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処理コスト削減と環境保全を両立するNETIS登録技術を用いた 発電所排水処理システム
大量の汚泥が発生する現場で有効な 「発電所排水処理システム」
1. 仮設処理
常設とは違い必要に応じて一時的な設置が可能
2. 処理コスト圧縮
従来、産業廃棄物処理していた汚泥を、現場にて水と固形物に分離脱水! 脱水減容化したことで産廃コストを70%以上削減
3. 工期短縮
連続的に汚泥を分離脱水する事で施工性が向上!工期を最大30%短縮
4. 故障や災害時の緊急トラブル対応
お問い合わせから最短3日で納入!24時間運転にも対応し最速でトラブルを解決
5. 環境保全
産業廃棄物として処分されていた汚泥を分離することにより、経済性の向上だけではなく 地球環境への負荷の抑制が図れる
このカタログについて
ドキュメント名 | 発電所排水処理システム_セイスイ工業 |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 3.2Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | セイスイ工業株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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詳解資料 <発電所編>
処理コスト削減と環境保全を両立するNETIS登録技術を用いた
発電所排水処理システム
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はじめに
大量の汚泥が発生する現場で有効な
「発電所排水処理システム」
1. 仮設処理
常設とは違い必要に応じて一時的な設置が可能
2. 処理コスト圧縮
従来、産業廃棄物処理していた汚泥を、現場にて水と固形物に分離脱水!
脱水減容化したことで産廃コストを70%以上削減
3. 工期短縮
連続的に汚泥を分離脱水する事で施工性が向上!工期を最大30%短縮
4. 故障や災害時の緊急トラブル対応
お問い合わせから最短3日で納入!24時間運転にも対応し最速でトラブルを解決
5. 環境保全
産業廃棄物として処分されていた汚泥を分離することにより、経済性の向上だけではなく
地球環境への負荷の抑制が図れる
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発電所排水処理システムについて
システムの概要
長年の排水処理で水処理設備の堆積汚泥が増加し放流水が基準値を満たさなくなった時や排水溝に汚泥が堆積し水位が増加した時など、水を抜
かずに堆積汚泥だけを取り除く事も可能であり、本システムを導入する事で大量の汚泥でも短期間で水と固形物に分離し、廃棄物の総量削減、経
済性、安全性、施工性の向上など、従来には無かった画期的な工法です。また、ゴミや砂分が多い場合にも対応しており、ゴミ除去機や砂分除去
機を用いながら一連の処理を連続して行えるようにシステム化した工法です。
従来技術との比較
従来工法では排水(廃水)や汚泥の処理量が多い場合、バキュームカーでの場外運搬が困難だったり産廃費用が高額になる問題や、高濃度汚泥
や有機汚泥、汚泥に含まれる粒子が非常に小さい場合にフィルター等を用いる脱水機では処理が不十分になるなどの問題がありました。
本システムは脱水機(遠心分離機)など様々な排水や汚泥に対応したプラントを組み合わせて使用することで、既設設備の稼働を止める事なく
その場で24時間連続運転で処理する事も可能であり、油、有害物、有機物を含む排水(廃水)や汚泥など幅広く対応出来ます。
また、石炭汚泥は、脱水機(遠心分離機)で水と固形物に分離する事で再利用出来る場合があり廃棄予定だったものが有価物となるため廃棄物量
を0に出来る可能性があります。
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汚泥減容化について
バキューム処理とのメリット・デメリット比較
バキューム処理 汚泥減容化処理
・処理量が少ない場合、そのまま ・処理量が多い場合、減容化することで
メリット
産廃をした方が安価で工期短縮。 処理費用の削減と工期短縮ができる。
・処理量が多い場合 ・処理量が少ない場合、バキューム処理
①処理費用が高額になる。 と比較して処理費用が高額になる。
②運搬できる量が制限され
デメリット
工期が伸びてしまう。 ・設置・運転調整・撤去に数日掛かる。
③工期中に全量受け入れ出来ない。
・原水濃度が高い場合 ・運転管理をする人員が必要。
希釈する為、処理量が増加する。
〇 処理量が少ない場合 → バキューム処理
〇 処理量が多い場合 → 汚泥減容化処理
(バキューム処理量が300㎥以上だとメリットを出せる可能性大!)
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汚泥減容化について
「有機汚泥」を遠心分離機によって脱水する利点
今までバキューム車等により廃棄されていた汚泥には、水分が含まれており、脱水する事により水と固形物に分離
する事で廃棄物量を減らす事が可能です。
120 今まで廃棄 脱水処理前汚泥
されていた水分
SS 濃度 1%
100
80 Dry SS(固形物量) 1t
60 汚泥量 100㎥
脱水処理後の
40 (固形物+水分) (1t+99㎥)
廃棄物量
20 分離された水分量
100㎥/6.7㎥=14.9
99㎥-5.7㎥=93.3㎥
0 93.3㎥が廃棄対象外 1/15に減容化
脱水処理前 脱水処理後
100 8
80 6 脱水処理後汚泥
60
4 含水率 85%
40
2
20 Dry SS(固形物量) 1t
0 0
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 85 80 75 70 65 60 汚泥量 6.7㎥
SS濃度(%) 含水率(%) (固形物+水分) (1t+5.7㎥)
※.減容化率はSS濃度と含水率により変わります。
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含水率85%時
脱水処理後の汚泥量(㎥) ( ㎥ )
SS濃度1%時
脱水処理後の汚泥量(㎥)
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汚泥減容化について
「無機汚泥」を遠心分離機によって脱水する利点
今までバキューム車等により廃棄されていた汚泥には、水分が含まれており、脱水する事により水と固形物に分離
する事で廃棄物量を減らす事が可能です。
今まで廃棄 脱水処理前汚泥
120
されていた水分
SS 濃度 5%
100
80 Dry SS(固形物量) 5t
60 汚泥量 100㎥
脱水処理後の
40 (固形物+水分) (5t+95㎥)
廃棄物量
20 分離された水分量
100㎥/10㎥=10
95㎥-5㎥=90㎥
0 1/10に減容化
90㎥が廃棄対象外
脱水処理前 脱水処理後
30 20
25
15 脱水処理後汚泥
20
15 10 含水率 50%
10
5
5 Dry SS(固形物量) 5t
0 0
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 65 60 55 50 45 40 35 30 汚泥量 10㎥
SS濃度(%) 含水率(%) (固形物+水分) (5t+5㎥)
※.減容化率はSS濃度と含水率により変わります。
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含水率50%時
脱水処理後の汚泥量(㎥) ( ㎥ )
SS濃度5%時
脱水処理後の汚泥量(㎥)
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現場事例1-1|排水溝浚渫汚泥処理
ご相談内容 廃棄物量の比較
2週間で取水口に堆積している汚泥を出来るだけ低コストで除去して欲しい。 600
500 廃棄物を約500㎥から
72㎥まで減容化。
400
効果 300
200
ダイバーによるポンプ浚渫と仮設汚泥減容化プラントを稼動させることに 100
0
より設置から撤去までを2週間で問題なく処理し、そのまま廃棄してしま
処理前 処理後
う方法に比べ廃棄物の量を500㎥から72㎥まで約1/7に減容化できました。
※脱水ケーキの含水率は土質により変わります。含水率が高い程、廃棄物量も増えてきます。
処理前 処理後
原水 処理水 砂・貝殻
処理前水質 85,000㎎/ℓ 脱水ケーキ(含水率42%)
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( ㎥ )
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現場事例1-2|ご提案内容
ダイバーによるポンプ浚渫と仮設汚泥減容化プラントでの処理をご提案しました。
まず、ダイバーが潜水し堆積した汚泥をバキュームポンプで除去していきます。送られてきた汚泥は一次処理として砂除去機(サイクロン付き
振動篩機)にて大きな貝殻やゴミ、砂などを除去しながら汚泥貯留槽に溜めていきます。二次処理の濁水処理では、PACと高分子凝集剤で汚
泥を凝集し沈殿槽で濃縮します。三次処理では、濃縮された汚泥を脱水機(遠心分離機)に送り水と固形物に分離します。分離された水(処理
水)は水処理後に放流していきます。処理能力は土質や発生泥水濃度により変わりますので過少設備や過剰設備にならないよう常に事前調査を
綿密に行いお客様に最適な設備をご提案させて頂いております。
弊社では、処理実施までのご提案資料作成・現地確認・薬品テストなどを無料で行っております。
お客様が納得できる処理方法をご提案するため、全国各地訪問させていただきます。
仮設汚泥減容化プラント フロー図
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現場事例1-3|仮設汚泥減容化システム
配置は弊社で提案させて頂いております。(写真1)
写真1 現場全景
ダイバーにより取水口に溜まった汚泥を1時間当たり200㎥取
り除いていきます。(写真2)
送られてきた汚泥は砂や貝などを含んでいる為、砂分除去機
(サイクロン付き振動篩機)で汚泥から砂や貝などを除去して
いきます。(写真3)
写真2 取水口状況 写真3 ゴミ・貝殻・砂分除去
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現場事例1-4|仮設汚泥減容化システム
砂分除去機(サイクロン付き振動篩機)で除去され
た貝殻やゴミ、砂などです。(写真4)(写真5)
サイクロンでは75μm以上の砂分が排出されます。
写真4 貝殻・ゴミ等 写真5 砂分等
貝殻やゴミ、砂などを除去した汚泥は汚泥受け槽へ
溜め、次に反応槽へ送ります。(写真6)
反応槽ではPACと高分子凝集剤で反応させ汚泥を凝
集していきます。(写真7)
写真6 汚泥(汚泥受け槽) 写真7 反応槽状況
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現場事例1-5|仮設汚泥減容化システム
反応槽から送られてきた汚泥は沈殿槽で濃縮されま
す。(写真8)
濃縮された汚泥は汚泥貯留槽へ溜め、そこから脱水
機(遠心分離機)へ送水し1時間当たり10㎥を水と
固形物に分離していきます。
使用した脱水機はHS-500MWです。(写真9)
写真8 沈殿槽 写真9 脱水機(遠心分離機)
分離された固形物(脱水ケーキ)の含水率は42%で
した。脱水ケーキは直接フレコンに落として搬出さ
れます。(写真10)
分離された水(処理水)は、水処理後に放流基準を
満たしている事を確認し放流します。(写真11)
写真10 脱水ケーキ(含水率42%) 写真11 処理水
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その他の事例2|雨水貯水池汚泥処理
仮設脱水プラント
1.処理の目的
石灰貯蔵用施設として、野積み貯炭式を採用しているが貯炭場全体
の雨水を処理する雨水貯水池に汚泥が堆積してしまった為、これを
浚渫して取り除き本来の機能を回復させることを目的とする。
2.遠心分離機での処理の特徴
①微粒子分が多い為、フィルタープレス等の脱水機では処理できな
い汚泥を連続的に処理できる。
②脱水した脱水ケーキは燃料として再利用できる。
3.処理プラントの概要
①処理条件 汚泥総量 1,850㎥ 原水濃度10%(比重1.13) クレーンにてポンプ浚渫 原水状況(濃度10%)
②処理能力 15㎥/h(汚泥の濃度、性状により変動あり)
③工事期間 1ヵ月(7時間/日稼働)
4. 効果
廃棄予定汚泥量1,850㎥から528㎥へ減容化。燃料として再利用し
た為、廃棄物は有価物へ生まれ変わる。
廃棄物量の比較 経済性の比較
99%削減 70%削減
脱水機設置状況 HS‐500MW×2台 脱水ケーキ(含水率60%)/処理水状況
バキューム工法 セイスイの技術 バキューム工法 セイスイの技術
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その他の事例3|洗煙排水貯留槽汚泥処理
仮設脱水プラント
1.処理の目的
洗煙排水による汚泥が堆積してしまった為、これを浚渫して取り除き本
来の機能を回復させることを目的とする。
2.遠心分離機での処理の特徴
①微粒子分が多い為、フィルタープレス等の脱水機では処理できない汚
泥を連続的に処理できる。
②既設設備を稼働しながら堆積汚泥を減容化できる。
3.処理プラントの概要
①処理条件 汚泥総量1,200㎥(10倍希釈後12,000㎥)原水濃度1.5%
②処理能力 30㎥/h(汚泥の濃度、性状により変動あり) クレーンにてポンプ浚渫 原水状況(濃度1.5%)
③工事期間 2ヵ月(8時間/日稼働)
4. 効果
廃棄予定汚泥量1,200㎥から350㎥へ減容化。
廃棄物量の比較 経済性の比較
71%削減 70%削減
脱水機設置状況 脱水ケーキ(含水率50%)/処理水状況
HS‐500MW・HS-600MW
バキューム工法 セイスイの技術 バキューム工法 セイスイの技術
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その他の事例4|水害による含油廃水処理
仮設含油汚泥減容化プラント
1.処理の目的
洪水で水力発電ダムが水没し、備蓄してあった潤滑油等の油が流
出し、内部に溜まった含油廃水を取り除き本来の機能を回復させ
ることを目的とする。
2.遠心分離機での処理の特徴
①含油廃水の為、フィルタープレス等の脱水機では処理できない汚
泥を連続的に処理できる。
②バキューム処理では場外搬出に時間がかかるが、大量の含油廃水
でも短期間で処理が出来る。
3.処理プラントの概要 内部被災状況 汚泥減容化プラント全景
①処理条件 汚泥総量 10,000㎥ 原水濃度0.2%
②処理能力 5㎥/h(汚泥の濃度、性状により変動あり)
③工事期間 10ヵ月(7時間/日稼働)
4. 効果
廃棄予定汚泥量10,000㎥から67㎥へ減容化。
廃棄物量の比較 経済性の比較
99%削減 80%削減
脱水機設置状況 MW-4 脱水ケーキ(含水率70%)/処理水状況
バキューム工法 セイスイの技術 バキューム工法 セイスイの技術
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全体の流れ
弊社では、処理実施までのご提案資料作成・現地確認・薬品テストなどを無料で行っております。
お客様が納得できる処理方法をご提案するため、全国各地訪問させていただきます。
お客様のご質問やご要望に、弊社営業担当が対応致します。
1 お客様からのお問合わせ 弊社ホームページ、もしくはお電話にてお問い合わせ下さい。
お客様の現場状況を確認の上、ご要望に合わせて処理費用の概算をお出し致します。
1~4までの工
2 弊社プランの提示 ご連絡していただいたお客様には、ご要望内容によっても異なりますが、概算見積、処
理計画案、類似した過去の現場事例、処理フロー図等を送付しております。 程は、最短で1
週間程度で無料
お客様との合意が得られた後に現地の作業現場の確認や、 にてご対応致し
3 現地確認や打合せ
処理対象物のサンプリング試験を行います。
ます
お客様にて弊社プランを確認・
4 この時点で正式なご発注書類を頂戴しております。
採用後、御発注
すべての設置作業と共に、運転指導を行います。
5 処理実施 通常の貸して終わるレンタル業とは違い、弊社は各現場に合った運転方法までサポート
いたしますので前もった知識や技術は必要ありません。
運転開始後も、 作業中に何かわからないことや、トラブルが発生した場合もお電話一本で弊社担当が問
6
充実のアフターサポート 題解決にあたります。
もちろん、現場へ再度出向いてご確認する場合もございます。
作業終了後、弊社で撤去作業を
7
行います
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セイスイ工業株式会社
本社周辺案内
〒265-0045 千葉市若葉区上泉町424-18
TEL.043-312-0895(営業・機材センター兼用)
FAX.043-312-0897(営業)
FAX.043-312-0898(機材センター)
弊社にお越しの方は、右の案内図を参考にしてください。
お車でお越しの方へ
道路(都心より)
京葉道路または首都高湾岸線利用 → 宮野木JCT.東関東自動車道・佐倉
I.C.より約9km
道路(成田空港より)
東関東自動車道利用 → 佐倉I.C. より約9km
※「ちばリサーチパーク」HPより抜粋
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