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油脂分析用に設計されたブルカーのFT-NIRにより、食用油の迅速な品質管理が可能です。FT-NIRはトレーニングされていないスタッフでも素早く経済的で安全に分析が行うことができます
油脂は人間の食生活において不可欠な栄養素で、様々な形状で消費されています。それら食用油脂によって様々な指標パラメータが品質評価に用いられます。
◆ヨウ素価(IV)
◆酸価(AV)、遊離脂肪酸(FFA)
◆トランス脂肪酸(TFA)
◆脂肪酸組成(C16:0,C18:0,C18:1,C18:2,C18:3...)
◆その他の項目
これらの項目のうち、TFAはアメリカ食品医薬品局(FDA)によって、現在新しいガイドラインで表示が義務付けられています。
FT-NIRは食用油産業で行われている従来分析法の代替法として幅広く利用できる可能性を秘めています。ブルカーは食用油脂で利用できる検量線を提供しており、すぐに運用を開始することができます。
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このカタログについて
ドキュメント名 | 【アプリケーションノート】FT-NIR(近赤外)分光法による食用油の測定 |
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ドキュメント種別 | その他 |
ファイルサイズ | 1.9Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | ブルカージャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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Application Note AN N255
FT-NIRによる食用油の測定
油脂分析用に設計されたブルカーのFT-NIRにより、食用油 ガスクロマトグラフィー (GC) を用いればIV、トランス脂肪-
の迅速な品質管理が可能です。FT-NIRはトレーニングされ 酸、脂肪酸組成を同時に測定することができますが、サン
ていないスタッフでも素早く経済的で安全に分析が行うこ プルの前処理に時間と手間がかかり、分析自体にも30分以
とができます。 上の時間がかかることがあります。
油脂は人間の食生活において不可欠な栄養素で、様々な形
状で消費されています。それら食用油脂によって様々な指 食用油製造業者や食品加工業者では、プロセスや品質管
標パラメータが品質評価に用いられます。 理において非破壊で迅速に油脂を分析することが検討されています。
ヨウ素価 (IV) NIRによる食用油分析の長所
酸価 (AV)、遊離脂肪酸 (FFA)
トランス脂肪酸 (TFA) 近赤外分光計 (NIR)は、迅速で(測定時間1分未満)、1回の
脂肪酸組成 (C16:0, C18:0, C18:1, C18:2, C18:3 ...) 測定で多項目を同時に分析することができます。
その他の項目 さらに試薬や溶媒を使った前処理の必要がなく非破壊で
測定ができるため、リアルタイム測定が容易で、時間と
これらの項目のうち、TFAはアメリカ食品医薬品局 (FDA) コストを大幅に削減できます。FT-NIRによるヨウ素価
によって、現在新しいガイドラインで表示が義務付けられ (IV)測定はAOCS法Cd1e-01で認められています。
ています。
従来からの分析は一般的に、American Oil Chemist Society (AOCS) FT-NIRは食用油産業で行われている従来分析法の代替法
やthe association of Official Analytical Chemists (AOAC)によっ として幅広く利用できる可能性を秘めています。ブルカー
て認可され、標準化された化学的および物理的分析方法で行われ は食用油脂で利用できる検量線を提供しており、すぐに運
ています。しかしこれらの方法は、パラメータ毎に異なる分析が 用を開始することができます。
必要なため分析に長い時間を要し、高価で有害な溶媒や試薬が必
要です。
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FT-NIRによるアプリケーション 図 4
FT-NIRは食用油脂以外にも様々な分析が可能です。油 Free Fatty Acids
糧種子や残渣の油分/水分量を測定することができ、搾
油工程を最適に行うための判断に役立ちます。
また菜種の育種者にとっては、グルコシノレート含量
だけでなくエルカ酸のような脂肪酸含量も分析でき、
有益な情報が得られます。
さらにFT-NIRは、揚げ油の品質を評価するために必要
な極性化合物量 (TPC)や重合物量 (トリアシルグリセロ
ール:TAG)も迅速に測定ができ、費用対効果の高い分
析法です。 FFA検量モデルのバリデーション結果
(オリーブ油、パーム油、その他)
図 1 図 5
Trans Fatty Acids
油の吸収スペクトル(4,500 ~10,000 cm-1) TFA検量モデルのバリデーション結果
(様々な種類の食用油)
図 2 図 6
Iodine Value Trans Fatty Acids
ヨウ素価検量モデルのバリデーション結果 低濃度TFA (0~2.5%) のバリデーション結果
(様々な種類の食用油)
図 3 図 7
Green Spectrum: High IV (~ 125) C18:1 - Oleic Acid
Blue Spectrum: Medium IV (~ 70)
Red Spectrum Low IV (~ 5)
9000 8800 8600 8400 8200 8000 7800
Wavenumber cm-1
ヨウ素価の検量モデルに利用されている オレイン酸検量モデルのバリデーション結果
スペクトル領域 (パーム油、大豆油、ヒマワリ油等)
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