1/2ページ
ダウンロード(1.3Mb)
多関節ロボットを導入し、作業人数を8人→3人に減らすことに成功した事例です。
<導入前>
全部で27点と多数の細かい部品を取り扱い、作業工数も16作業と多く、複数の動作を同時に行う複雑な作業であったため専用機による自動化は困難。柔軟な動作ができる熟練作業者の手作業に依拠していました。
<導入後>
垂直多関節ロボットを7台導入し、これまでの自動組立装置にはなかった“より高度な3次元の動き(humanlike)”を実現。生産量はそのままに作業人数を8人→3人に減らすことに成功しました。
※詳細はダウンロードしてご覧ください!
※『ロボット導入実証事業 事例紹介ハンドブック2017〜先進的なロボットの活用を紹介します〜』より抜粋した事例です。
このカタログについて
ドキュメント名 | 《ロボット導入事例》ニット横編機の糸切れ検知装置の組立加工工程にロボット導入 |
---|---|
ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 1.3Mb |
取り扱い企業 | 一般社団法人日本ロボット工業会 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
Page1
労働生産性の向上 株式会社島精機製作所
A ニット横編機の糸切れ検知装置の組立加工工程にロボット導入
製造業
大企業 組立 労働生産性の向上
(生産用機械器具)
ニット横編機の糸切れ検知装置の組み立て加工工程にロボットを導入。
部品形状や作業手順を見直し、ロボット動作に適した部品と工程に設計変更しロボット化を実現。
導入前 導入後
複雑な組立工程の為、人による組立作業 ロボット 7台による全体像
概要 ロボットにて基板を装着
これまでは熟練作業者による手作業で組立を行っ
ていた。
手作業による多数の細かい部品(27点)の取り扱い
を伴い、作業工数(16作業)も多く、複数の動作を同時
並行で行う複雑な作業であった為、専用機による自
動化は困難で、柔軟な動作が出来る熟練作業者の
手作業に依拠していた。
今回、部品形状、作業手順を根本から見直し、ロ
ボットの動作に適した部品、工程に設計変更し自動
化を行うこととした。
垂直多関節ロボットを7台導入し、これまでの自動
組み立て装置にない「より高度な3次元の動き= ロボットにてLEDカバーを装着
humanlike」を達成可能とすることができた。また新品
種への変更にも柔軟に対応可能なシステムとした。
これにより、現状、2.7倍の労働生産性を達成した。
さらに調整を図ることにより、労働生産性4.7倍の実
現を見込む。
(株)島精機製作所
(和歌山県和歌山市) User
糸切れ検知装置の組立工程
労働生産性 2.7倍
垂直多関節ロボット 人数 8人 3人
(株)安川電機
労働時間 10時間 10時間
MOTOMAN-MH5SⅡ
Robot
生産量 1200個 1200個
その他の効果 品質安定性の向上
フジプレアム(株)
(兵庫県姫路市) SIer 事業規模 95百万円
6
Page2
平成28年度ロボット導入実証事業(経済産業省)
2015年2月に日本経済再生本部において決定された「ロボット新戦略」では、「ロボッ
ト革命」の実現に向けて、我が国として「世界一のロボット利活用社会」を目指すこととし
ています。
「ロボット導入実証事業」は、そのような幅広い分野でロボットが活用される社会の実現に
向けて、ものづくり・サービスの分野のうち、これまでロボットが活用されてこなかった領域
におけるロボット導入の実証や検証(FS)を進めていくための事業です。
ロボット導入実証事業 ロボット導入FS事業
ものづくり分野やサービス分野におけるロ ものづくり分野やサービス分野におけるロ
ボット未活用領域へのロボット導入の実 ボット未活用領域へのロボット導入を検
証を行う事業者に対し、当該実証事業 討する事業者に対し、当該ロボット導入
に要する費用(ロボットシステムの設備費 についての実現可能性調査(FS)を行
用、SIerによるシステムインテグレーション うための費用(SIerによる業務分析、ロ
費用 等)の一部を補助します。 ボットシステムの検討、費用対効果の算
出等のための費用 等)の一部を補助し
ます。
補助率:大企業1/2、中小企業2/3
補助上限額:5,000万円 補助率:大企業1/2、中小企業2/3
補助上限額:500万円
ロボット
ロボット
導入前の
実証費用
検証費用
の補助
の補助
本年度は、次のA~Hの類型に該当するロボットの導入実証やFSを対象としました。
A.労働生産性の向上 F.日常空間におけるロボット活用
B.過酷作業、熟練技能の代替・支援 G.ロボットによる新たなサービスの実現
C.複雑・困難な作業のロボット化 H.システムインテグレータの機能強化
D.三品産業(食品・化粧品・医薬品産業)におけるロボット活用
E.サービスのバックヤード等におけるロボット活用
1