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「AnyWireASLINK」 スタートアップガイド(配線編)

ハンドブック

AnyWireASLINK(エニイワイヤアズリンク)システムの配線について図を用いてわかりやすく解説

特徴
・電源重畳方式の伝送信号
・汎用ケーブル可
・トポロジフリー

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このカタログについて

ドキュメント名 「AnyWireASLINK」 スタートアップガイド(配線編)
ドキュメント種別 ハンドブック
ファイルサイズ 3.6Mb
登録カテゴリ
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「AnyWireASLINK」 スタートアップガイド(ASLINKER編)
ハンドブック

株式会社エニイワイヤ

このカタログの内容

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スタートアップガイド(配線編)_17437ad_1

スタートアップガイド(配線編) QJ51AW12AL RUN LINK SET ALM Powered by
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スタートアップガイド(配線編)_17437ad_2

AnyWireASLINKシステムの配線 特長 1.電源重畳方式の伝送信号 このシステムの伝送信号は、電源重畳伝送方式を用いています。 このため、伝送信号(DP,DN)には許容供給電流制限があります。 線径、総延長で決まります。 2.汎用ケーブル可 汎用キャブタイヤケーブル、専用フラットケーブルがあります。 LPコネクタ(専用圧接コネクタ)と専用フラットケーブルを併用すると 接続、分岐、追加、削除が容易に実現できます。 3.トポロジフリー ・ T分岐、マルチドロップ、スター、ツリー結線が可能、混在も可能 ・ スレーブユニット間のケーブル長の規定なし ・ 接続や分岐は、汎用コネクタ、端子台が使用可能 ・ 一括給電(マスタ側とスレーブ側を同じ電源で敷設) ローカル給電(マスタ側とスレーブ側を別電源で敷設) どちらも可能 01
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スタートアップガイド(配線編)_17437ad_3

結線の基本 AnyWireASLINKシステムでの代表的な配線の例です。 点線円内の結線はポイントとなりますので、対応ページをご覧ください。 QJ51AW12AL RUN LINK SET 1.マスタの結線:P2 ALM 5.ASLINKTERMINALと   負荷の結線:P8 4.ASLINKERと   負荷の結線:P7 7.フィルタの使用と LINK 24VALM OUT0 NC OUT1 OUT2 0V   結線:P3 OUT3OUT4 OUTOUT5OUT6OUT7 LINK IN0 IN0 IN1 ALM IN1 3.伝送ラインとAnyWireASLINK 2.伝送ラインの分岐:P4   機器の結線:P6 5.ASLINKTERMINALと   負荷の結線:P8 AnyWireASLINK BT0 6.ターミネータの   結線:P9 02 2 1 24V 0V SLAVE POWER IN 24V 0V 4 3
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スタートアップガイド(配線編)_17437ad_4

1.マスタの結線 AnyWireASLINKシステムでの代表的な配線の例です。 伝送線線径 :0.75mm2~ 1.25mm2 電源線線径 :0.75mm2~ 2.0mm2 内  容 線  種 線  径 導体構造 温度定格 1.25mm2UL対応汎用2線ケーブル(VCTF、VCT) 0.75mm2 伝送線 70℃以上 UL対応汎用電線 1.25mm 2 (DP,DN) 銅撚線 0.75mm2 2 専用フラットケーブル 1.25mm 90℃ 0.75mm2 UL対応汎用2線ケーブル(VCTF、VCT) 0.75mm2~ 2.0mm2 銅撚線 電源線 UL対応汎用電線 0.75mm2~ 2.0mm2 銅撚線/銅単線 70℃以上 (24V,0V) 1.25mm2 専用フラットケーブル 銅撚線 90℃ 0.75mm2 伝送端子台配列 QJ51AW12AL 端 子 内  容 RUNLINK SET ALM 24V AnyWireASLINKシステムの伝送回路駆動用電源です。 0V DC24V外部供給電源を接続してください。 DP AnyWireASLINK伝送信号端子です。 DP: 伝送線(+)、DN:伝送線(-) DN スレーブユニット、ターミネータのDP,DNと接続してください。 24V-0V端子間に挿入されているノイズフィルタの中性点に接続 LG されています。 24V シーケンサの機能設置端子(FG端子)と共に1点接地してください。 0V 伝送端子台仕様 DP DN 形    名 MC 1,5/5-STF-3.81(フエニックスコンタクト株式会社) 締付けトルク 0.2N・m~0.3N・m *QJ51AW12ALの例 LG 先端が0.4×2.5mmのマイナスドライバが必要です。 適応棒端子 この端子台は、裸線の接続が可能ですが、安全のため棒端子を圧着して接続してください。 0.75mm2電線 1本の処理 :AI 0,75-8 GY(フエニックスコンタクト株式会社) 0.75mm2電線 2本の処理 :AI-TWIN2×0,75-8 GY(   〃   ) 1.25mm2電線 1本の処理 :AI 1,5-8 BK(   〃   ) 異なるマスタの伝送ラインを多芯線でまとめないでください。 QJ51AW12AL QJ51AW12ALRUN RUNLINK LINKSET SETALM ALM クロストークにより誤動作の原因となります。 03
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スタートアップガイド(配線編)_17437ad_5

2.伝送ラインの分岐 伝送ラインの分岐方法に指定条件はありません。 各結合部分の ただし、1系統当たりで使用する伝送線、AnyWireASLINK 機器付属線長の合計が総延長の対象となります。 DP,DN、24V,0V 同士を接続します。 キャブタイヤケーブルを 絶縁圧接スリーブで分岐 キャブタイヤケーブルを キャブタイヤケーブルを ねじ端子台で分岐 ねじ端子台で専用フラットケーブルに分岐 幹線側を2重にしておくと 支線を外しても影響が出ません 異なるケーブルを 混在して使うこともできます キャブタイヤケーブルを キャブタイヤケーブルを LPコネクタで分岐 LPコネクタで専用フラットケーブルに分岐 中間のシースだけ 剥きます LPコネクタで 簡単に分岐できます 専用フラットケーブルを 専用フラットケーブルを LPコネクタで分岐(4芯-4芯) LPコネクタで分岐(4芯-2芯) ピンに空を作っても OKです。 04
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スタートアップガイド(配線編)_17437ad_6

■ ケーブルにLPコネクタを装着する例 LPコネクタは、ソケット、プラグの区別がありません。型式は単品です。 型式は線種、適合線径、極数で分かれますが、同じ極数であればどれとでも嵌合可能です。 〔延長の例〕 〔分岐の例〕 例えば、同一線径、芯数のケーブルを分岐する場合、一つの分岐に2個必要です。 AnyWireASLINKは、信号、電源とケーブル色、 ■AnyWireASLINKピンアサイン LPコネクタピン番号の組み合わせを定めています。 内容 線色 LPコネクタピン番号 ただし、お使いの現場で独自の規定がある場合は、 DP 赤 2 それに従い極性を合わせた結線にしてください。 DN 黒 1 ※ 汎用圧着コネクタ等もご使用になれます。 24V 茶 /緑 4 線径、電流容量に応じた仕様を選定してください。 0V 白 3 〔線の末端〕 カバーのヒンジ側が黒線(DN)と カバーを装着した状態。 カバーの穴にボディの金具が 圧接後、③~⑥のフックが確実に なるように線を溝に入れ、AをB側に ①、②のフックが嵌合 入るようにして専用工具で圧接する。 嵌合している事を確認する。 折り込みフックCを掛けて固定します。 している事を確認する。 ③ ④ B A キャブタイヤ カバー ケーブル C ① ② 専用工具 : LP-TOOL ⑤ ⑥ 専用フラット ③ ④ ケーブル BA カバー C ① ② ⑤ ⑥ 〔線の中間〕 カバーのBをカットし、ヒンジ側が カバーを装着した状態。 カバーの穴にボディの金具が 圧接後、③~⑥のフックが確実に 黒線(DN)となるように線を溝に ①、②のフックが嵌合 入るようにして専用工具で圧接する。 嵌合している事を確認する。 入れ、Aを折り込みフックCを掛け している事を確認する。 て固定します。 ③ ④ キャブタイヤ ケーブル A カバー C B ① ② ⑤ ⑥ 専用工具 : LP-TOOL ③ ④ 専用フラット ケーブル A カバー C ⑤ ⑥ B ① ② 05 4 3 2 1 4 3 2 1 4 3 2 1
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3.伝送線とAnyWireASLINK機器の結線 AnyWireASLINKシステムでの代表的な機器の例です。 LINK IN0 IN0 IN1 ALM IN0 〔伝送側ケーブル〕 I/O側ケーブル ・伝送側ケーブル ・適応 LPコネクタ例※1 4線(絶縁)タイプ LP4-WW-10P LINK IN0IN0 IN1 ALM IN1 赤(DP) 内容 ピンNo. 黒(DN) DN 1 I/O 側ケーブル 緑(24V) DP 2 LINK 24V ALM OUT0 NC 0V 3 OUT1白(0V) OUT2 0VOUT3OUT4 OUTOUT5OUT6 OUT7 24V 4 I/O 側コネクタ 2線(非絶縁)タイプ 内容 ピンNo. 赤(DP) DN 1 黒(DN) DP 2 N/C 3 I/O 側端子台 N/C 4 ※1:伝送ラインを専用フラットケーブルで敷設する場合に有効な   コネクタです。 伝送側ケーブル   汎用圧着コネクタもお使いいただけます。 〔専用フラットケーブルによる構成〕 4線(絶縁)タイプ 2線(非絶縁)タイプ LINK IN LINK IN0 IN IN0 OUT IN1 ALM ALM OUT IN1 4線 2線 LPコネクタで結合 LPコネクタで結合 〔キャブタイヤケーブルによる構成〕 LINK IN IN OUT ALM OUT 絶縁圧接スリーブで結合 06
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4.ASLINKERと負荷の結線 ■ ASLINKER I/O側配線 汎用圧着コネクタ 〔4線(絶縁)タイプ〕 汎用圧着コネクタでの結線例 汎用圧着コネクタ I/O 側 伝送側 LINK IN0 IN0 IN1 ALM IN1 センサ側※1 内容 線色 芯線サイズ 芯線被覆外径 ※1:センサケーブルに使用するコネクタは、 24V 茶    線径に応じた型式を選定してください。 IN 黒 AWG26 φ1.0 0V 青 I/O側の24V,0Vは伝送側24V,0Vとつながっており、負荷駆動用に使えます。 〔2線(非絶縁)タイプ〕 汎用圧着コネクタでの結線例 汎用圧着コネクタ I/O 側 伝送側 LINK IN0 IN0 IN1 ALM IN1 センサ側※1 内容 線色 芯線サイズ 芯線被覆外径 ※1:センサケーブルに使用するコネクタは、 24VL 茶    線径に応じた型式を選定してください。 IN 黒 AWG26 φ1.0 0VL 青 I/O側の24VL,0VL は伝送信号DP,DNから抽出した電源で、負荷駆動用に使えます。 07
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■ ASLINKER I/O側配線 e-CON 〔4線(絶縁)タイプ〕 ワイヤーマウントソケット 4極(スリーエム ジャパン株式会社) e-CONコネクタでの結線例 37304-3122-000 FL(カバー黄) 37304-3101-000 FL(カバー赤) I/O 側 伝送側 LINK IN0 IN0 IN1 ALM IN1 センサ側※1 内容 線色 芯線サイズ 芯線被覆外径 ピンNo. 内容 ピンNo. 内容 24V 茶 1 24V 1 24V IN 黒 AWG26 φ1.0 2 N/C 2 N/C 0V 青 3 0V 3 0V 4 IN 4 OUT ※1:センサケーブルに圧接するEPコネクタは、    線径に応じた型式を選定してください。 I/O側の24V,0Vは伝送側24V,0Vとつながっており、負荷駆動用に使えます。 〔2線(非絶縁)タイプ〕 ワイヤーマウントソケット 4極(スリーエム ジャパン株式会社) e-CONコネクタでの結線例 37304-3122-000 FL(カバー黄) 37304-3101-000 FL(カバー赤) I/O 側 伝送側 LINK IN0 IN0 IN1 ALM IN1 センサ側※1 内容 線色 芯線サイズ 芯線被覆外径 ピンNo. 内容 ピンNo. 内容 24VL 茶 1 24VL 1 24V IN 黒 AWG26 φ1.0 2 N/C 2 N/C 0VL 青 3 0VL 3 0V 4 IN 4 OUT ※1:センサケーブルに圧接するEPコネクタは、    線径に応じた型式を選定してください。 I/O側の24VL,0VL は伝送信号DP,DNから抽出した電源で、負荷駆動用に使えます。 08
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5.ASLINKTERMINALと負荷の結線 ■ 一体型小型ターミナル I/O側配線 e-CON 24V、0V :接続負荷駆動用の電源を接続するピンです。 最大通過電流がありますので、各製品説明書をご覧ください。 IN/OUT :INは入力ピンです。OUTは出力ピンです。 LINK 24V ALM OUT0 NC OUT1 図は一体型小型ターミナルの例 OUT2 0V OUT3 OUT4 OUT OUT5 OUT6 OUT7 ターミナル側 24V センサ側 ※1 N/C ピンNo. 内容 0V 1 24V ※1:センサケーブルに圧接する IN 2 N/C EP コネクタは、線径に応じた 3 0V 型式を選定してください。 4 OUT ■ 小型端子台ターミナル I/O側配線 Y端子、丸端子、棒端子、裸線 24V、0V :接続負荷駆動用の電源端子です。伝送側の24V,0Vと内部でつながっています。 IN/OUT :INは入力端子、OUTは出力端子です。  図は一体型小型ターミナルの例 6mm 6mm OUT(黒) 24V (茶) 24V 0V 24V 0V 0V M3用 (青) IN0 IN1 24V(茶) 0V(青) OUT(黒) センサケーブル センサの場合 24V,0V端子は、2点で1組となります。 09
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6.ターミネータの結線 ASLINKマスタから一番配線長の長い伝送線端末にターミネータ(BT0)を接続します。 このターミネータは、伝送波形を整える回路を内蔵しています。 極性がありますので、正しく接続してください。 正しく接続されると 点灯(緑)します。 DP(赤) DN(黒) 〔専用フラットケーブルによる構成〕 LPコネクタ 4極 LP4-OR-10P 4極の LPコネクタの場合 3,4 番ピンは空けた状態で圧接します。 汎用圧着コネクタ 〔キャブタイヤケーブルによる構成〕 ねじ端子台の場合 幹線側の配列に合わせターミネータの線を Y端子(または丸端子)処理し、DP(赤) DN(黒)を対応する端子に接続します。 10 AnyWireASLINK BT0 AnyWireASLINK BT0 AnyWireASLINK AnyWireASLINK BT0 BT0 AnyWireASLINK BT0
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7.フィルタの使用と結線 専用フィルタは、汎用ノイズフィルタではありません。 伝送ラインの敷設条件、もしくはCE規格を考慮する場合に使用します。 AnyWireASLINKの電源線(24V-0V)と伝送信号線(DP-DN)が50m以上併走して敷設される場合は、 その線の電源の入口となる箇所(A)に専用ノイズフィルタ(ANF-01)を直列に挿入します。 またCE規格を考慮する場合は、併走距離に関係なく挿入してください。 ANF-01は、外部から電源線にノイズ混入するのを防ぐために使用するフィルタではありませんので、その様な 事が懸念される場合は、通常のノイズ対策と同様に電源出力の後やマスタ電源供給端子の直前に汎用のノイズ フィルタを挿入してください。 QJ51AW12AL RUN LINK SET ALM A DP-DN 24V-0V 50m以上併走 ① ① ANF-01 保護接地PE 24V POWER IN 24V SLAVE (電源側) 0V (ターミナル側)0V 最大5Aまで 保護接地PE ※PEは内部で接続されています。 ①は端子カバーです。ご使用時は端子側に   引き出してください。(電源側、ターミナル側同じ) 取手を矢印方向に 引くと端子カバーが 引き出てきます。 11 2 1 24V 0V SLAVE 2 1 POWER IN 24V 0V 24V 0V 4 3 SLAVE POWER IN 24V 0V 4 3
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本 社 :〒617-8550 京都府長岡京市馬場図所 1 TEL: 075-956-1611(代) / FAX: 075-956-1613 営業所 : 西日本営業所、 東日本営業所、 中部営業所、 九州営業所 http://www.anywire.jp/ お問い合わせ窓口: ■ テクニカル サポートダイヤル 受付時間 9:00~17:00(土日祝、当社休日を除く) 075-952-8077 ■ メールでのお問い合わせ info@anywire.jp PMA-17437AE