マグネチッククロスカッター「JikiShiki」取扱説明書

クロスカット試験用器具 1 / 5 マグネチッククロスカッター JikiShiki 「ジキシキ」JST18 はじめにお読みくださ 各部の名称とはたらき ●上面斜視図 ①刃ケース（T13ACBH1)：　刃を収納するケースで す。刃は鋼製の軸で固定されます。上面に小さい開口部 ①刃ケース があり、刃を押し出す際に使用します。 　　 ②グリップ ②グリップ(T17PAHC1)：　刃ケースの止め板、磁石４ 輪、スライダーを備えたグリップです。 ③止め板(T17PAPL1)：　刃ケースを固定するための板 です。スライダーを最後端までスライドするとグリップ ④スライダー ③止め板 後端部から凸出します。 ④スライダー(T17PASD1)：　刃を吸引するためのネオ ジム磁石を内蔵しています。 ●下面斜視図 ⑤磁石前輪、⑥磁石後輪(NR1035)：　刃の角度を一定に保ち、試験検体を押さえつけるための車輪です。強力 ⑤磁石前輪 なニッケルメッキのネオジム磁石ですので、磁石に関す ⑦刃 る使用上の注意(P2)を使用前に必ずお読みください。 ⑥磁石後輪 ⑧刃押さえ ⑦刃（CCFCSB01）：　フッ素樹脂コートされた折る ④スライダー 刃式の鋼製の刃です。切り込みが浅くなった刃は交換し てください。 ⑧刃押さえ（T18ACBC1)：使用後に刃先を本体内に収 めるために使用します。また、使用時に刃ケース内に残っ てしまった刃を押し出す際に使用します。 ●付属品 ネオジム磁石 ピンセット (T17ACJC1) 竹串 ブラシ ネオジム磁石は 竹串は刃交換の ブラシは刃につい ピンセットは刃交 刃交換の際に刃 際の軸を抜くと た切りカスを掃除 換の際に刃を掴む を固定する為に きに使用します。 する際に使用します。 ために使用します。 使用します。 合同会社クロスカットテクノロジー　 〒329-3142 栃木県那須塩原市佐野14-72 tel:090−1769−8914 fax:0287−64−1367 jikishiki@crosscut.co.jp 担当：東

クロスカット試験用器具 2 / 5 マグネチッククロスカッター JikiShiki 「ジキシキ」JST18 　　使用上の注意 ●塗膜の付着耐性試験用の碁盤目状の切り込みを形成することを目的とした刃物です。 ●刃物ですので取扱には十分注意してください。 ●本来の用途以外に使用しないでください。 ●火のそばに置かないでください。 ●使用後は刃を本体に収めてください。 ●作業の際は、保護メガネ、耐刃物用手袋などの保護具を着用してください。 ●廃棄の際は、各自治体の排気区分に従ってください。 ●長期の保管、水け、および指で触れるなどで錆びる恐れがあります。錆びた刃については使用しないでく ださい。 ●部品の欠損を見つけた時は使用を中止してください。 以下、磁石に関する使用上の注意 ●車輪部、スライダー部、および刃交換時の固定用磁石は強力なネオジム磁石を使用しております。磁石の 取扱いには十分ご注意ください。 ●車輪部のネオジム磁石は衝撃で割れやすく、ネオジム磁石は破面より腐食が進行します。また、その破片 が目に入ったり、破片で怪我をする恐れがあります。 ●幼児の手の届かないところに保管してください。 ●磁石を誤って飲んだ場合は、直ちに医師に連絡してください。 ●車輪部、スライダー磁石はニッケルメッキが施されております。金属アレルギー体質の方が触れた場合、 肌が荒れたり、赤くなったりする恐れがあります。このような症状が現れた場合、磁石に触れないでくださ い。 ●磁石の成分が水に溶出す場合もありますので、磁石に直接触れた水は絶対に飲まないでください。 ●磁石をクレジットカード・キャッシュカード等に近づけると故障の原因になる恐れがあります。 ●磁石をパソコン・スマートフォン・時計等の精密機器に近づけると故障の原因になる恐れがあります。 ●磁石を心臓ペースメーカー等の電子医療機器に近づけると正常な動作を損なう恐れがあります。 ●磁石を使用可能な温度範囲以外で使用すると磁力低下を起こす恐れがあります。 ●磁石に強い衝撃を与えたり、加工を行うと磁力の低下を起こす恐れがあります。
 合同会社クロスカットテクノロジー　 〒329-3142 栃木県那須塩原市佐野14-72 tel:090−1769−8914 fax:0287−64−1367 jikishiki@crosscut.co.jp 担当：東

クロスカット試験用器具 3 / 5 マグネチッククロスカッター JikiShiki 「ジキシキ」JST18 取扱説明書 この度はお買い上げいただきありがとうございます。 安全にお使いいただくために、使用前に必ず本書をお読みください。 ●用途 　塗膜の付着耐性試験用の碁盤目状の切り込みを形成する際に使用することができます。 １．刃の出し方 ① 刃押さえの外し方 　スライダーを後方に動かし刃押さえを外します。スラ イダーを再び前方に動かすとスライダーの磁石に吸引さ れて刃先が出ます。 ②刃が磁力で出ない場合 　刃ケースの上部開口部から、刃押さえを差し込むことで、 中に残ってしまった刃を外に出すことができます。 ２．切り込みの形成方 ① 切り込みの形成方法 　試験検体に磁石後輪、刃先、磁石前輪の順に接地し、磁石 車輪が試験検体から浮かないように後方に引いて、切り込み を形成してください。切り込みが基材に達していない場合、 または、切り込みが深すぎる場合は、スライダーの位置を調 整してください。スライダーを前に移動するときる力が強く なります。 ② 切り込み形成後 　切り込みを形成後は、グリップを下に下げて磁石前輪、刃 先、後輪の順に試験検体から離します。 合同会社クロスカットテクノロジー　 〒329-3142 栃木県那須塩原市佐野14-72 tel:090−1769−8914 fax:0287−64−1367 jikishiki@crosscut.co.jp 担当：東

クロスカット試験用器具 4 / 5 マグネチッククロスカッター JikiShiki 「ジキシキ」JST18 ３．刃の交換 ネオジム磁石 ①付属の ネオジム磁石と刃押さえの取り付け 　先ず付属のネオジム磁石を刃ケース上面の中央 付近に付けてください。 　次に、グリップ下面を上に向けて、刃押さえを 取り付けます。 ② 刃ケースの外し方 ② ① 　先ず、止め板が凸出するまでスライダーを後端 部まで動かしてください（やや固い場合がありま す）。 　次に、刃押さえを下方向に押すと刃ケースを取 ① り出せます。 ③ 軸の外し方 　刃ケースの軸を竹串で押し出して外します。 刃ケースに吸着させていた付属のネオジム磁石を 外します。 軸 　外した軸は、転がって紛失しないように付属の ネオジム磁石（またはスライダー）に吸着させま す。 ④ 刃の交換方法 　交換する刃の後端部をピンセットで摘んで、一 旦、刃ホルダーに乗せます。ピンセットでしっか り持ち直してから引き抜きます。 軸 　新しい刃を入れる場合は、刃を外すときと逆の 順序で行います。フィンの間に刃の一部が入った ネオジム磁石 ら、ピンセットで挟む力を緩め、落とすように入 れてください。替刃はフッ素コーティングが施さ れた弊社指定の専用の替刃（CFCSB01)をご使用 ください。 合同会社クロスカットテクノロジー　 〒329-3142 栃木県那須塩原市佐野14-72 tel:090−1769−8914 fax:0287−64−1367 jikishiki@crosscut.co.jp 担当：東

クロスカット試験用器具 5 / 5 マグネチッククロスカッター JikiShiki 「ジキシキ」JST18 ⑤.軸の通し方 　刃の孔に竹串を通してから、竹串で穴の位置を誘 導するように軸を差し込みます。 ⑤.刃ケースの入れ方 ② 　先ず、スライダー後端部にあることを確認してく ださい。 　次に刃ケースを先端側から先に入れ凹凸を合 わせた後、後端側を押し入れます。 ① ⑥.刃ケースの固定 　刃ケースが奥まで入った後、止め板を押し込みま す。コーティングの厚みや基材の種類によってスラ イダーの位置を調整してから、クロスカット試験を 行います。 合同会社クロスカットテクノロジー　 〒329-3142 栃木県那須塩原市佐野14-72 tel:090−1769−8914 fax:0287−64−1367 jikishiki@crosscut.co.jp 担当：東