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最も作業者数を要する粉末化粧品の仕上げ工程について、人とロボットが協調する工程を設計・構築した事例です。
<導入前>
粉末完成品仕上げ・組み立ての作業は、構成材料も製品によりサイズなどが異なり、設備化したとしても品種切替に時間がかかります。また製品により組み合わせが違う、新製品に対応するたびに治具製作が必要なことから、人手による作業から脱却することが難しいという課題がありました。
<導入後>
構成材料の切り出しを周辺機器で、人(検査)とロボット2台で作業を分担、多工程・多作業をハンドチェンジなく対応し、切替段取りレス化を実現。人にしかできない検査とロボットが行う作業に分けて、人とロボットが協調する工程を設計・構築しました。
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※『ロボット導入実証事業 事例紹介ハンドブック2017〜先進的なロボットの活用を紹介します〜』より抜粋した事例です。
このカタログについて
ドキュメント名 | 《ロボット導入事例》人とロボットが協調した粉末化粧品製品個装箱入れ工程の実現 |
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ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 1.2Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 一般社団法人日本ロボット工業会 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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三品産業におけるロボット活用 株式会社資生堂
CD 人とロボットが協調した粉末化粧品製品個装箱入れ工程の実現
製造業
大企業 組立 生産性の柔軟性向上
(化粧品)
粉末化粧品の仕上げ工程を化粧品特有の五感による人にしか出来ない検査とロボットにて行う
作業に分け、人とロボットが協調する工程を設計・構築。
導入前 導入後
粉末化粧品の仕上げ工程(仕掛品検査⇒個 構成材料の切り出しを周辺機器で
装箱組立⇒スポンジ等3点挿入⇒印字⇒輸送
函⇒オリコン投入)を作業者にて行っていた
概要 人(検査)とロボット2台にて作業を分担
粉末完成品仕上げ・組み立ての作業は構成材料
も製品によりサイズ等が異なり、設備化したとしても
その品種切替に時間を要すること、また製品により
組合せが異なること、新製品対応毎に治具製作が
必要なこと等の様々な要因から、人手による作業か
ら脱却できておらず、一番作業者数を要する作業工
程となっている。
これら課題を持つ工程を双腕ロボットとその周辺設
備による自働化を目指すこととした。今回、①スポン
ジ、能書、仕掛品の1式を製品個装に挿入し、印字し
て完成品とする工程②完成品を3個ずつ輸送箱に挿
多工程・多作業をハンドチェンジなく対応し、
入し、物流レーベル貼付後、オリコンに収める工程
切替段取りレス化を実現
の自動化を行い、作業者1名と双腕ロボット2台によ
る協働工程を構築した。連続運転にて実用に耐え得
る加工の精度を確認した。
今回の事業をきっかけに、今後は、ロボットが「居
る」現場から「要る」現場に進化させていきたい。
(株)資生堂
(静岡県掛川市) User
粉末化粧品製品個装箱入れ工程
労働生産性 1.1倍
人協働ロボット 人数 1人 0.5人
カワダロボティクス(株) 労働時間 6.9時間 6.9時間
NEXTAGE
Robot
生産量 924個/日 519個/日
品質の向上
その他の効果
生産の柔軟性向上
グローリー(株)
(埼玉県加須市) SIer 事業規模 54百万円
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平成28年度ロボット導入実証事業(経済産業省)
2015年2月に日本経済再生本部において決定された「ロボット新戦略」では、「ロボッ
ト革命」の実現に向けて、我が国として「世界一のロボット利活用社会」を目指すこととし
ています。
「ロボット導入実証事業」は、そのような幅広い分野でロボットが活用される社会の実現に
向けて、ものづくり・サービスの分野のうち、これまでロボットが活用されてこなかった領域
におけるロボット導入の実証や検証(FS)を進めていくための事業です。
ロボット導入実証事業 ロボット導入FS事業
ものづくり分野やサービス分野におけるロ ものづくり分野やサービス分野におけるロ
ボット未活用領域へのロボット導入の実 ボット未活用領域へのロボット導入を検
証を行う事業者に対し、当該実証事業 討する事業者に対し、当該ロボット導入
に要する費用(ロボットシステムの設備費 についての実現可能性調査(FS)を行
用、SIerによるシステムインテグレーション うための費用(SIerによる業務分析、ロ
費用 等)の一部を補助します。 ボットシステムの検討、費用対効果の算
出等のための費用 等)の一部を補助し
ます。
補助率:大企業1/2、中小企業2/3
補助上限額:5,000万円 補助率:大企業1/2、中小企業2/3
補助上限額:500万円
ロボット
ロボット
導入前の
実証費用
検証費用
の補助
の補助
本年度は、次のA~Hの類型に該当するロボットの導入実証やFSを対象としました。
A.労働生産性の向上 F.日常空間におけるロボット活用
B.過酷作業、熟練技能の代替・支援 G.ロボットによる新たなサービスの実現
C.複雑・困難な作業のロボット化 H.システムインテグレータの機能強化
D.三品産業(食品・化粧品・医薬品産業)におけるロボット活用
E.サービスのバックヤード等におけるロボット活用
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