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処理コスト削減と環境保全を両立するNETIS登録技術を用いた 大規模排水処理システム
大量の汚泥が発生する現場で有効な 「大規模排水処理システム」
1. 仮設処理
常設とは違い必要に応じて一時的な設置が可能
2. 処理コスト圧縮
従来、産業廃棄物処理していた汚泥を、現場にて水と固形物に分離脱水! 脱水減容化したことで産廃コストを80%以上削減
3. 工期短縮
連続的に汚泥を分離脱水する事で施工性が向上!工期を最大30%短縮
4. 故障や災害時の緊急トラブル対応
お問い合わせから最短3日で納入!24時間運転にも対応し最速でトラブルを解決
5. 環境保全
産業廃棄物として処分されていた汚泥を分離することにより、経済性の向上だけではなく 地球環境への負荷の抑制が図れる
このカタログについて
ドキュメント名 | 大規模排水処理システム_セイスイ工業 |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 3Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | セイスイ工業株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ

このカタログの内容
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詳解資料 <浚渫編>
処理コスト削減と環境保全を両立するNETIS登録技術を用いた
大規模排水処理システム
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はじめに
大量の汚泥が発生する現場で有効な
「大規模排水処理システム」
1. 仮設処理
常設とは違い必要に応じて一時的な設置が可能
2. 処理コスト圧縮
従来、産業廃棄物処理していた汚泥を、現場にて水と固形物に分離脱水!
脱水減容化したことで産廃コストを80%以上削減
3. 工期短縮
連続的に汚泥を分離脱水する事で施工性が向上!工期を最大30%短縮
4. 故障や災害時の緊急トラブル対応
お問い合わせから最短3日で納入!24時間運転にも対応し最速でトラブルを解決
5. 環境保全
産業廃棄物として処分されていた汚泥を分離することにより、経済性の向上だけではなく
地球環境への負荷の抑制が図れる
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大規模排水処理システムについて
システムの概要
浚渫工事や災害が発生した時など、泥水や汚泥を大量に処理する必要に迫られた現場や高濃度泥水や汚泥が発生する現場において、本システム
を導入する事で大量の高濃度泥水や汚泥を短期間で水と固形物に分離し、廃棄物の総量削減、経済性、安全性、施工性の向上など、従来には無
かった画期的な工法です。また、ゴミや砂分が多い場合にも対応しており、ゴミ除去機や砂分除去機を用いながら一連の処理を連続して行えるよ
うにシステム化した工法です。
従来技術との比較
浚渫現場や災害発生時には大量の泥水を処理する場合があり、これをバキューム車で産廃処理しようとしてもコストが掛かりすぎるなどの問題が
ありました。
本システムは脱水機(遠心分離機)など様々な泥水や汚泥に対応したプラントを組み合わせて使用することで、1時間当たり数十㎥から数百㎥の
幅広い処理量に対応する事が可能で24時間連続運転で処理する事も出来ます。また、浚渫した際に発生する汚泥は土砂など無機性のものや腐植
など有機性のものが混ざっている場合や、その汚泥に油、有害物、重金属などを含む場合など幅広く対応が出来ます。
脱水機(遠心分離機)は、泥水や汚泥を水と固形物に分離することで、発生汚泥の大幅な減容化が出来るため処理量が多くなるほど廃棄費用の削
減につながります。
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汚泥減容化について
バキューム処理とのメリット・デメリット比較
バキューム処理 汚泥減容化処理
・処理量が少ない場合、そのまま ・処理量が多い場合、減容化することで
メリット
産廃をした方が安価で工期短縮。 処理費用の削減と工期短縮ができる。
・処理量が多い場合 ・処理量が少ない場合、バキューム処理
①処理費用が高額になる。 と比較して処理費用が高額になる。
②運搬できる量が制限され
デメリット
工期が伸びてしまう。 ・設置・運転調整・撤去に数日掛かる。
③工期中に全量受け入れ出来ない。
・原水濃度が高い場合 ・運転管理をする人員が必要。
希釈する為、処理量が増加する。
〇 処理量が少ない場合 → バキューム処理
〇 処理量が多い場合 → 汚泥減容化処理
(バキューム処理量が300㎥以上だとメリットを出せる可能性大!)
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汚泥減容化について
「有機汚泥」を脱水機(遠心分離機)によって脱水する利点
今までバキューム車等により廃棄されていた汚泥には、水分が含まれており、脱水する事により水と固形物に分離
する事で廃棄物量を減らす事が可能です。
今まで廃棄 脱水処理前汚泥
120
されていた水分
SS 濃度 1%
100
80 Dry SS(固形物量) 1t
60 汚泥量 100㎥
脱水処理後の
40 (固形物+水分) (1t+99㎥)
廃棄物量
20 分離された水分量
100㎥/6.7㎥=14.9
99㎥-5.7㎥=93.3㎥
0 93.3㎥が廃棄対象外 1/15に減容化
脱水処理前 脱水処理後
100 8
80 6 脱水処理後汚泥
60
4 含水率 85%
40
2
20 Dry SS(固形物量) 1t
0 0
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 85 80 75 70 65 60 汚泥量 6.7㎥
SS濃度(%) 含水率(%) (固形物+水分) (1t+5.7㎥)
※.減容化率はSS濃度と含水率により変わります。
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含水率85%時
脱水処理後の汚泥量(㎥) ( ㎥ )
SS濃度1%時
脱水処理後の汚泥量(㎥)
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汚泥減容化について
「無機汚泥」を脱水機(遠心分離機)によって脱水する利点
今までバキューム車等により廃棄されていた汚泥には、水分が含まれており、脱水する事により水と固形物に分離
する事で廃棄物量を減らす事が可能です。
脱水処理前汚泥
120 今まで廃棄
されていた水分
SS 濃度 5%
100
80 Dry SS(固形物量) 5t
60 汚泥量 100㎥
脱水処理後の
40 (固形物+水分) (5t+95㎥)
廃棄物量
20 分離された水分量
100㎥/10㎥=10
95㎥-5㎥=90㎥
0 1/10に減容化
90㎥が廃棄対象外
脱水処理前 脱水処理後
30 20
25
15 脱水処理後汚泥
20
15 10 含水率 50%
10
5
5 Dry SS(固形物量) 5t
0 0
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 65 60 55 50 45 40 35 30 汚泥量 10㎥
SS濃度(%) 含水率(%) (固形物+水分) (5t+5㎥)
※.減容化率はSS濃度と含水率により変わります。
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含水率50%時
脱水処理後の汚泥量(㎥) ( ㎥ )
SS濃度5%時
脱水処理後の汚泥量(㎥)
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現場事例1-1|漁港の浚渫汚泥処理
ご相談内容 廃棄物量の比較
漁港を浚渫した際に発生する高濃度汚泥を1時間当たり800㎥処理 60000
したいが、処理量が多い為に処理を出来る会社がなく困っている。 50000 94%
また、バキュームで処理すると産廃費用が高額になる為、コストを 40000
30000 削減
下げる方法を探している。
20000
10000
効果
0
バキューム工法 セイスイの技術
仮設大規模汚泥減容化プラントを3か月稼動させることにより、総水
※脱水ケーキの含水率は土質により変わります。含水率が高い程、廃棄物量も増えてきます。
処理量360,000㎥、有機性汚泥52,000㎥を処理し廃棄物量を1/16ま
で削減出来き処理費用も大幅に削減出来ました。
処理前 処理後
泥水(濃度3%) 処理水 ゴミ・砂分
脱水ケーキ(脱水固体)含水率50%
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( ㎥ )
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現場事例1-2|ご提案内容
港湾での浚渫した汚泥は、石、ゴミ、砂などが含まれた有機性の高濃度汚泥であり汚泥処理量も1時間当たり800㎥と大量です。送られてきた
汚泥は一次処理として砂除去機(サイクロン付き振動篩機)にて大きな貝殻やゴミ、砂などを除去しながら汚泥貯留槽に溜めていきます。二次
処理の水処理では、PACと高分子凝集剤で汚泥を凝集し沈殿槽で汚泥を濃縮します。三次処理で濃縮された汚泥を脱水機(遠心分離機)に送
り水と固形物に分離します。分離された処理水は水処理後に放流し、分離された固形物(脱水ケーキ)は埋戻土として再利用します。処理能力
は土質や発生汚泥濃度により変わりますので過少設備や過剰設備にならないよう常に事前調査を綿密に行いお客様に最適な設備をご提案させて
頂いております。
弊社では、処理実施までのご提案資料作成・現地確認・薬品テストなどを無料で行っております。
お客様が納得できる処理方法をご提案するため、全国各地訪問させていただきます。
仮設大規模汚泥減容化プラント フロー図
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現場事例1-3|仮設大規模汚泥減容化プラント
配置は弊社で提案させて頂いております。(写真1)
写真1 現場全景
港湾に堆積した汚泥を浚渫船で取り除きながら仮設大規模汚泥
減容化プラントへ1時間当たり800㎥の汚泥を送っていきます。
(写真2)
送られてきた汚泥は砂や貝などを含んでいる為、砂分除去機
(サイクロン付き振動篩機)で汚泥から貝殻やゴミ、砂などを
除去していきます。(写真3)
写真2 浚渫船 写真3 砂分除去機(サイクロン付き振動篩機)
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現場事例1-4|仮設大規模汚泥減容化システム
砂分除去機(サイクロン付き振動篩機)で除去され
た貝殻やゴミ、砂などです。(写真4)(写真5)
サイクロンでは75μm以上の砂分が排出されます。
写真4 石やゴミなど 写真5 砂
貝殻やゴミ、砂などを除去した汚泥は汚泥受け槽へ溜
め、次に反応槽へ送ります。
反応槽ではPACと高分子凝集剤で反応させ汚泥を凝集
していきます。(写真6)
反応槽から送られてきた汚泥は沈殿槽で濃縮されます。
(写真7)
写真6 反応槽状況 写真7 沈殿槽状況
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現場事例1-5|仮設大規模汚泥減容化システム
沈殿槽で濃縮された汚泥は汚泥貯留槽へ溜め、そこ
から脱水機(遠心分離機)へ送水します。
(写真8)
HS-500MW7台、HS-600MW2台の計9台の脱水機
で1時間当たり約120㎥の汚泥を水と固形物に分離
します。(写真9)
写真8 汚泥貯留槽状況 写真9 脱水機(遠心分離機)設置状況
分離された固形物(脱水ケーキ)はベルトコンベア
で固化設備へ搬送していきます。
(写真10)(写真11)
写真10 脱水ケーキ搬送状況 写真11 脱水ケーキ(含水率50%)
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現場事例1-6|仮設大規模汚泥減容化システム
脱水ケーキは固化処理後に仮置き場に移動し、その
後は再生土として産業廃棄物を発生させない処理を
行うことができました。(写真12)(写真13)
写真12 固化設備状況 写真13 砂、固化後の脱水ケーキ仮置場
処理水は放流水質SS10mg/ℓ以下になるように
水処理を行い1時間当たり680㎥の処理水を放流しま
した。(写真14)
写真14 処理水状況
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その他の事例2|港湾浚渫工事
<仮設大規模汚泥減容化プラント>
1.処理の目的
漁港を浚渫した際に発生する高濃度汚泥を減容化する事を目的とする。
2.脱水機(遠心分離機)の特徴
① 処理量が多い汚泥でも短期間で汚泥を連続的に処理できる。
② バキューム処理では場外搬出に時間がかかるが、大量の汚泥でも
短期間で処理が出来る。
3.処理プラントの概要
①処理条件 汚泥処理量 330,000㎥ 濃縮汚泥濃度3%
②処理能力 水処理量 800㎥/h 汚泥処理量 150㎥/h
③工事期間 3か月(7時間/日稼働) プラント全景 脱水機(遠心分離機)設置状況
4. 効果
1時間当たり800㎥の汚泥を処理し1/13まで減容化する事が出来まし
た。分級砂や脱水ケーキは再利用した為、廃棄物費用も大幅に削減出来
ました。
廃棄物量の比較 経済性の比較
93%削減 75%削減
バキューム工法 セイスイの技術 振動篩機/分級砂・石 脱水ケーキ(含水率60%)/処理水放流状況
バキューム工法 セイスイの技術
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その他の事例3|港湾浚渫工事
<仮設重金属汚泥減容化プラント>
1.処理の目的
漁港を浚渫した際に発生する重金属を含んだ高濃度汚泥を減容化と不
溶化する事を目的とする。
2.脱水機(遠心分離機)の特徴
① 処理量が多い高濃度汚泥でも短期間で汚泥を連続的に処理できる。
② バキューム処理では場外搬出に時間がかかるが、大量の汚泥でも
短期間で処理が出来る。
3.処理プラントの概要
①処理条件 汚泥処理量 23,000㎥ 濃度6%
②処理能力 水処理量 82㎥/h 汚泥処理量 50㎥/h プラント全景 脱水機(遠心分離機)設置状況
③工事期間 2か月(7時間/日稼働)
4. 効果
1時間当たり82㎥の泥水を処理し汚泥も1/7まで減容化する事が出来ま
した。分級砂や脱水ケーキは不溶化して再利用した為、廃棄物費用も大
幅に削減出来ました。
廃棄物量の比較 経済性の比較
85%削減 60%削減
振動篩機 脱水ケーキ(含水率60%)/処理水放流状況
バキューム工法 セイスイの技術 バキューム工法 セイスイの技術 ゴミ/分級砂
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全体の流れ
弊社では、処理実施までのご提案資料作成・現地確認・薬品テストなどを無料で行っております。
お客様が納得できる処理方法をご提案するため、全国各地訪問させていただきます。
お客様のご質問やご要望に、弊社営業担当が対応致します。
1 お客様からのお問合わせ 弊社ホームページ、もしくはお電話にてお問い合わせ下さい。
お客様の現場状況を確認の上、ご要望に合わせて処理費用の概算をお出し致します。
1~4までの工
2 弊社プランの提示 ご連絡していただいたお客様には、ご要望内容によっても異なりますが、概算見積、処
理計画案、類似した過去の現場事例、処理フロー図等を送付しております。 程は、最短で1
週間程度で無料
お客様との合意が得られた後に現地の作業現場の確認や、 にてご対応致し
3 現地確認や打合せ
処理対象物のサンプリング試験を行います。
ます
お客様にて弊社プランを確認・
4 この時点で正式なご発注書類を頂戴しております。
採用後、御発注
すべての設置作業と共に、運転指導を行います。
5 処理実施 通常の貸して終わるレンタル業とは違い、弊社は各現場に合った運転方法までサポート
いたしますので前もった知識や技術は必要ありません。
運転開始後も、 作業中に何かわからないことや、トラブルが発生した場合もお電話一本で弊社担当が問
6
充実のアフターサポート 題解決にあたります。
もちろん、現場へ再度出向いてご確認する場合もございます。
作業終了後、弊社で撤去作業を
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行います
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セイスイ工業株式会社
本社周辺案内
〒265-0045 千葉市若葉区上泉町424-18
TEL.043-312-0895(営業・機材センター兼用)
FAX.043-312-0897(営業)
FAX.043-312-0898(機材センター)
弊社にお越しの方は、右の案内図を参考にしてください。
お車でお越しの方へ
道路(都心より)
京葉道路または首都高湾岸線利用 → 宮野木JCT.東関東自動車道・佐倉
I.C.より約9km
道路(成田空港より)
東関東自動車道利用 → 佐倉I.C. より約9km
※「ちばリサーチパーク」HPより抜粋
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