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高剛性減速機 大口径中空タイプ/扁平・軽量タイプの性能値、寸法図を掲載しています。
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このカタログについて
ドキュメント名 | 高剛性減速機 大口径中空タイプ/扁平・軽量タイプ |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 8Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社ニッセイ (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
Page1
'22.UXiMO_data
※本カタログの仕様は改良、その他で予告なく変更する事がありますので、
設計される前に念のためにお問い合わせください。
※本製品の最終使用者が軍事関係であったり、用途が兵器などの製造
用である場合、また輸出仕向国によっては「外国為替及び外国貿易
法」の定める輸出規制の対象となることがありますので、輸出される際
には十分な審査及び必要な輸出手続きをお取りください。
DGH / DGF type
高剛性減速機【 アクシモ】 高剛性・高トルク / 扁平・軽量 タイプ
https://www.nissei-gtr.co.jp
このカタログ商品のお求めは下記へ
コンパクトで、高精度な力強い駆動を実現
ロボット、FA機器等、精度が求められる用途に最適
2022.10.2.4-2
Page2
高剛性・高トルク・大きな中空径
DGH type
5枠番 3減速比
外径:71mm・81mm・95mm・110mm・142mm 1/19・1/29・1/59
パワフルで、負荷・衝撃に強い高剛性。大きな中空径に、太いケーブルを収めることが可能。
様々な用途で、
高精度な駆動を実現。
高剛性減速機は、生産性向上のニーズに
DGH / DGF あらゆる角度から応える機能・性能を備えています。
産業用ロボットやFA機器をパワフルにスピーディに。
type コンパクトで、機器の設計や構成を思いのままに。
高剛性減速機【 アクシモ】 高剛性・高トルク / 扁平・軽量 タイプ 様々な用途で、これまで以上のパフォーマンスを。
扁平・軽量・入力ベアリング内蔵
DGF type
3枠番 2減速比
外径:71.5mm・81.5mm・91.5mm 1/50・1/100
遊星ギアをクロスローラベアリング内側に配し、薄さ・軽さを実現。機器設計の自由度を向上させます。
01 02
Page3
高剛性減速機
DGH オイルシール
(入力軸)
type 遊星ギア クランクシャフト キャリア受け
180°位相がずれた2枚の遊星ギアが、 入力軸であり、大きな中空径を擁する 反力ピンを保持
同時にインターナルギアに噛み合うことで、
回転時のアンバランスを回避
オイルシール
(入力軸)
オイルシール
(出力軸)
ニードルピン インターナルギア ブラケット
特殊歯型を採用
メタル・反力ピン
遊星ギアの自転運動を伝達
クロスローラベアリング 単列深溝玉軸受(入力軸)
すべての要素に 出力軸と主軸受を兼用 DGH type
これまで以上に速く、強く、自由に
意図がある。 ・クロスローラベアリングの採用により、
コンパクトでありながら高いモーメント剛性を
確保しました。どの減速比でも歯車のかみ合い率が
ほぼ変わらないため、許容トルクは一定。
低減速比でも大きなトルクを得られます。
クロスローラベアリング クランクシャフト 反力プレート ブラケット
出力軸と主軸受を兼用 入力軸 ・大きな中空径はケーブル、シャフト等を通しやすく、
クロスローラベアリング内輪に
インターナルギア加工
オイルシール 遊星ギア ロボットや機器の設計自由度が向上します。
(出力軸) クロスローラ
ベアリング
内側へ配置
DGF type
装置をよりコンパクトに
ニードルピン 反力プレート受け
・減速機自身の薄さ・軽さに加え、
入力ベアリングを内蔵しているため
DGF お客様の装置設計の際には、
ベアリングハウジング 単列深溝玉軸受(入力軸) ※金属シールド付 より軽量・コンパクトさを実感していただけます。
type ※当社専用グリース(別売)を封入してください。入力軸のオイルシールはありません。
03 04
Page4
高剛性減速機
様々な用途に Application02
最適なタイプで。 AGV / AMR
自動走行車のダウンサイズ化は勿論のこと、
ロボット、FA機器をはじめとした様々な用途に、 低床化、悪路走行などの衝撃が掛かり易い使用環境にて、
車輪軸でのインホイール減速機として対応が可能。
DGH、DGFの2タイプから最適なサイズをお選び下さい。
ニーズに合わせた優れた拡張性と、
最高のパフォーマンスが実現できます。
AGV/AMR
Application01
産業用ロボット
Application UGV/AMR
軽量、コンパクトでありながら、 03 (クローラー方式)
剛性・精密性が求められる FA装置 / 工作機械
ロボットの関節部にて使用することで、
ロボットの高速化、高強度化が可能。 垂直多関節 サイズダウンが求められるFA装置/
ロボット 工作機械にて、減速機の高トルク・
高剛性の性能を活かし、装置の構成部品数を削減。
タレット
割出駆動
ウォータージェット
加工機
スカラロボット
位置決め
ウェハ搬送ロボット CMP装置 ポジショナー
05 06
Page5
高剛性減速機 DGH type
性能表
DGH 高剛性・高トルク タイプ 定格 起動
トルク 停止時 許容 許容 許容 許容 角 慣性
type ( モーメント
入力2000 許容ピーク 平均負荷 瞬時最大 最高入力 平均入力 ばね ヒステリ 度
※5
トルク※3 トルク※4 回転速度 回転速度 定数 シスロス 伝達 質量
枠番 減速比 r/min)※1 トルク※2 誤差 (入力軸換算)
N・m N・m N・m N・m r/min r/min N・m/
arc min arc min arc min X10-4kg・
m2 kg
1/19 10 30 19 61 6000 3500 3.1 2.0 2.0 0.104 0.77
DGH010 DGH030 DGH040 DGH080 DGH150
010 1/29 10 30 19 61 6000 3500 3.1 2.0 2.0 0.101 0.77
機種・型式記号 1/59 10 30 19 61 6000 3500 3.1 2.0 1.5 0.100 0.77
機種名 形状 枠番※1 減速比
1/19 29 56 35 113 6000 3500 7.5 2.0 1.5 0.224 1.14
DG H 040 - 029
030 1/29 29 56 35 113 6000 3500 7.5 2.0 1.5 0.218 1.14
10N・m →「 010」 82N・m →「 080」 1/19 →「 019」
DGシリーズ H:中空 29N・m →「 030」 153N・m →「 150」 1/29 →「 029」 1/59 29 56 35 113 6000 3500 7.5 2.0 1.5 0.214 1.14
44N・m →「 040」 1/59 →「 059」
※1.各サイズの定格トルク値を枠番として表記。
1/19 44 96 61 165 6000 3500 11.2 2.0 1.5 0.685 1.8
040 1/29 44 96 61 165 6000 3500 11.2 2.0 1.2 0.674 1.8
構造
1/59 44 96 61 165 6000 3500 11.8 2.0 1.0 0.667 1.8
9 10 7 6 16 12 13 14 7 8
1/19 82 178 113 332 6000 3500 22.5 2.0 1.5 1.220 2.6
080 1/29 82 178 113 332 6000 3500 24.3 2.0 1.2 1.197 2.6
■回転方向関係
出力軸の回転方向は、入力軸回転方向と逆方向です。 1/59 82 178 113 332 6000 3500 26.2 2.0 1.0 1.182 2.6
No. 部品名 No. 部品名
1 ブラケット 10 オイルシール(出力軸) 1/19 153 395 217 738 6000 3500 41.2 2.0 1.5 4.42 5.2
2 クランクシャフト 11 メタル
3 インターナルギア 12 Oリング
4 キャリア受け 13 Oリング 150 1/29 153 395 217 738 6000 3500 45.6 2.0 1.2 4.34 5.2
5 遊星ギア 14 六角穴付きボルト
6 クロスローラベアリング 15 六角穴付きボルト※2
1/59 153 395 217 738 6000 3500 50 2.0 1.0 4.30 5.2
7 単列深溝玉軸受(入力軸) 16 ニードルピン
8 オイルシール(入力軸) 17 反力ピン
※1 平均入力回転速度2,000r/min時、基本定格寿命L10=10,000時間となる平均負荷トルク。 ※4 衝撃などにより、瞬間的にかかる最大トルクの許容値。10,000回程度を耐えうる(塑性変形しない)トルク。
15 11 5 3 17 4 1 2 9 オイルシール(入力軸) ※2 起動停止時、慣性モーメントにより出力軸に加わる加減速トルクの許容値。 ※5 値は参考値です。下限値はおおよそ表示値の80%です。
※3 負荷変動がある運転時の許容可能な平均負荷トルク。
※2 枠番010、030は止め輪となります。 (本カタログに記載する全ての性能は当社指定の試験条件時の数値です。)
07 08
Page6
高剛性減速機 DGH type
外形図
DGH010 DGH080
49.5
46.5
24 3
22.5°
22.5°
38.5 0.5 6.5
34.5 45°
6 1
.5° 1.25°
16 22.
4 5°
5° 0.5 4.5 4
8-M3XP0.5 ∅ 16-M4XP0.7
8-M3XP0.5 3-M3XP0.5 6
深さ8 9.
深さ6 3 5 深さ6
10-M5XP0.8
1.5 深さ7
∅43 ∅1
04 3
∅65.2 ∅65.2
24 10 ∅103
21
22.5°
∅
4 4
5 0
° .5
45° 43.5
8-M3XP0.5
深さ6
18°
36°
52.5
DGH030
42
39 30°
30° 19.5 15°
0.5 5 3
12-M3XP0.5
8-M4XP0.7 深さ6 ∅7 DGH150
深さ8 5.2 6-M3XP0.5
深さ7 58.5
2.5 55
∅49 ∅75.2 ∅25.5 28.5 3.5 30°
30°
26.5 10 22 0.5 8 1
.5 5°
°
12-M5XP0.8
60 深さ8
°
10-M6XP1
深さ9
∅1
34
22.5°
3.5
44.5
45°
∅134
25.5
∅53
DGH040 45° 8-M4XP0.7
深さ8
46.5
43.5
30° 18°
30° 23.5 3
36°
7 1
. 5
5 °
° 0.5 7
62
12-M4XP0.7
∅ 深さ5
60 3
10-M5XP0.8
深さ8 ∅89 ∅89 部 詳細
18.5 A 枠番 A B C
∅34.5
45 DGH010 8-M3 4.5 6
° 8-M3XP0.5
深さ6 DGH030 12-M3 5 8
18° DGH040 12-M4 7 8
36° 48.5
DGH080 16-M4 6.5 8
C B DGH150 12-M5 8 10
09 10
∅95h7 0-0.035
∅43H7+0.025 ∅81h7
0
-0.035
0 ∅71h7
0
-0.030
∅35H7 +0.025 0 ∅33H7 +0.025 0
∅29.2 ∅21H7+0.021 0 ∅19H7+0.021 0
∅95h7 0-0.035 ∅81h7 0-0.035 ∅71h7 0-0.030
∅21.2 ∅19.2
∅21H7+0.021 0 ∅19H7+0.021 0
∅29H7+0.021 0 ∅30h7 0-0.021 ∅25h7 0-0.021
∅47h7 0∅40h7+0.025 0 -0.025 ∅42h7 0-0.025
∅81 --00.1.0
∅57h7 0
20 ∅71-0.10-0.20
-0.030
∅95 -0.10-0.15
∅142h7 0-0.040
∅68H7+0.030 0 ∅110h7 0-0.035
∅46.2 ∅51H7+0.030 0
∅36.2
∅142h7 0-0.040
∅110h7 0-0.035
∅46H7+0.025 0 ∅36H7+0.025 0
∅60h7+0.030 0 ∅45h7+0.025 0
∅90h7 0-0.035 ∅66h7 0-0.030
∅142 -0.10-0.15 ∅110-0.10-0.15
∅8
8
120
°
Page7
高剛性減速機 DGH type
選定手順と選定例
■運転パターン
主軸受寿命の確認
T1 Tn
T2 〈 運転条件例 〉
+ 負荷トルク(T A. 最大負荷モーメントの算出
負
荷 T 運転パターン n) 時間(tn) 出力回転速度(nn) Mmax = Frma(x Sr + A) + Famax・Sa
ト 4 (N・m) (s) (r/min) A.図 B.グラフ
ル 時間
ク 最大負荷モーメントの確認 Fr
- 起動時 T 1
1 150 t1 0.3 n1 21
T3 定常運転時 T 最大負荷モーメント(Mmax) ≦ 許容モーメント(Mc)
t 2 100 t2 3 n2 42
1 t2 t3 t4 tn +
出 n 停止(減速)時 T Fr2
2 3 70 t3 0.4 n3 21
力 ラジアル荷重 ラ
回 休止時 T Fr ジ
転 4 0 t4 0.2 n4 0 ア
n1 n3 nn dp ル 時間
速 B. 平均荷重の算出 荷
度 重
n4 最高出力回転速度 nomax = 42(r/min) 衝撃トルク Ts = 250(N・m) 平均ラジアル荷重(Fr
av) -
※n は平均値です。 時間 最高入力回転速度 ni 500(r/min) 要求寿命 L
1、n3、nn max = 2 10 = 4000(h)
n Sa Fr3
1t(1 |Fr |)10/31 + n2t(2 |Fr /3
2|)10 … nnt(n |Fr )10/3n|
選定の手順 選定例 Fr /3
av =10
n1t1 + n2t2 … nntn Fa1
1. +
使用条件から出力軸側にかかる t1区間内での最大ラジアル荷重をFr1、t3区間内での最大ラジアル荷重をFr3とします。 Fa2
スラスト荷重 ス
平均負荷トルクの算出 21r/min・0.3s・(150N・m)3 + 42r/min・3s・(100N・m)3 + 21r/min・0.4s・(70N・m)3 Fa Sr A ラ
平均スラスト荷重(Fa ス
T av) ト
av= 3 荷 時間
n )3 + n 3 3 21r/min・0.3s + 42r/min・3s + 21r/min・0.4s 重
1・t1・(T1 2・t2・(T2) + … nn・tn・(Tn)
≒ 102N・m n 0/3
T 1t(1 |Fa1|)1 + n2t(2 |Fa2|)10/3 … n 0/3
nt(n |Fan|)1 -
av= 3
n Fa 10/3
1・t1 + n2・t2 + … nn・tn av = Fa
T n 3
av = 102N・m ≦ 113N・m(DGH080の許容平均負荷トルク)より DGH080を仮選定 1t1 + n2t2 … nntn t1 t2 t3
t1区間内でのスラスト荷重をFa1、t3区間内での最大スラスト荷重をFa3とします。
n2
平均出力回転速度(Nav) +
n1 n3
n1t1 + n2t2 + … +nntn 出
2 N 力
av =
-1. 平均出力回転速度の算出 t 回
1 + t2 + … tn 転 時間
数
n の算出
1・t1 + n2・t2 + … nn・tn 21r/min・0.3s + 42r/min・3s + 21r/min・0.4s+0r/min・0.2s 荷重係数 -
noav = noav = ≒ 36 r/min ラジアル スラスト
t1 + t2 + … tn 0.3s + 3s +0.4s + 0.2s 荷重係数の求め方 荷重係数(X)荷重係数(Y)
Faav
Frav +2( Fra(v Sr + A) + Fa
1.5 1 0.45
2 av・Sa) / dp
≦
コロの 出力軸端面からの 基本動 基本静 許容モーメント
-2. 減速比の決定 Faav > 1.5 0.67 0.67 枠番 ピッチ円径(dp) コロの位置(A) 定格荷重(C) 定格荷重(Co) (Mc)
ni 2500r/min Frav +2( Fra(v Sr + A) + Faav・Sa) / dp (m) (m) (N) (N) (N・m)
max = 59.52 ≧ 59 = R
≧ R 42r/min DGH010 0.0556 0.0095 7100 10830 74
nomax DGH030 0.064 0.01 12100 18310 126
C. 寿命算出 DGH040 0.0763 0.0112 17500 25900 220
2 DGH080 0.0889 0.012 19100 30600 290
-3. 平均入力回転速度の算出 106 C 10/3
L DGH150 0.1113 0.013 40800 62500 582
平均入力回転速度が許容平均入力回転速度以下となることを確認する。 10 = ×
ni 60 × Nav fw・Pc
av = noav・R niav = 36r/min・59 = 2124r/min ≦ 3500r/min(DGHの許容平均入力回転速度)
記号 単位 内容
2(Fra(v Sr + A) + Faav・Sa) L
Pc = X・ Fr 10 h 寿命
av + + Y・Faav
2 dp Nav r/min 平均出力回転速度
-4. 最高入力回転速度の算出 Pc N 動等価ラジアル荷重
最高入力回転速度が許容最高入力回転速度以下となることを確認する。 荷重係数 Fr
ni av N 平均ラジアル荷重
max = nomax・R nimax = 42r/min・59 = 2478r/min ≦ 6000r/min(DGHの許容最高入力回転速度) 荷重状態 fw Faav N 平均スラスト荷重
衝撃のない円滑運動の場合 1~1.2 Sr,Sa m A.図参照
普通運動の場合 1.2~1.5
振動・衝撃の激しい場合 1.5~3
3. 使用条件が 入力軸荷重の確認
性能表の値を満たすか確認 T1 = 150N・m ≦ 178N・m(DGH080の起動停止時許容ピークトルク)
T3 = 70N・m ≦ 178N・m(DGH080の起動停止時許容ピークトルク) 入力軸受許容荷重
TS = 250N・m ≦ 332N・m(DGH080の許容瞬時最大トルク) D E 最大ラジアル荷重 ラジアル荷重F(r N) ラジアル荷重F(r N)
枠番 (m) (m) (N) Fr 350 800
DGH010 0.02 0.0145 205 DGH010
300
DGH030 0.023 0.013 215 DGH030 700
DGH150
DGH040
DGH040 0.0245 0.0145 290 250 DGH080 600
DGH080 0.02695 0.0153 260 Fa
4. 500
減速機の寿命時間の算出 減速機の寿命時間が要求寿命時間以上であることを確認する。 DGH150 0.0325 0.0175 675 200
400
Tr = 82N・m(DGH080の定格トルク) 150
n グラフは各枠番ごとの許容最大ラジアル荷重と 300
T r = 2000r/min(DGH080の定格回転速度)
r 3 n r 許容最大スラスト荷重の関係を示します。 100
L 200
10 = 10000・ ・ 82 3 2000 右グラフの範囲内でご使用ください。
Tav niav L なお、グラフの値は平均入力回転速度2000r/min、 50
10 = 10000・ ・ ≒ 4892(h) ≧ 4000(h) 100
102 2124 基本定格寿命L10=10000時間とした場合の値です。
※ただし、L 0 0
10≦10000となります。 最大ラジアル荷重を超えての使用をご希望される場合は、
各営業所までご相談ください。 D E 0 50 100 150 200 250 300 0 200 400 600 800 1000
よって、DGH080-059を選定し、主軸受寿命および入力軸荷重の確認を行う。 スラスト荷重Fa(N) スラスト荷重Fa(N)
11 12
Page8
高剛性減速機 DGH type
効率特性 起動トルク 増速起動トルク
測定条件:入力回転速度2000r/minで2時間暖機運転後の値 減速機を無負荷の状態で入力軸から起動(回転)させるために必要なトルクです。 減速機を無負荷の状態で出力側から起動(回転)させるために必要なトルクです。
※本グラフの値は使用条件により異なりますので、参考値としてご使用ください。 測定条件:入力回転速度2000r/minで2時間慣らし運転後の値 (単位:cN・m) 測定条件:入力回転速度2000r/minで2時間慣らし運転後の値 (単位:N・m)
減速比 枠番 DGH010 DGH030 DGH040 DGH080 DGH150 減速比 枠番 DGH010 DGH030 DGH040 DGH080 DGH150
DGH010 DGH010
入力回転速度2000r/min 入力回転速度3500r/min 1/19 16.3 35.0 43.0 64.0 112.0 1/19 8.2 20 23 35 57
100 100
90 1/19 90 1/19 1/29 14.2 30.0 43.0 64.0 112.0 1/29 7.3 17 23 35 57
80 1/29 80 1/29
70 1/59 70 1/59 1/59 12.4 26.0 36.0 56.0 85.0 1/59 9.8 19 22 34 51
60 60 ※上表の値は、使用条件により異なりますので、参考値としてご使用ください。 ※上表の値は、使用条件により異なりますので、参考値としてご使用ください。
50 50
40 40
30 30
20 20 無負荷ランニングトルク
10 10
0 0 減速機を無負荷の状態で回すために必要な入力側のトルクです。
0 20 40 60 80 100 120 0 20 40 60 80 100 120 測定条件:入力回転速度2000r/minで2時間暖機運転後の値 (単位:cN・m)
負荷率(%) 負荷率(%)
減速比 枠番 DGH010 DGH030 DGH040 DGH080 DGH150
DGH030 DGH030
入力回転速度2000r/min 入力回転速度3500r/min 1/19 21.5 36.3 53.4 87.8 137.5
100 100 1/29 20.2 31.3 45.9 75.6 120.3
90 1/19 90 1/19
80 1/29 80 1/29 1/59 18.0 28.6 42.6 70.2 110.0
70 1/59 70 1/59
※上表の値は、使用条件により異なりますので、参考値としてご使用ください。
60 60
50 50
40 40
30 30 角度伝達誤差
20 20
10 10 任意の回転角を入力に与えたときの、理論上回転する出力の回転角度と
0 0 実際に回転した出力の回転角度との差です。 角度伝達誤差
0 20 40 60 80 100 120 0 20 40 60 80 100 120
負荷率(%) 負荷率(%) (単位:arc min)
減速比 枠番 DGH010 DGH030 DGH040 DGH080 DGH150
DGH040 DGH040
入力回転速度2000r/min 入力回転速度3500r/min 1/19 2.0 1.5 1.5 1.5 1.5
100 100
90 1/19 90 1/19 1/29 2.0 1.5 1.2 1.2 1.2
80 1/29 80 1/29
70 1/59 70 1/59 1/59 1.5 1.5 1.0 1.0 1.0
0 90 180 270 360
60 60 出力軸回転角度(°)
50 50
40 40
30 30
20 20
10 10 ヒステリシスロス ばね定数
0 0 入力軸を固定し、出力軸に「ゼロ」から定格トルクまで加えた後、 回転力に対するねじれにくさ(ねじれ剛性)です。
0 20 40 60 80 100 120 0 20 40 60 80 100 120
負荷率(%) 負荷率(%) トルクを「ゼロ」にまで戻した際、出力軸のねじれ角は完全に「ゼロ」には戻らず、
わずかな量が残ります。これをヒステリシスロスと呼びます。
DGH080 DGH080 (単位:arc min) (単位:N・m / arc min)
入力回転速度2000r/min 入力回転速度3500r/min
減速比 枠番
100 100 DGH010 DGH030 DGH040 DGH080 DGH150 減速比 枠番 DGH010 DGH030 DGH040 DGH080 DGH150
90 1/19 90 1/19 1/19 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 1/19 3.1 7.5 11.2 22.5 41.2
80 1/29 80 1/29
70 1/59 70 1/59 1/29 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 1/29 3.1 7.5 11.2 24.3 45.6
60 60 1/59 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 1/59 3.1 7.5 11.8 26.2 50.0
50 50
40 40 ※値は参考値です。下限値はおおよそ表示値の80%です
30 30 ヒステリシスカーブ
20 20
10 10
0 0
0 20 40 60 80 100 120 0 20 40 60 80 100 120
負荷率(%) 負荷率(%)
DGH150 DGH150
入力回転速度2000r/min 入力回転速度3500r/min
100 100
90 1/19 90 1/19 定格トルク 定格トルク !"#$%
80 1/29 80 1/29
1/59 1/59 -150 -100 -50 0 50 100 150
70 70
60 60
50 50
40 40 ばね定数(N・m/arcmin)
30 30
(定格トルク-50%トルク)/⊿ねじれ角
20 20
10 10
0 0
0 20 40 60 80 100 120 0 20 40 60 80 100 120 出力軸負荷トルク(%)
負荷率(%) 負荷率(%) (本カタログに記載する全ての性能は当社指定の試験条件時の数値です。)
13 14
伝達効率(%) 伝達効率(%) 伝達効率(%) 伝達効率(%) 伝達効率(%)
伝達効率(%) 伝達効率(%) 伝達効率(%) 伝達効率(%) 伝達効率(%)
ねじれ角
ヒステリシスロス
伝道誤差
Page9
高剛性減速機 DGF type
外形図
DGF 扁平・軽量 タイプ DGF005
type Oリング 33.5×37.5×2(S-34)
付属品 19.5
0.5 11.75 7.25 Oリング 48×50×1
11.25°8-M3XP0.5 付属品
DGF005 DGF020 DGF030 8-∅3.4 深さ8
8-M3XP0.5
機種・型式記号 深さ5
∅4 4-M3XP0.5
6 深さ6
機種名 形状 枠番※1 減速比 2.7 1
DG F 020 - 050
入力部詳細(8:5)
DGシリーズ F:扁平 5.4N・m →「 005」 16N・m →「 020」 1/50 →「 050」
28N・m →「 030」 1/100 →「 100」
※1.各サイズの定格トルク値を枠番として表記
構造
■回転方向関係 DGF020
出力軸の回転方向は、
7 6 4 3 13 10 7 5 3 16 4 16 入力軸回転方向と同方向です。 Oリング 44.5×48.5×2(S-45)
7.5° 付属品 20.5 Oリング 58×60×1
A No. 部品名 10-M3XP0.5 10-∅3.4
深さ8 0.5 13 7 付属品
1 ブラケット
2 クランクシャフト ∅
10-M3XP0.5 56
3 反力プレート受け 深さ5 2.8
4 反力プレート
5 遊星ギア 1
1
6 クロスローラベアリング
7 単列深溝玉軸受(入力軸)
8 オイルシール
9 ハウジング 4-M3XP0.5
深さ6
∅1
5
10 補強プレート
11 Oリング
12 Oリング
13 六角穴付低頭ボルト
A 14 六角穴付ボタンボルト 入力部詳細(4:3)
15 ニードルピン
9 15 8 5 12 11 14 1 2
16 ニードルピン
断面A-A ※別売の当社専用グリースをご使用ください。
入力軸のオイルシールはありません。
DGF030
性能表
Oリング 54.5×58.5×2(S-55)
付属品
定格 起動 10° 12-∅3.4 24
トルク 停止時 許容 許容 許容 許容 慣性
ク 平均負荷 瞬時最大 最高入力 平均入力 ばね ヒステリ 角度 12-M3XP0.5 Oリング 68×70×1
深さ10 0.5 15 8.5
付属品
枠番 減速比(入力2000
許容ピー モーメント
※3
r/min)※1 トルク※2 トルク トルク※4 回転速度 回転速度 定数※5 シスロス 伝達 質量
誤差 (入力軸換算)
N・m N・m N・m N・m r/min r/min N・m/
arc min arc min arc min X10-4kg・
m2 kg 2.8
12-M3XP0.5
深さ6
1/50 5.4 19 7.7 35 6000 3500 1.1 2.5 1.5 0.012 0.44 1 1
005
1/100 5.4 19 7.7 35 6000 3500 1.3 2.0 1.5 0.012 0.44
1/50 16 37 27 71 6000 3500 2.6 2.0 1.5 0.024 0.59
020 4-M3XP0.5
1/100 16 37 27 71 6000 3500 2.7 1.0 1.5 0.024 0.59 深さ6
1/50 28 57 34 95 6000 3500 4.3 2.0 1.0 0.117 0.85
030
1/100 28 57 34 95 6000 3500 4.7 1.0 1.0 0.116 0.85
※1 平均入力回転速度2,000r/min時、基本定格寿命L10=10,000時間となる平均負荷トルク。 ※4 衝撃などにより、瞬間的にかかる最大トルクの許容値。10,000回程度を耐えうる(塑性変形しない)トルク。 入力部詳細(1:1)
※2 起動停止時、慣性モーメントにより出力軸に加わる加減速トルクの許容値。 ※5 値は参考値です。下限値はおおよそ表示値の80%です。
※3 負荷変動がある運転時の許容可能な平均負荷トルク。
15 16
∅85.5 ∅75.5
∅65.5
∅81.5h7 0∅91.5h7 0 -0.035-0.035
∅61
∅71
∅40H7+0.025 0 ∅71.5h7
0
-0.030
∅50H7+0.025 0 ∅34 ∅51
∅44 ∅28 ∅24H7
+0.021
0
∅38
∅8H7+0.012 0
∅10H7+0.015 ∅21 0
∅20H7+0.021 ∅71.3 0 ∅27
∅37
∅81.3
∅91.3
∅65.5
∅85 ∅.5 75.5
∅12.5
∅25
∅6
6
Page10
高剛性減速機 DGF type
選定手順と選定例
■運転パターン
主軸受寿命の確認
T1 Tn
T2 〈 運転条件例 〉
+ A. 最大負荷モーメントの算出
負 負荷トルク(T
T 運転パターン n) 時間(tn) 出力回転速度(nn)
荷 Mmax = Frma(x Sr + A) + Famax・Sa
ト 4 (N・m) (s) (r/min) A.図 B.グラフ
ル 時間
ク
- 起動時 T 最大負荷モーメントの確認 Fr1
1 30 t1 0.5 n1 15
T3 5 n2 23
t1 t 定常運転時 T2 15 t2 最大負荷モーメント(Mmax) ≦ 許容モーメント(Mc)
2 t3 t4 tn +
出 n2 停止(減速)時 T3 25 t3 0.8 n3 15 ラジアル荷重 Fr2
Fr ラ
力 ジ
回 休止時 T4 0 t4 0.7 n4 0
転 n1 n3 nn B. dp ア
平均荷重の算出 ル 時間
速 荷
度 重
n4 最高出力回転速度 nomax = 23(r/min) 衝撃トルク Ts = 60(N・m) 平均ラジアル荷重(Fr
av) -
※n 最高入力回転速度 ni
1、n3、nnは平均値です。 時間 max = 2500(r/min) 要求寿命 L10 = 4000(h) Sa
n Fr3
1t( 1
1 |Fr /
1|)0 3 + n2t(2 |Fr2|)10/3 … nnt(n |Frn|)10/3
Frav =10/3選定の手順 選定例
n1t1 + n2t2 … nntn Fa1
1. +
使用条件から出力軸側にかかる t1区間内での最大ラジアル荷重をFr1、t3区間内での最大ラジアル荷重をFr3とします。 スラスト荷重 Sr A Fa2
平均負荷トルクの算出 Fa ス
15r/min・0.5s・(30N・m)3 + 23r/min・5s・(15N・m)3 + 15r/min・0.8s・(25N・m)3
ラ
T 平均スラスト荷重(Fa ス
av) ト
荷 時間
av= 3
n 15r/min・0.5s + 23r/min・5s + 15r/min・0.8s
1・t1・(T1)3 + n2・t2・(T2)3 + … nn・t 重
n・(Tn)3
Tav= 3 n1t(1 |Fa1|)10/3 + n2t(2 |Fa2|)10/3 ≒ 18N・m … nnt( /
n |Fa 0
n|)1 3 -
Fa 1
av = 0/3
n1・t1 + n2・t2 + … nn・tn Fa
Tav = 18N・m ≦ 27N・m(DGF020の許容平均負荷トルク)より DGF020を仮選定 n1t1 + n2t2 … nnt
3
n t1 t2 t3
t1区間内でのスラスト荷重をFa1、t3区間内での最大スラスト荷重をFa3とします。
n2
平均出力回転速度(Nav) +
n1 n3
n1t1 + n2t2 + … +nntn 出
2 N 力
-1. 平均出力回転速度の算出
av =
t1 + t
回
2 + … tn 転 時間
15r/min・0.5s + 23r/min・5s + 15r/min・0.8s+0r/min・0.7s 数
n1・t1 + n2・t2 + … nn・t 荷重係数の算出
n noav = ≒ 19r/min -
noav = 0.5s + 5s +0.8s + 0.7s 荷重係数の求め方 ラジアル スラスト
t1 + t2 + … tn 荷重係数(X)荷重係数(Y)
Faav
Frav +2( Fra(v Sr + A) + Faav・Sa) / dp
≦ 1.5 1 0.45
2 コロの 出力軸端面からの 基本動 基本静 許容モーメント
-2. 減速比の決定 Faav > 1.5 0.67 0.67 枠番 ピッチ円径(dp) コロの位置(A) 定格荷重(C) 定格荷重(Co) (Mc)
ni 2500r/min Frav +2( Fra(v Sr + A) + Faav・Sa) / dp
max = 108.7 ≧ 100 = R (m) (m) (N) (N) (N・m)
≧ R 23r/min DGF005 0.05195 0.0089 6440 9370 91
nomax DGF020 0.0616 0.0095 11160 16540 124
C. 寿命算出 DGF030 0.0736 0.0107 17330 26350 195
2 106 C 10/3-3. 平均入力回転速度の算出 平均入力回転速度が許容平均入力回転速度以下となることを確認する。 L10 = ×
niav = noav・R niav = 19r/min・100 = 1900r/min ≦ 3500r/min(DGFの許容平均入力回転速度)
60 × Nav fw・Pc
記号 単位 内容
2(Fra(v Sr + A) + Faav・Sa) L
Pc = X・ Frav + + Y・Fa 10 h 寿命
av
2 dp Nav r/min 平均出力回転速度
-4. 最高入力回転速度の算出 Pc N 動等価ラジアル荷重
最高入力回転速度が許容最高入力回転速度以下となることを確認する。 荷重係数 Frav N 平均ラジアル荷重
nimax = nomax・R nimax = 23r/min・100 = 2300r/min ≦ 6000r/min(DGFの許容最高入力回転速度) 荷重状態 fw Faav N 平均スラスト荷重
衝撃のない円滑運動の場合 1~1.2 Sr,Sa m A.図参照
普通運動の場合 1.2~1.5
振動・衝撃の激しい場合 1.5~3
3. 使用条件が
性能表の値を満たすか確認 T1 = 30N・m ≦ 37N・m(DGF020の起動停止時許容ピークトルク) 入力軸荷重の確認
T3 = 25N・m ≦ 37N・m(DGF020の起動停止時許容ピークトルク)
許容スラスト荷重 許容ラジアル荷重 入力軸寿命
TS = 60N・m ≦ 71N・m(DGF020の許容瞬時最大トルク) D E1 E2 G H Fa1,Fa2 Fr1,Fr2※1 ラジアル荷重F(r N)
枠番 (m) (m) (m) (m) (m) (N) (N) 70
DGF005 0.0107 0.025 0.025 0.0053 0.0035 150 50 DGF005
60
DGF020 0.0115 0.025 0.025 0.0045 0.0045 165 60 DGF020
DGF030 0.015 0.025 0.025 0.0045 0.0045 184 55 Fr1 Fr2 50 DGF030
※1 Fr1とFr2のどちらかに荷重がかかる場合を想定
4. 減速機の寿命時間の算出 減速機の寿命時間が要求寿命時間以上であることを確認する。 40
Fa1 Fa2
Tr = 16N・m(DGF020の定格トルク) 30
nr = 2000r/min(DGF020の定格回転速度) Tr 3 n r 20
L10 = 10000・ ・ 16 3 2000 グラフは各枠番ごとの許容最大ラジアル荷重と許容最大スラスト荷重の関係を示します。
Tav niav L10 = 10000・ ・ ≒ 7393(h) ≧ 4000(h) 右グラフの範囲内でご使用ください。 10
18 1900 なお、グラフの値は平均入力回転速度2000r/min、
※ただし、L10≦10000となります。 基本定格寿命L10=10000時間とした場合の値です。
G H 0
0 50 100 150 200 250
よって、DGF020-100を選定し、主軸受寿命および入力軸荷重の確認を行う。 最大ラジアル荷重を超えての使用をご希望される場合は、各営業所までご相談ください。 E1 D E2 スラスト荷重Fa(N)
17 18
Page11
高剛性減速機 DGF type
効率特性 角度伝達誤差
測定条件:入力回転速度2000r/minで2時間暖機運転後の値 任意の回転角を入力に与えたときの、理論上回転する出力の回転角度と 角度伝達誤差
※本グラフの値は使用条件により異なりますので、参考値としてご使用ください。 実際に回転した出力の回転角度との差です。
(単位:arc min)
DGF005 DGF005
入力回転速度2000r/min 入力回転速度3500r/min 減速比 枠番 DGF005 DGF020 DGF030
100 100
90 DGF005-050 90 DGF005-050 1/50 1.5 1.5 1.0
80 DGF005-100 80 DGF005-100 1/100 1.5 1.5 1.0
70 70
60 60 0 90 180 270 360
出力軸回転角度(°)
50 50
40 40
30 30
20 20
10 10 ヒステリシスロス ばね定数
0 0 入力軸を固定し、出力軸に「ゼロ」から定格トルクまで加えた後、 回転力に対するねじれにくさ(ねじれ剛性)です。
0 20 40 60 80 100 120 0 20 40 60 80 100 120
負荷率(%) 負荷率(%) トルクを「ゼロ」にまで戻した際、出力軸のねじれ角は完全に「ゼロ」には戻らず、
DGF020 DGF020 わずかな量が残ります。これをヒステリシスロスと呼びます。
入力回転速度2000r/min 入力回転速度3500r/min (単位:arc min) (単位:N・m / arc min)
100 100
90 DGF020-050 90 DGF020-050 減速比 枠番 DGF005 DGF020 DGF030 減速比 枠番 DGF005 DGF020 DGF030
80 DGF020-100 80 DGF020-100 1/50 2.5 2.0 2.0 1/50 1.1 2.6 4.3
70 70
60 60 1/100 2.0 1.0 1.0 1/100 1.3 2.7 4.7
50 50 ※値は参考値です。下限値はおおよそ表示値の80%です。
40 40 ヒステリシスカーブ
30 30
20 20
10 10
0 0
0 20 40 60 80 100 120 0 20 40 60 80 100 120
負荷率(%) 負荷率(%)
DGF030 DGF030
入力回転速度2000r/min 入力回転速度3500r/min
100 100
90 DGF030-050 90 DGF030-050 定格トルク 定格トルク
80 DGF030-100 80 DGF030-100 !"#$%
70 70 -150 -100 -50 0 50 100 150
60 60
50 50
40 40
30 30 ばね定数(N・m/arcmin)
20 20 (定格トルク-50%トルク)/⊿ねじれ角
10 10
0 0
0 20 40 60 80 100 120 0 20 40 60 80 100 120
負荷率(%) 負荷率(%) 出力軸負荷トルク(%) (本カタログに記載する全ての性能は当社指定の試験条件の数値です。)
起動トルク 増速起動トルク
減速機を無負荷の状態で入力軸から起動(回転)させるために必要なトルクです。 減速機を無負荷の状態で出力側から起動(回転)させるために必要なトルクです。
測定条件:入力回転速度2000r/minで2時間慣らし運転後の値 (単位:cN・m) 測定条件:入力回転速度2000r/minで2時間慣らし運転後の値 (単位:N・m)
減速比 枠番 DGF005 DGF020 DGF030 減速比 枠番 DGF005 DGF020 DGF030
1/50 5.5 7.8 10.2 1/50 3.5 4.9 6.0
1/100 3.4 4.5 6.0 1/100 4.3 5.4 7.1
※上表の値は、使用条件により異なりますので、参考値としてご使用ください。 ※上表の値は、使用条件により異なりますので、参考値としてご使用ください。
無負荷ランニングトルク
減速機を無負荷の状態で回すために必要な入力側のトルクです。
測定条件:入力回転速度2000r/minで2時間暖機運転後の値 (単位:cN・m)
減速比 枠番 DGF005 DGF020 DGF030
1/50 6.6 10.3 18.0
1/100 5.1 8.4 15.4
※上表の値は、使用条件により異なりますので、参考値としてご使用ください。
19 20
伝達効率(%) 伝達効率(%) 伝達効率(%)
伝達効率(%) 伝達効率(%) 伝達効率(%)
ねじれ角
ヒステリシスロス
伝達誤差
Page12
'22_UXiMO_21-22_確認用
高剛性減速機
DGF お問い合わせ窓口マップ
type ご使用上の注意
グリース封入空間例
潤滑/シール材について
入力オイルシール
工場出荷時には減速機内部にグリースを充填しています。 (お客様でご用意ください) 北海道・東北・関東甲信越地区のお客様
ただし、入力軸のオイルシールは装着していません。 東京営業所
必要に応じて装置側でグリース漏れを防止するシール等を取り付けてください。 Oリング
(付属品) 〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町1-8
【重要】装置側で空間容積の70~80%に当社専用グリース(別売)を封入してください。 日本橋大伝馬町プラザビル2F
※グリース密度:0.9g/㎤ TEL : 03-5695-5411(代表) FAX : 03-5695-5418
品名 メーカ 基油 E-mail : tokyo@nissei-gtr.co.jp
R2グリースTA-00 V19 中京化成工業(株) 石油系炭化水素
合成炭化水素油 近畿・中国・四国地区のお客様
代表性状 グリース封入箇所
( 領域) 大阪営業所
外観 黄色 ※装置側の空間容積が24㎤の場合
混和ちょう度 25℃ 380 〒541-0052 大阪府大阪市中央区安土町2-3-13
グリース封入量 =〈 空間容積〉24㎤ ×〈 グリース密度〉0.9g/㎤ ×〈 充填率〉75% = 16.2 g
滴点 ℃ 202 大阪国際ビルディング6F
銅板腐食 100℃×24h 合格 TEL : 06-6210-1157(代表) FAX : 06-6210-2507
低温トルク 起動トルク, mN・m 32 E-mail : osaka@nissei-gtr.co.jp
(-30℃) 回転トルク, mN・m 27 グリースに関する注意事項
1200rpm, 392N, 1h
四球試験 平均摩耗痕径(mm) 0.35 1. 当社専用グリース以外を使用および規定量外のグリースを封入した場合、 九州・沖縄地区のお客様
酸化安定度試験 99℃×100h, kPa 10 性能の低下、早期破損の原因となるおそれがあります。
増ちょう剤 リチウム石けん 2.ゴミ・水分等が入らないよう注意してください。故障のおそれがあります。 九州出張所
上記数値は、代表値のため製造ロットにより若干異なります。 使用温度範囲:-30℃~130℃ 〒812-0016 福岡県福岡市博多区博多駅南1-3-1
日本生命博多南ビル7F
・消防法では非危険物に該当します。
取扱注意 TEL : 092-409-7385 FAX : 06-6210-2507
・直射日光を避けて、風通しの良いところに保管してください。
・「安全データシート」(SDS)をご確認の上ご使用ください。
東海・北陸地区のお客様
中部営業所
■本製品を取り付ける際は、付属のOリング(2種類)をご使用ください。 Oリング①取付面 Oリング②取付面 〒444-1297 愛知県安城市和泉町井ノ上1-1
Oリングに関する注意事項 ●DGF005 TEL : 0566-92-7410(代表) FAX : 0566-92-7418
1. 使用前には、Oリングに傷のないことを確認してください。 E-mail : honbu@nissei-gtr.co.jp
2. 異物・ごみの付着や混入がないように取り付けてください。 RC営業課
3. Oリングが捻じれないように取り付けてください。 TEL : 0566-91-3766(代表) FAX : 0566-92-7418
4. Oリングが嚙み込まないように取り付けてください。 E-mail : rc@nissei-gtr.co.jp
5. お客様の装置のOリング接触面は面粗度Ra1.6以下(Rz3.2以下)にしてください。
グリース漏れにより減速機の寿命を縮めるおそれがあります。
海外向けのお問い合わせ
Oリングの取付位置については、右図をご確認ください。 ●DGF020 / DGF030
海外営業課
型式 Oリング形式
Oリング① Oリング② 〒444-1297 愛知県安城市和泉町井ノ上1-1
DGF005-*** 33.5×37.5×2(S-34) 48×50×1 TEL : 0566-92-5312(代表) FAX : 0566-92-7002
DGF020-*** 44.5×48.5×2(S-45) 58×60×1 E-mail : oversea@nissei-gtr.co.jp
DGF030-*** 54.5×58.5×2(S-55) 68×70×1
DGH / DGF type ご使用上の注意
据え付け (参考値)
周囲温度 0℃~40℃ 締付トルク “CSセンター”のご案内
ボルトサイズ (N・m) (kgf・m)
周囲湿度 85%RH以下(結露なきこと)
M3 2.4 0.24 ワン・ストップコール! 下記電話番号までお電話ください。
高度 1000m以下
M4 5.4 0.55 専任担当デスクが、お客さまのいろいろなご相談にお応えします。
腐食性ガス・爆発性ガス・蒸気・薬品等がかからない、
換気の良い場所であること。 M5 10.8 1.10
雰囲気 雨が直接かかることがないこと。 M6 18.4 1.87
日光が直接あたることがないこと。 お客様技術相談デスクで… CRMデスクで…
じんあいを含まない換気の良い場所であること。 ※ボルトの強度区分は、12.9の場合とする。
設置場所 屋内 「技術上のご質問にお応えします!」 「新製品情報をご提供します!」
振動のない機械加工された平面にボルトでしっかりと締めてください。 安全上のご注意 ■ギアモータの選び方・使い方・お困りごとのご相談 ■製品カタログのご請求
ボルトは右表に示す締付トルクにて締め付けてください。 ■機種選定サービス ■eDMについてのお問い合わせ
基礎が悪い場合や取り付け面の平面度が出ていない場合は、 ご使用の前に本カタログおよび取扱説明書をよくお読みの上、正しくお使いください。
TEL : 0120-889-867 ■情報発信システムへのお問い合わせ
運転中に振動が発生し、減速機の寿命を縮めることがあります。 取扱説明書は下記よりダウンロードしてください。
取り付け面の平面度は0.1mm以下になるようにしてください。
高剛性減速機 取扱説明書(当社ホームページ) FAX : 0120-316-565 TEL : 0566-92-5797
https://img-ja.nissei-gtr.co.jp/files/user/ E-mail : tech-cs@nissei-gtr.co.jp FAX : 0120-814-447
pdf/data/gtr/manual/rc/rc.pdf E-mail : cs@nissei-gtr.co.jp
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