で硬化させる等)
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製造容易性設計 – Design For Manufacturability
DFM or DfAM?
3Dプリントを活用する場面の違いにより、
様々な違いが生まれる。
Pattern A:併用型
⚫ 試作:3Dプリント使用
⚫ 量産:成形 or 切削など
Pattern B:AM型
⚫ 試作:3Dプリント使用
⚫ 量産:3Dプリント使用
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3DプリントおよびAMの優位性:基本的原則
Pattern A:併用型 Pattern B:AM型
Speed Flexibility
試作・検証の高速化 あらゆる変更に即対応 その人だけに合わせる あり得ない形もできる
試作技術と製造技術が異なる場合は、外 上記のような「サービスとしてのものづくり」や
注による試作と比較して当日中に試作・検 「デザインの自由度」を生かした付加価値の
証が完了できる、あるいは検証結果を受け 創出は、試作から量産までを一貫して行う
ての設計調整→再試作が即座に行える。 場合のメリットとなる。
SMとAMの「できること」「できないこと」の違 製造単価が従来方法より高額になるため、
いによる技術的な困難に直面することがある 価値創造の困難に直面することがある
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3Dプリントの全方式 デスクトップ(小型)から ベンチトップ(中型)から 大型機のみ
材料押出法 液槽光重合法 マテリアルジェッティング 粉末床溶融結合法
マテリアル 粉末焼結 バインダー
熱溶解積層方式 ペレット押出方式 レーザー光造形方式 プロジェクタ光造形方式
ジェッティング方式 積層造形方式 ジェッティング方式
熱で溶解させたフィラメ 射出成形機と共通のペ 液体の光硬化性樹脂 液体レジンをプロジェクタ インクジェット方式。光 ナイロン等の高分子ポリ ナイロン等の高分子ポリ
ントをノズルで押し出し レットを溶かして高速で であるレジンをレーザー を通したLED光源から 硬化性樹脂にUV光を マーをレーザーで焼結し マーに凝固剤等を噴射
て積層。 積層。 で硬化して積層。 硬化して高速で積層。 当てながら噴射する。 て積層。小ロット量産。 して積層。中量生産。
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3Dプリントで筐体を作るには?
#2. 従来方法で製造する製品の試作を3Dプリントで行う