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研究者のニーズに答えて設計されたベンチトップ反応器
主な特徴
・準ゼロ死容積
生成ガスや液体をほぼリアルタイムで回収可能
・制御可能なホットボックス
200℃まで加温可能で、蒸気の凝縮を防止
・自動レベル測定(気液分離)
静電容量原理に基づいたレベルセンサー
・高精度圧力レベル制御
高性能マイクロメトリックサーボ制御バルブ採用
・セラミック繊維の加熱炉
低い熱慣性で、1050℃まで加熱可能
・イーサネット制御方式
完全自動制御と反応システムをプログラム化可能
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このカタログについて
ドキュメント名 | 全自動触媒反応装置 Microactivity Effi |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 4.4Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 島津サイエンス東日本株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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Microactivity Effi は触媒の活性や選択性の評 Microactivity Effiは触媒開発において、触媒の
価のために高度に設計されたラボ用システムで 節約そして迅速な報告書の作成を実現し、時間と
あり、顧客にニーズに合わせてカスタマイズ可能 資源を節約できるように設計されている。特許取
である。標準フラットホームに多様なオプションや 得済みの制御システムはミクロスケールの操作を
構成の選択により、様々な反応に対応可能であ 提供する。既存のシステムと違って、数十mL/min
る。コンパクトサイズで、革新的なプロセス制御プ ~数十 L/min までの幅広い流量制御システムを
ログラムにより完全自動化されている。パソコンで 提供する。
一連の実験をセットし、反応を開始すると測定結
果はリアルタイムで表示される。また、反応物質
の精密制御により、高精度の測定、高い再現性
が得られる。
PID Effi 特徴 利点
準ゼロ死容積 生成ガスや液体をほぼリアルタイムで回収可能
制御可能なホットボックス 200℃まで加温可能で、蒸気の凝縮を防止
自動レベル測定(気液分離) 静電容量原理に基づいたレベルセンサー
高精度圧力レベル制御 高性能マイクロメトリックサーボ制御バルブ採用
セラミック繊維の加熱炉 低い熱慣性で、1050℃まで加熱可能
イーサネット制御方式 完全自動制御と反応システムをプログラム化可能
・水素化分解 ・水素化処理 ・異性化
・水素化 ・水素化脱硫(HDS) ・水素化脱窒素(HDN)
・酸化 ・精製 ・GTL (Fischer-Tropsch)
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Effi の基本ユニットの構成とオプションは下記のとおり
である。
・SS316 固定床流通式反応装置
・20µm 多孔質プレート
6 ポート VICI バルブ
・直径(ID):9mm,長さ(L):300mm
200℃まで予熱可能な
低熱慣性反応器加熱炉:オ
ホットボックス
ーバーシュートなしで迅速
な温度制御 圧力センサーを含む高圧
(100bar)制御システム及び
サーボ機構制御バルブ
気・液分離器(L1)
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Effi Twin は同じホットボックスにセットされてい
Effi TwinはEffiの基本ユニットの構成に反応器がも
るが、それぞれ独立して加熱炉を持っているので、
う一台追加される。反応器が二台あるので、バルブ
各反応器は異なる温度での反応を独立して行うこと
を用いて独立して触媒の活性評価を行うことや、連
ができる。
続で行うことも可能である。
ただし、反応物の導入や反応生成物の気液分離を独
立して行うために 2 台の HPLC ポンプ、2 台の気液
分離器が必要となる。
高精度の流量制御や反応温度制御により、それぞれ
優れた測定結果が得られる。
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バルブの制御により、平行反応は簡単に連続反応シ
ステムに切り替わる。連続反応では、例えば、一つの
反応器ではアルミナ担持コバルト触媒を用いて天然ガ
スの脱硫反応を行い、もう一つの反応器では Pt 若しく
は Ni 触媒を用いて脱硫されて出て来たガスの水素化
反応を行うことができる。
各反応器の圧力制御は独立して行えるので、必要
に応じて、二段目の反応器の圧力を一段目の反応器
より低い圧力で反応を行うことも可能である。
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ガスアウトレットマスフローメータ
反応系のマスバランス調節
ガス導入用追加マスフローコントローラ
(合計 6 台まで)
マルチガス/マルチレンジ対応
マイクロリットルインジェクション用
のシリンジポンプ
気液分離バイパス用の 触媒作用促進剤の投与若しくは添加剤
6 ポートバルブ の投与流速を 0.05µℓ/min まで調節可能
凝縮生成物が生成しない時
液体反応物の反応器上部下部導
入部選択用の 6 ポートバルブ
液相反応に対して、固体触媒と
の優れた相互作用
反応器アウトレットで高分子量のハイドロカー
ボンを集めるためのワックストラップ
パラフィンやワックス類の反応器のダウンスト
リームでの凝縮を防ぐ
液体生成物のマルチサンプラー:
液体生成物の捕集及び冷却
反応時間ごとの生成物の組成分
析を可能にする。
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反応液体導入用の HPLC ポンプ
流速 0.01mL/min – 5mL/min)
(水、アルコール、炭化水素、その他
高粘度液体導入用の HPLC ポンプ
(90℃まで加熱可)
蒸気発生装置:400℃まで温度制御
蒸気発生装置
400℃まで温度制御可
液・液・ガス分離器
混ざらない液体の分離を可能にする。
デジタル天秤
液体生成物のリアルタイム定量及び生
成速度計算
OPC Server Documentation
モニター&記録
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Effi は標準反応器として材質 SS316、内径 9mm のものを使用する。20µm の多孔質プレートが触媒層を支持
し、均一な温度領域が広く(5cm)、熱電体は触媒層の 5mm 上部に位置し、優れた反応温度制御を可能にする。
反応器の種類と材質
Alloy Type Ni Mo Cr Fe W Nb+Ta Mn Co
SS316 10.5-13.5% 2.5% 16.5-18.5% BAL
Hast X 47% 9% 22% 18% 1.5%
Hast C276 55% 15-17% 14.5-16.5% 4-7% 3-4.5%
Inconel600 72 14-17% 6-10%
Inconel625 58%min 8-10% 20-23% 5%max 3.2-4.2%
SS310 19-22% 24-26% BAL 2%
HAST INCONEL INCONEL
SS316 HAST X SS310
C276 600 625
Max. Temp.(oC) 800 1093 1200 1212 980 1100
Max. Press(Bar) 690 418 617 356 827 441
P(Bar)@500oC 214 364 525 243 728 262
P(Bar)@650oC 104 155 308 36 414 241
P(Bar)@790
oC 100
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Effiに付属されているすべての装置はタッチスクリンにて
PLC(Programmable Logic Controller)によってマニュアル
での制御も可能である。また、安全機能設定にも使用さ
れる。多孔質プレートが触媒層を支持し、均一な温度領
域が広く(5cm)、熱電体は触媒層の 5mm 上部に位置し、
優れた反応温度制御を可能にする。
完全にインタラクティブなソフトウェアの使用により、装置の
制御や一連の反応手順を簡単にプログラム化できる。メイ
ンパネルでプロセスのモニタリングや制御が可能である。
条件文は時間の節約や反応を効率的に維持するために
使用される。プロセスや制御状況はリアルタイムでプロット
でき、現在の反応状態をモニタリングできる。
各反応中収集したプロセスや制御データは反応後、
Experiment Viewer ツルでプロット可能である。そして、
Excel 形式に保存可能である。
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・気・液分離(死容積:1mL)は反応後の蒸気を凝縮させ、気体と液
体を分離する。
・ペルチェで 3~60℃の範囲で温度制御可能である。
・特許取得済の静電容量センサーはセルにある液体成分を
±0.1mL で検知可能である。
・高精度マイクロメトリックバルブは内部の圧力や流れを乱すこと
なく生成した液体生成物を順次数滴ずつ排出する。
・気・液分離器はアクセスしやすい Effi の横側に付属されている。
・デジタル天秤を利用して、液体生成物の重量を時間と共に測定
可能である。
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・反応後生成物の中には互いに混ざらない二つの液体が存在
する場合がある。例えば、FT 反応(Fischer-Tropsch)のよう
な GTL(Gas to Liquid)反応の場合、水や炭化水素類が同時
に生成する。このような 2 種類の液体を分離することは容易
ではない。L2 は下記のように分離を可能にする。
・L1 のような気・液分離技術を利用する。
・静電容量センサー技術にて、それぞれの液体のレベルを検
知する。
・斬新な設計によって 2 種類分離して存在する液体を、それぞ
れ回収できる。
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・ 本体寸法(W/D/H): 75cm x 58cm x 79cm
・ 重量:120kg
・ 電源:220VAC ±10%、16A、50-60Hz
・ 利用環境:0~40℃
・ 湿度:10~60% 結露なし
○R
代理店
The Science and Technology of Small ParticlesTM
マイクロメリティックスジャパン合同会社
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