2016年11月15日〜17日に科学技術館で開催された「光とレーザーの科学技術フェア2016」。赤外線、光学薄膜、分光、紫外線、オプティクス、レーザー科学技術、レーザー照明・ディスプレイの7分野の展示で構成される専門展です。
各ブースで伺った話を、豊富な写真とともにまとめました。ぜひダウンロードして、同僚との情報共有や、振返りなどにご活用ください!
【掲載企業】
株式会社飯田照明、株式会社アルゴ、合同会社紫光技研、プライムテックエンジニアリング株式会社、株式会社アバールデータ、株式会社島津製作所、株式会社トリマティス、テクノハンズ株式会社、株式会社ナノコントロールなど
このカタログについて
ドキュメント名 | 【展示会レポート】光とレーザーの科学技術フェア2016 |
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ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 2.3Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社アペルザ (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログ(【展示会レポート】光とレーザーの科学技術フェア2016)の内容
Page 1:光とレーザーの科学技術フェア2016展示会レポート2016年11月28日発行ものづくりニュース編集部2016/11/15(火)∼ 2016/11/17(木)Event Report by
Page 2:光とレーザーの科学技術フェア2016 概要光とレーザーの科学技術フェアとは名称光とレーザーの科学技術フェア2016 光技術で跳躍する日本へ(第6回 赤外線フェア / 第3回 光学薄膜フェア / 第3回 分光フェア / 第3回 紫外線フェア / 第1回レーザー科学技術フェア / 第1回 オプティクスフェア / 特設 レーザー照明・ディスプレイゾーン)会期 平成28年11月15日(火)∼17日(木)3日間会場科学技術館〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2-1 北の丸公園内入場料 無料配布物 事前登録した方から会場受付先着1,500名に『月刊OPTRONICS』 2016年11月号を配布主催 株式会社オプトロニクス社協賛日本フォトニクス協議会 / 日本光学会 / レーザー学会 / 日本分光学会 / 日本赤外線学会 /光学薄膜研究会JPC紫外線研究会 / 可視光半導体レーザー応用コンソーシアム / レーザー輸入振興協会来場者数11月15日(火)1,321名11月16日(水)1,629名11月17日(木)1,323名合計4,273名公式サイト光とレーザーの科学技術フェアは、赤外線や工学薄膜といった6分野の展示と1つの特設ゾーンで構成された専門展です。工業・産業はもちろん、医療、農業、宇宙、建築など今後ますます幅広い分野で活躍することが期待されている技術を一堂に集めています。
Page 3:注目の企業 / 紫外線フェア直管形LEDブラックライト BLACK★STAR 、ハンディ形UV照射器など従来のブラックライト蛍光灯に比べて1/4省エネ&4倍長寿命、取替え手間1/4の直管形LEDブラックライト『BLACK★STARシリーズ』や、小型・軽量・コードレスで簡単に持ち運べる『HANDY POWER』、さらに浜二ペイント株式会社のLED硬化型一液パテ『HIKARIパテ』を出展した。日亜化学工業製の高効率UVLED採用。G13口金で取替施工も簡単株式会社飯田照明従来のブラックライト蛍光灯に比べて圧倒的な省エネ・長寿命を達成する『BLACK★STARシリーズ』を中心に、展示を展開されていました。『BLACK★STARシリーズ』は、省エネタイプや高出力タイプ、白色LEDと紫外線LEDのハイブリッド実装より1本で誘虫と作業灯の役割を担える捕虫器用など、多彩な製品をラインアップ。また浜二ペイントのLED硬化型一液パテ『HIKARIパテ』は、30秒と短時間で硬化し、厚みも最大30mmまで対応可能とのこと。さらに 無溶剤 なのもうれしいメリットです。A-7樹脂・インク効果や紫外線探傷に最適なハンディ型のUV照射器 厚み10mmも対応できる一液パテ『HIKARIパテ』白色LED、紫外線LEDのハイブリッド実装で誘虫と作業灯の役割を担う
Page 4:注目の企業 / 紫外線フェア自立走行ロボットや三次元計測などに必要な産業用カメラや、特殊カメラなどを取り扱う輸入商社の株式会社アルゴ、紫外線発光製品の開発・製造・販売を行う合同会社紫光技研のブースで話を伺ってきました。LEDよりも波長が高く、LEDよりも幅広い用途での活用が期待できそうな水銀フリー フレキシブル紫外線光源。 点滅 などのスピードが求められる発光も得意だそうです。がフレキシブル性と高輝度大面積を実現重量は375g、厚みは14.4mm。ポケットに入れて簡単に持ち運べるサイズ感でした。UV光源、紫外線LED、UV照射装置、紫外線コーティングライン、UVプロセスなどでの測定に最適とのことです。ポケットに入れて簡単に持ち運べるポータブル紫外線分光放射計Opsytec社『UVパッド』Opsytec社のポケットサイズのポータブル紫外線分光放射計『UVパッド』を出展した。UV波長域200-440nm/240-480nmとレンジが広いのが最大の特長。最大50測定できるメモリを内蔵しており、これ1つで簡単に測定できる。USBケーブルでPCに接続することで測定データの出力も可能。A-8 株式会社アルゴフィルム型発光デバイス水銀フリー フレキシブル紫外線光源などチューブ状の発光素子を並べ、フィルム状の電極シートを貼り合わせる「LAFi(Luminous Array Film)」を用いることで、フレキシブル性と高輝度大面積を実現した発光デバイスや、殺菌・医療用途で活躍するフレキシブルで水銀フリーの紫外線光源などを出展した。さまざまな波長を組み合わせるカスタム面光源にも対応可能。A-5 合同会社紫光技研
Page 5:注目の企業 / 赤外線フェア高い映像技術力・通信技術力を用いてCCDカメラなど画像電子機器の開発から製造までを手がけるプライムテックエンジニアリング株式会社、工業用計測器、制御装置などの製造・販売を行う電気機器メーカー株式会社アバールデータのブースにお邪魔してきました。医薬品、食品業界向けのたんぱく質や脂質、でんぷんなどを見るのに最適なカメラを多数ラインアップされていました。何より使いやすいコストで提供できる点が強みだそう。今後は全数検査に対応できるカメラにも注力していきたいとのことでした。が現在開発中の『ABA-U20MIR』が注目を集めた水と油の撮影デモを通して、性能をアピールされていました。食品業界での異物混入対策、半導体業界での検査用途など、さまざまな業界で実績があるそうです。水と油を使ったデモの様子高解像度VGA InGaAs近赤外カメラ『NVU3A』970nm∼1650nmに感度を持つ、InGaAsセンサを使用した近赤外カメラを出展した。独自の画素分離構造により、高い感度を維持したまま高解像度の画像が取得できる。またUSB.30インターフェースの採用で、大量のデータを高速でPCに転送可能。内蔵ペルチェ冷却方式により、停電力でチップを冷却、高感度化を実現した。D-3 プライムテックエンジニアリング株式会社中域近赤外線エリアカメラ『ABA-U20MIR』など現在開発中の1200nm∼2150nmに感度を持つInGaAs192 96画素エリアセンサを使用した中域近赤外線エリアカメラ『ABA-U20MIR』を中心に、波長帯域950nm∼1700nm InGaAsセンサ搭載の近赤外線VGAカメラ、新製品の近赤外線512画素ラインカメラ『ABL-005MIR』など豊富なラインアップを紹介した。D-5 株式会社アバールデータ
Page 6:注目の企業 / 紫外線フェア次世代ディスプレイの光源に最適なRGB半導体レーザなど、多数出展次世代ディスプレイやウェアラブルデバイスの光源に最適な『シングルモードファイバ結合型 RGB半導体レーザ』や、高反射材料加工に最適なファイバ結合型高輝度青色ダイレクトダイオードレーザ『BLUE IMPACT』、高出力YAGレーザとTiサファイアレーザ用の『高耐性レーザミラー&レーザウィンドウ』を出展した。多くの人が足を止めたRGB半導体レーザのデモの様子株式会社島津製作所特に注目を集めていたのが、455、515、640nmの3種の波長をシングルモードファイバに結合したRGB半導体レーザモジュール。次世代ディスプレイ、ウェアラブルデバイスの光源に最適とのことでした。また『高耐性レーザミラー&レーザウィンドウ』は、コストパフォーマンスに優れたレーザミラー36種、レーザウィンドウ12種をラインアップ。用途や要望に応じて、光学特性、外形、コーティング後面精度保証などのカスタマイズに対応できるとのことでした。F-20レーザ加工での品質・加工性向上などに寄与するレーザーミラー 青色波長・高出力。高輝度のレーザ光源『BLUEIMPACT』光の三原色を用いて、あらゆる色をつくりだせるRGB半導体レーザ
Page 7:注目の企業 / 紫外線フェアパルス幅可変・PG内蔵LDドライバを使った「LIDAR測距デモ」などパルス幅可変機能を有し、パルスジェネレータを内蔵したLDドライバ『Flex-Pulsar』を使った「LIDAR測距デモ」のほか、小型省電力光源、受光器の搭載による測量・インフラ点検ドローンの長時間運転、超短パルス光源、広帯域受光器による障害物検知・距離測定LIDARの高精度化など、同社が描くIoT社会について紹介した。LIDAR測距デモの様子株式会社トリマティス光高速制御技術・統合技術を駆使した製品の開発と販売を得意とするベンチャー企業。特に産業機器市場、センサ市場、光通信市場、測定機器市場をターゲットに事業を展開されています。今回の展示会では特にLIDAR測距デモが注目を集めていました。F-11測量・構造物検査、海洋開発、自動運転、医療・環境・食品分析 ピーク電流70A、パルス幅15nsを実現、大電流駆動の短パルスLDドライバパルス幅可変LDドライバ『Flex-Pulsar』
Page 8:注目の企業 / レーザー科学技術フェアモータ・ドライバの製造メーカーテクノハンズ株式会社、分析機器、MEMSなどの分野で求められる精密位置決め装置を幅広く取り扱う株式会社ナノコントロールのブースで話を伺ってきました。超精密位置決め装置の専門メーカーとして、ピエゾステージや超音波モータステージなどを手がけるナノコントロール。バラエティんに富んだラインアップ持ちながら、一品からカスタム対応も可能。またピエゾステージを組込み、ユニットとして提供できるそうです。が豊富なラインアップを展示した顕微鏡用ステージ、対物レンズ用ステージ、小型ロボット、バルブやノズルの流量調整、カメラ用IRフィルタ、精密超小型ステージ、測量機器などの用途で使われているそうです。デモを通じて、その精密な動きをアピールされていました。動画もぜひご覧ください!デモを通じて精密な動きをアピールした超小型超音波リニアアクチュエータTULAシリーズ小型ながら高トルク、応答性や静粛性に優れるといった特性を持つ、電磁式のモータとは全く異なる新しい方式のモータを紹介した。圧電効果による振動を移動運動に変換する摩擦式のモータで、電圧をかけることで圧電セラミックス振動体を変形させて、その細かな位置情報を利用して摩擦力を生み出し回転運動などに変換する。F-7 テクノハンズ株式会社超精密位置決めピエゾステージレーザー加工や半導体関連装置、分析装置など、さまざまな用途の超精密ポジショニングに対応するピエゾステージを出展した。ストローク100μm、分解能2nm、繰り返し精度 2nmを誇る開口付きステージ(Z軸)「PKVL64-100U」や、光学ミラー用ステージ「PT1M36-500S」など、ラインアップも豊富。F-2 株式会社ナノコントロールブースで撮影した動画を見る
Page 9:株式会社アペルザ Aperza inc.ものづくりニュース編集部お問い合わせ先〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町 23 番地 日土地山下町ビル13FTEL:045-228-8801