予防保全・傾向分析用 振動・加速度センサ smartPREDICT-AE

Datasheet | smartPREDICT-AE RS485/USB データシート smartPREDICT-AE RS485/USB IIoT対応 株式会社イリス MPIテクノロジー部 デジタルバイブレーション・モーションセンサシステム 〒141-0021 東京都品川区上大崎3-12-18 イリスビル Phone: 03-3443-4143 Fax: 03-3443-7511 eMail: japan-mpit@illies.de URL: www.irisu.jp 概要 smartPREDICT-AEはiNDTactの高帯域振動センサiMPactXSをベースにしたマルチセンサシステム です。機械の発する振動 を高感度で検出し高い精度で稼働状態や構造にかかっている負荷状態のモ ニタリングを可能にします。 高帯域動作、高感度振動検 知機能に加え、マイクロエレクトロメカニ カルシステム（MEMS）が加速度と角速度を計測し、追加 のモーション情報として提供します。 smartPREDICT-AEの底面にはiMPactXSと並び温度 センサが備わっており、機内温度をサンプル値 としてモニタリングすることができます。 smart PREDICT-AEはパラメータを測定しModbus RTUを通じて機械（PLC）やI-IoTのエッジデバ イスとダイレクトに通信 することができます。 主な特徴  サ ンプリングレート96kHzの超ローノイズ  リアルタイムローデータストリー ミング*  AEセンサ搭載  ローデータ及びスペクトラムのレコーデ ィング  加 速度センサ搭載 機能  ジ ャイロスコープセンサ搭載  デジタル入出力用GPIO  温 度センサ搭載  交換可能なラインター ミネーションを備えたシ  自 立型コンディションモニタリング リアルModbus R TUインターフェース  各センサ（AE/加速度／ ジャイロ ）によ るsPR、  USBインター フェース *ブートローダーを用い RM Sなど11種の振 動パターンの出 力帯域 たファームウェアアップデート により最新機能  POI制御のためのデジタルIIRフィルター を利用可 能  保護クラスIP67 * 以降のファームウェアアップデート で搭載予定 Updated 11-May-2021 | Product Version MC 0 1 1/1 www.indtact.de | Copyright iNDTact GmbH •

Datasheet | smartPREDICT-AE RS485/USB 応用例  P LCとの直接通信による機械及び加工プ ロセス • 材料研究 の状態監視 • 製造管理  高 価な備品や機材の振動数値の傾向観察による • 最終出荷前検査 異変の予防感知 • 入庫検査  建 築機械／車両や農耕機械／車両に対する衝撃 • 生態学研究 や振動の観察 • 構造観察 特性 センサ タイプ センサ 範囲 精度 ノイズ サンプリング 分解能 レート 振動 iMPactXS 0.06 Hz to 48 kHz < -99 dB 96 kH z 24 Bit ±0.15 nC ±1.5 nC ±15 nC 加速度 BMI160 DC to 800 Hz ±40 mg 180 μg/√Hz 1.6 kHz 16 Bit ±2 g ±4 g ±8 g ±16 g ジャイロ BMI160 DC to 800 Hz ±3 °/s 0.007 °/s/√Hz 1.6 kHz 16 Bit ±125 °/s ±250 °/s ±500 °/s ±1000 °/s ±2000 °/s 温度 LMT01LPG -40 to 90 °C ±0.5 °C 10 Hz 16 Bit コンポーネン ト コンポーネン ト 詳細 CPU ARM Cortex M7 フラッシュメモ リ 34 MByte RAM 32.5 MByte コネクタ・インターフ ェース M12, 8-pin, x-coded Updated 11-May-2021 | Product Version MC 0 1 2/1 www.indtact.de | Copyright iNDTact GmbH

Datasheet | smartPREDICT-AE RS485/USB GPIO 機能 機能 詳細 デジタル出入力 自律型の状態監視機能及びインターフェース制御機能からの アラート出力* アナログ出入力* アナログ・デジタルコンバーター / デジタル・アナログコンバーター* タイマー出入力* 例：PWM出入力、回転速度入力 等、…. * …割*込み入力* カスタム機能のため の外部割込みピン* システム起動* スタンバイモードからCPUを 終了* CANインターフ ェース* 外部機器接続 用CANインターフェースの追加* I2C インターフ ェース* 外 部 機器接 続用I2Cインターフェースの追加* UART インターフ ェース* 外部機器接続用UARTインターフェースの追加* * 以降のファームウェアアップデートで搭載予定 電気特性 パラメータ 最小 標準 最大 　 　 単位 供給電圧 4.5 5 5.5 V 供給電流 170 300 mA GPIO デジタル入力電圧 5 V GPIO デジタル出力電圧 3.3 V GPIOアナログ入出力電圧 3.3 V GPIO内部シリーズ抵抗 1 kΩ GPIOプルアップ/プルダウン 抵抗　 　　　　　　　 30 40 50 kΩ GPIO運用可能なコモンモード範囲 -25 25 V 囲RS485 差動入力電圧 -25 25 V RS485 ハイレベルインプット電圧 2 V RS485 ローレベルインプット電 圧 0.8 V RS485 ユニットロ ード 1/8 RS485 バスロード 256 RS485 ラインターミネーション（スイ ッチ可） 120 Ω 環境及び物理的特性 項目 値　　　 　　　　　　 単位 動作中適正環境温度 -40 to 85 °C 保管適正環境温度 -40 to 85 °C 電磁適合性 (EMC) DIN EN 61326-1 & 61326-2-3に基づいたい試験 • DIN EN 55011 • DIN EN 61000-4-2 • DIN EN 61000-4-3 • DIN EN 61000-4-4 • DIN EN 61000-4-5 • DIN EN 61000-4-6 • DIN EN 61000-4-8 保護クラス IP67 寸法 50 x 89 x 22 mm 寸法（取付フレーム） 76 x 104 x 22 mm 重量 98 (+ 1 8 Mou nting Frame) g 材質 プラスチック 固定方法 テープ（又はネジ）*ネジは付属しませ ん。 Updated 11-May-2021 | Product Version MC 0 1 3/1 www.indtact.de | Copyright iNDTact GmbH

Datasheet | smartPREDICT-AE RS485/USB オプション オプショ ン 仕様　　 　 製品名 MC スタンダード、C-プロトタ イプ smartPREDICT-AE RS485/USB MC 0 x ブロックダイアグラム ゲインステージのプログラミング smartPREDICT-AEは、振動センサ iMPactXS用のプログラム可能なゲインステージを備えていま す。これによって振動センサの信号とバンド幅を 様々なアプリケーシ ョンに最適な信号対ノイズ比に 調整することができます。アプリケーションに必要な情報を最適なクオリティと精度で取得し、モニ タリング対象の機械の状態を精確に把握することが可能となります。 以下の表は利用可能な設定の一覧です。低域遮断周波数（FREQ）と伝達ゲイン（Gain）を個別に調 整することができます。 周波数 ゲイン 低　 　　　　　　　 中 高 LOW (-20 dB )　　　　　　　 0.07 Hz 0.7 Hz 7 Hz MED (0 dB ) 0.7 Hz 7 Hz 70 Hz HIGH (20 d B) 7 Hz 70 Hz 700 Hz MAX (~40 dB )* ~70 Hz ~700 Hz ~7000 Hz *GainのMax設定は使用することはできますが、対応する遮断周波数の保証はされていません。この 設定を使用する場合、他の 追加機器を併用した測定が想定されています。 Updated 11-May-2021 | Product Version MC 0 1 4/1 www.indtact.de | Copyright iNDTact GmbH

Datasheet | smartPREDICT-AE RS485/USB 標準的なパフォーマンスの特徴 センサ iMPactXS ‒ ゲイン設定 „High “ センサ iMPactXS ‒ ゲイン設定„Med“ センサ iMPactXS ‒ ゲイン設定„Low“ Updated 11-May-2021 | Product Version MC 0 1 5/1 www.indtact.de | Copyright iNDTact GmbH

Datasheet | smartPREDICT-AE RS485/USB コネクタ デバイスのピン配置 (M1 2, 8-Pin, X-Coded, Female) センサ本体に搭載されたコネクタ Pin 説明 ピン 名称 概要 ナンバー 1 USB D+ USBインターフェースのデ ータラインをノ ンインバート 2 USB D- USBインターフェースのデータライ ンをインバート 3 GPIO 1 アナログ及びデジタル信号のイン プット／アウトプット（プログラム可） 4 GPIO 2 アナログ及びデジタル信号のイン プット／アウトプット（プログラム可） 5 VDD 給電 6 GND グラウン ド 7 RS485 A RS485イ ンターフェースのラインをイン バート* 8 RS485 B RS485インタ ーフェースのラインをノンイン バート* *Modbusの仕様上は不適正ですが多くのトランシーバー製造者により使用されている実績があります。 例: 標準的なModbusケーブルと接続・セットアップ 標準的Modbu sケーブルのピン配列 (M12 Male to RJ45 Male) ケーブルのコネクタプラグ側 Updated 11-May-2021 | Product Version MC 0 1 6/1 www.indtact.de | Copyright iNDTact GmbH

Datasheet | smartPREDICT-AE RS485/USB 寸法 図面 取付フレームを外した時の寸法 単位mm  取付フレームは含まない  取付フレームを使用しない場合、テープ を用 いて固定する 取付フレームを含む寸法  取付フレームを含む寸法  4x Ø 6.6 mm 取付穴  テープを用いた 固定も可能 Updated 11-May-2021 | Product Version MC 0 1 7/1 www.indtact.de | Copyright iNDTact GmbH

Datasheet | smartPREDICT-AE RS485/USB センサポジション & 方向 インターフェース概要 Modbusは産業用電子機器に用いられるシリアル通信用のプロトコルです。同一ネットワーク上で使 用される複数のデバイ スとの通信を可能とします。基本のアーキテクチャは1台のマスターデバイス に対して最大247台のスレイブデバイスを持 たせることができます。Modbus通信のAPIは多くのハ ードウェア及びソフトウ ェアライブラリに採用、搭載されています。 詳細情報: 別紙”アプリケーションノート：Modbus Communic ation“にsmartPREDICTの Modbus通信に関 する設定方法の詳細説明が書かれています。データシート、ユーザーガイド及びアプリケーション ノートは公 式　ホ　ー　ム　 ページ www.in duct.de. からダウンロードできます。 アクセサリ  ケ ーブル (オプション)：CAT 7+, 8 -pin, x- coded  取 付フレーム: 上記図面を参照  取 付フレーム用ネジ：（センサには同梱されません）、最大径 Ø6 mm  セ ンサシステム固定用接着剤 (センサには同梱されません): 詳細は販売店にご相談下さい。 Updated 11-May-2021 | Product Version MC 0 1 8/1 www.indtact.de | Copyright iNDTact GmbH

Datasheet | smartPREDICT-AE RS485/USB アプリケーション情報 室温で行われる低精度の実験においては、ホットメルト接着剤か両面テープが使用できます。効果的 な簡易実験において は、ホットメルト接着剤を、たとえばグルーガン等を用いてセンサに適量付着さ せ、接着剤が固着するまで観測対象の機械に押し付けます。温度変化による収縮で剥がれてしまうこ とを避けるため、観測用のテスト機の温度は接着剤をつける前に約50℃程度まで温めておくことを推 奨しています。 警告： 火傷を防止するため、接着作業は絶縁及び耐熱素材の手袋の使用して行うことを推奨します。 実際の用途に対する性能の追随性を 確認するための高精度テストにおいては、特殊なセメント接着剤 の使用を推奨しています。 長期間の使用や高精度 の要求、高温化での実用 が求められる場合には、この目的に適した接着剤の使 用を推奨します。iNDTactではご要望に応じて用途に最適な接着剤のご案内も致しておりますので必要 の際には販売窓口までご相談下さい。 原則として観測対象の接着面には埃、汚れやグリス の付着がない、きれいな状態で行ってください。 汚れが付着している場合、アルコール、イソプロパノールやアセトンでの汚れ除去が必要な場合もあ ります。使用環境について詳細な情報が必要の際には販売窓口までご相談下さい。 重要： 前提として、特に安全な使用の目的で、使用する接着剤は用途に適したも のを選定してお使い 下さい。 Updated 11-May-2021 | Product Version MC 0 1 9/1 www.indtact.de | Copyright iNDTact GmbH

Datasheet | smartPREDICT-AE RS485/USB 適合宣言  CE compliant  RoHS compliant  3TG compliant  REACH compliant センサ SmartPREDICT-AEは重量比0.1%以上の割合でチタン酸ジルコン酸鉛を含む複合材料で構成 されています。 チタン酸ジルコン酸鉛（略称：PZT、Lead Titanium Zirconium oxide）は欧州化学機関(ECHA)に よってSVHCリストに指定されています。（EC No:235-727-4, CAS No: 12626-81-2） iNDTact GmbHはPZTを製造していませんが、ECHAに登録されたサプライヤーから不溶性の結晶体 の状態で購入して使用しています。製品が本来の目的に即した使われ方 をしている限り、製品がPZT を露出する危険はありません。 本来の使い方と異なりますが、例えば製品に対してマシニングや機械 加工を施した際に粉塵を生じさせた場合等でそれを吸引または口から摂取した場合のみ健康に対する リスクとなります。 免責事項 試作版 (エンジニアリングサンプル) smartPREDICT-AEのテスト用試作モデルを使用する場合について の注意点を記載します。試作モデ ルの仕様はデータシート に記載された仕様と異なる場合があります。そのため、このモデルは唯一の 目的として社内実験のためだけに用意さ れており、試作品を第三者に転売する、または仕上がり品に 部品として組み込んで使用することは意図されていません 。エンジニアリングサンプルのテスト結果 と製品版のテスト結果では必ずしも一致しない可能性があります。iNDT actは試作版の使用において は一切の責任を負うことができませんので、試作版の使用から生じる如何な る問題に対しても購入者 の責任の下でご使用下 さい。 製品版 iNDtact の製品は製品仕様書に規定されているパラメータの範囲内でご使用下さい。本製品は生命維 持装置や安全機器への使用には適していません。安全機器が機能不全に陥った場合には人体に対して 重大な損害を与える危険があります。製品を第三者に転売する場合には、購入者の責任の下行ってく ださい。使用目的に対する適合性試験は購入者自身の責任の下で実施されるようお願いします。製品 が第三者によって製品の仕様書に記載のない使われ方、及びiNDTactが承知していない目的で使用さ れた場合において、製品購入者はiNDTactに責任を持たせることは出来ず、またそれによって生じる 如何なる費用に対してもiNDTactに請求することはできません。購 入者は製品が適切な方法で適切な 目的のために使用されていることを適宜把握する必要があります。 本書の記載内容・事例 本書に記載されている事例、仕様またはアプリケーションに関連する情報は、iNDTactが第三者の知 的財産権や著作権の非侵害の保証を含む、あらゆる事柄について責任や保証をするものではありませ ん。本書に記載されている事柄は製品の特長や状態を保証する内容ではありません。これらの情報は 製品の説明を目的として作成されており、知的財産権または著作権の侵害に対する評価であったり、 パフォーマンスまたは生じうるエラーについての評価内容は含まれてません。 Updated 11-May-2021 | Product Version MC 0 1 10/1 www.indtact.de | Copyright iNDTact GmbH