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パートナーの協業が顧客のメリットを生む!安全コントローラーとバルブの連携などについて掲載
製造業者は、これまで以上に機械の安全要件に理解を示しています。
彼らは生産性を維持しながら従業員に安全な機械を提供したいと考えており、
多くは労働者を保護しながら生産性を改善するために安全統合制御などの
方法を利用しています。
たとえば、Schneider Packaging Equipment Co.Inc.では、安全バルブ
メーカーである当社Ross Controlsと協力しあい、統合された安全システムを
Schneider Packagingの機械用に設計し、作業者が日常の反復作業を安全に
行えるようにしています。
当資料にて詳しく解説しておりますので、是非ご一読ください。
【掲載内容】
■パートナーの協業が顧客のメリットを生む
■安全コントローラーとバルブの連携
■一つの迅速な行動
■手を取り合って
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
このカタログについて
ドキュメント名 | 安全性と生産性を同時に向上 |
---|---|
ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 578.4Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | ロス・アジア株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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Ro疇
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―璽
安全性と生産性を同時に向上
By Eric Cummings, Global Safety Industry Manager, ROSS Controls and
Russell Boughton, Production Engineering Manager, Schneider Packaging Equipment Co., Inc.
(Two partners collaborate to leverage safety exhaust valves to design a uniform machine that isolates hazardous energy sources.)
製造業者は、これまで以上に機械の安全要件に理解を示しています。彼らは生産性を維持しながら従業員に安
全な機械を提供したいと考えており、多くは労働者を保護しながら生産性を改善するために安全統合制御など
の方法を利用しています。たとえば、Schneider Packaging Equipment Co.、Inc.(以下、Schneider
Packaging)では、安全バルブメーカーである弊社Ross Controlsと協力しあい、統合された安全システムを
Schneider Packagingの機械用に設計し、作業者が日常の反復作業を安全に行えるようにしています。作業者
によりくり返し実行されるタスクは、ロックアウト/タグアウト(LOTO)の「代替手段」のカテゴリーに該当
し、そのため労働安全衛生局(OSHA)が要求するレベルと同等の保護を提供するためには、安全マシンガー
ドシステムが必要です。
さらに、Z244「ロックアウト基準」やB11「一般的な安全要件」など米国規格協会(ANSI)のさまざまな規
格、および包装機械製造業者協会(PMMI)B155.1規格も、反復作業に何が必要なのか詳細情報を提供してい
ます。
Schneider Packagingでの統合安全システムへの移行において、包装最終工程に関するソリューションの機械
メーカーとそのパートナーのロックウェルオートメーションでは、機械の安全性と生産性を向上させるために
統合安全システムを指定するお客様が増えてるそうです。この傾向は、製造業者が今日の安全基準とそれに利
用可能な機器をより意識するようになるにつれて増えています。この統合安全システムへの移行は重要です。
なぜならこのことは、より多くの機械メーカーと製造業者が、顧客の期待を前もって明確にし、顧客の従業員
を保護しながら製造業者の必要な生産性を維持できる機械のあらゆる部分を十分に設計し、製造するために、
協力しあっていることを意味するからです。
パートナーの協業が顧客のメリットを生む
これは、Schneider Packagingと”Rockwell Automation Encompass™製品パートナー”であるRoss Controls
のコラボレーションにつながった要因の1つです。両社の代表者は、地元の販売代理店、会議やその他の業界イ
ベントで何度も接触し、お互いの人材や能力についてよく知るようになりました。私たちは、Schneider
Packaging向けの機械により安全なソリューションを設計するRockwell Automationのソリューションに関する
知識を共有しています。
日常的で反復的なタスクに対して労働者がより安全にアクセスできるように、Schneider Packagingは現在、電
気安全制御回路用にRockwell Automation(www. rockwellautomation.com/go/tjguardlogix)のAllen-
Bradley® GuardLoogix®と、空気圧エネルギーを安全に隔離するためにROSS DM2®安全バルブを使用してそ
の機械の設計を行なっています。
Schneider Packagingのチームは、機械安全ソリューションのために、いくつかの安全リレーと小型で独立型の
プログラマブルロジックコントローラー(PLC)を検討しましたが、結果GuardLoogix®を選んだ理由は、安全
装置からの入力に基づいて、さまざまな機械応答の設定に対して最も柔軟性があり、制御システム全体に統合さ
れているからです。
この統合された安全アプローチにより、潜在的危険エリアに誰かがアクセスする前に、すべてのエネルギー源を
隔離する統一された仕様の機械がユーザーに提供されます。 この均一性は、 GuardLogix®安全制御の中核と
なるRockwell Automation Integrated Architecture™にによってもたらされています。このアーキテクチャで
は、2つの異なるシステムを処理する必要がないため、問題が発生した場合、機械メーカのトラブルシューティ
ングが容易になります。このソリューションは、単一障害が危険な状態に繋がることがなく、機械の生産性に悪
影響を及ぼさないようにすることを確実にするのに役立ちます。
www.『osscontrols.com
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安全コントローラーとバルブの連携 ―璽
DM2®カテゴリ4安全排気バルブは、人が潜在的危険領域にアクセスする前に、危険
な空気エネルギー源を隔離します。ロックアウト工程を排除することで、安全性と生 嶋•
産性の向上に役立ちます。バルブを統合するためには、バルブをシフトして、通常の '
機械操作用に下流側に空気圧を提供するためには、2つのメインソレノイドを励磁す e
る必要があり、それにはGuardLogix安全コントローラーから二重チャンネルに同時 o !
に信号を出力する必要があります。安全イベントが発生すると、Guardlogix®安全コ
ントローラがメインソレノイドコイルから電力を遮断します。これにより、動作中に
バルブの動きを生み出している空気圧エネルギーが取り除かれます。安全イベント
は、詰まりを取り除くために機械を安全な状態にするといったように事前に意図され
たものであったり、または、人が潜在的危険領域へのアクセスを制御しているライト
カーテンまたはスキャナーを始動させたといったように意図されたものでない場合が
あります。
またバルブは、制御システムに圧力スイッチを介して、バルブの状態に関するフィー
ドバックを送ります。スイッチは、バルブ固有の安全システムの一部ではなく、診断
に使用されます。2つの内部弁体が互いに100ミリ秒以内に同期してシフトしない場
合、異常なバルブ動作もしくは故障と診断されます。
これは、ANSI / PMMI 8155.1規格の「低下したパフォーマンス」要件を満たす、粘着性のある、または応
答性が遅いバルブの監視に役立ちます。バルブが異常に動作した場合、ステータスインジケータースイッチ
は、バルブが作動する準備ができていないという信号を発信します。その後、専用のリセットソレノイドを
介してバルブをリセットすることができます。この専用リセットを行う前に、システム障害を確認して問題
解決する必要があります。電気安全モジュールと同様に、バルブが故障すると、内部監視によりバルブが安
全モードになり、下流の空気エネルギーを排気して、それ以上の操作を抑止します。ステータスインジケー
ターは、オペレーター制御工程にメッセージを送り、空気圧安全回路内に問題が発生したことを作業者に警
告します。このメッセージは、作業者に障害を解消するために必要な次の手順も知らせます。
一つの迅速な行動
機械の統合安全設計には、モジュール式でフレキシブルな『Allen-Bradley Bulletin 2030™EectroGuard®
安全隔離システム』も含まれています。(www.rockwellautomation.com/go/tjelectroguard). 空気圧隔
離モジュールのDM2®は基本的に、空気圧エネルギーの流入を遮断し、下流の空気圧エネルギーを急速に廃
棄する「空気圧安全リレー」として機能します。
クロスフロー流路を備えたバルブの冗長内部構造と、クロスモニタリング内部構造は、ISO 13849-1カテ
ゴリー4 PL e要件を満たしています。これにより、ElectroGuard® 安全隔離システムは、1つの迅速なアク
ションで電気エネルギーと空気圧エネルギーの両方を隔離できます。その結果、安全基準へ確実に準拠し、
生産性の向上という付加価値を伴って、作業者は、より簡単に機器にアクセスすることが可能です。
手を取り合って
DM2®バルブをRockwell Automationnの安全制御と統合すると、ロックアウトの代替手段が提供されま
す。このことは、従来のロックアウトが依然として必要とされる非生産関連のメンテナンスタスクを除い
て、ロックアウトのタスクがプロセスから排除されるため、安全性と生産性の向上に役立ちます。機械での
統合安全システムの使用は、製造業者が効率を高めながら安全を強化できることの良い例となっています。
改善された稼働時間と生産性は、この安全システムを実装するコストが正当である根拠を示す対価をユー
ザーにもたらします。
(Schneider Packaging Equipment Co.、<ニューヨーク州ブリュートン>は、箱包装、ロボットパレタイジング、システム統合を含む、
製造ラインの最後のパッケージソリューションを提供しています。)
この記事の製品に関連する詳細情報は、以下にお問い合わせ下さい。
ロス・アジア株式会 マーケティング部
Email: mktg.ra@rosscontrols.com
TEL :042-778-7251
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