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このカタログについて
ドキュメント名 | リークシール(漏れ止め)の種類 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 585.1Kb |
取り扱い企業 | 富士ファーマナイト株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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シール材(コンパ ウンド)の種類
| リークシール(漏れ止め)のしくみ
富士ファーマナイトのリークシール(漏れ止め)サービスは、
コンパウンドというシール材を充填することによって、漏れ
を止めています。
充填されたシール材がプラントの運転温度や圧力を利用して、
新たな「ガスケット層」を形成し、密着性を回復することで、
漏れが止まるのです。
シール材自体には接着力がないので、プラント設備の定期
修理時に充填したバルブ、フランジ等の分解清掃が可能です。
右の写真は分解時にフランジから取り出したシール材です。
ボルト穴までシール材が充填されていることが確認できます。 フランジから取り除いたシール材
| シール材(コンパウンド)のバリエーション
漏れを確実に止めるためには、運転温度・圧
主材 硬化 対象 流体 温度
力に対応するのはもちろん、流体耐性が欠か
フランジ スチーム、水、
ゴム系 〇 80~450℃
ボックス BFW、HC、他 せません!
スチーム、
〇 フランジ 120~540℃
カーボン系 ボックス ハイドロカーボン イギリスのファーマナイト社では 1920 年代
× バルブグランド スチーム、水 -20~540℃ から漏洩条件に合わせて、様々なシール材の
研究開発に取り組んできました。
× フランジ
スチーム、水、 -20~260℃
PTFE 系 ボックス
× 化学物質
バルブグランド -180~20℃ 近年では 750℃を超える環境や、-200℃でも
フランジ スチーム、水、 使用できるシール材が新たに導入されていま
ガラス系 〇 -20~850℃
ボックス 化学物質 す。
| シール材(コンパウンド)の選定
全ての温度域、流体で使える万能なシール材は存在しないため、良好な漏れ止め結果を得るには、
「どのシール材を使用するか」が、とても重要です。
使用するシール材には、高温、高圧での流体耐性があり、次期定期修理までの確実な耐久性能が求められます。
富士ファーマナイトでは、リークシール施工前に、流体耐性チェックを行っており、高い耐久性能を持つシール材を選定して
使用しています。
| コンパウンドの選定の仕方
イギリスのファーマナイト社は、これまで 100 年間の実績・分析データを蓄積してきました。
そのノウハウが集約された流体耐性確認表で、約 1,500 種類の流体の耐性を確認しています。
さらにアメリカ、ヨーロッパ、アジアパシフィック地区それぞれに技術拠点があり、専門家に流体の耐久性を
すぐに確認できる体制を取っているため、新規の流体でも高い信頼性を持つシール材の選定が可能です。
お問い合わせ先
富士ファーマナイト株式会社 www.furmanite.co.jp
Tel:044-948-8833 Fax:044-777-5810
E-mail: technical_support@furmanite.co.jp