JAPAN PACK 2017
2017日本国際包装機械展
展示会レポート
2017/10/3(火)~ 2017/10/6(金)
2017年10月11日発行
株式会社アペルザ
JAPAN PACK / 目次
4 大森機械工業株式会社
多段式分離装置やX線検査装置など9つのユニットで構成
設置時間を大幅削減できる『ユニットベース ピロー包装ライン』
7 株式会社イシダ
使いやすさを極限まで追求した縦型ピロー包装機『INSPIRA』や
未来を見据えた取組みとして“触れる空中ディスプレイ” を提案
10 大和製衡株式会社
計量時の微調整が不要に!載せるだけで組み合わせ計量、自動で排出
自動排出機構付卓上ゲートウェイ『TSDW-207W』など
13 鈴茂器工株式会社
毎時2500本の海苔巻きを生産!
連続海苔巻き成形機『SVR-SAE-S』の実機を披露
JAPAN 16 オリヒロ株式会社
PACK 計量・充填・完全密封・箱入れまでを自動化して異物混入リスク軽減
2017 流し込み計量充填バッグインボックス包装機『Onpack-2098/2095』
18 ゼネラルパッカー株式会社
極限まで袋受け渡しミスを解消することに成功!
高度なメカトロ技術が光る給袋自動包装機『GP-M3000シリーズ』
20 伊東電機株式会社
「運ぶ」「分ける」など目的に応じたモジュールを並べて繋ぐだけ!
現場の人だけで最適なラインを構築できるMDR式コンベヤ『id-PAC』
22 株式会社システムスクエア
Φ0.4mmの金属もはっきりくっきり見える!
装置全体でIP66準拠のX線検査装置『SX2353HW / 3873HW』
24 マーケム・イマージュ株式会社
指先ひとつで操作OK&1Lで39,000個の段ボールに印字可能
段ボール素材向け大文字用バルブジェットプリンター『4500』
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JAPAN PACK / 概要
JAPAN PACK とは
包装機械をはじめ包装材料、製造加工関連機
器、流通関連機器などの製造工程にかかるバ
ラエティに富んだ機器・サービスなどが一堂
に集まる展示会です。
公式サイト http://www.japanpack.jp/
JAPAN PACK 2017 (2017日本国際包装機械展)
名称
Japan International Packaging Machinery Show 2017
会期 平成29年10月3日(火)~6日(金)4日間
東京国際展示場(東京ビッグサイト)
会場
〒135-0063 東京都江東区有明3-10-1
入場料 3,000円(税込)(招待状を保有、事前登録をした場合は無料)
主催 一般社団法人日本包装機械工業会
出展社数 454社
10月3日(火)39,018名
10月4日(水)49,250名
10月5日(木)54,350名
来場者数
10月6日(金)58,834名
合計201,452名
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JAPAN PACK / 注目の企業
5P-14 多段式分離装置やX線検査装置など9つのユニットで構成設置時間を大幅削減できる『ユニットベース ピロー包装ライン』
5H-14 大森機械工業株式会社
各種自動包装機の製造・販売、包装システムラインの設計・製造を行う大森機械工業は、
ユーザーの工場内を想定した全長22メートルにもおよぶ『ユニットベース ピロー包装ラ
イン』を展示した。多段式分離装置やX線検査装置といった9つのユニットで構成され、1
枚包装から5枚集積マルチパック、パレタイジングまでの流れをすべて自動化している。
出展内容
『ユニットベース ピロー包装ライン』
企業の公式サイトはこちら↓ Aperza Catalogで企業の詳細をチェック↓
http://www.omori.co.jp/ https://www.aperza.jp/company/page/5575/
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大森機械工業 / 注目の製品
『ユニットベース ピロー包装ライン』
従来の13分割から7分割になったユニットベースのピロー包装ラインは、設置時間を短縮、フルカバー
で清掃性やメンテナンス性が向上するなどメリット豊富。LEDライトを使用して運転状況も見える化した。
こちらはベッコフオートメーションの超高速無配線配送システム『XTS』を採用した「リニアサーボ式反転
段積み集積供給装置」。可動子を個々にプログラミングできるので、効率的な供給を実現できる。
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大森機械工業 / 注目の製品
『ユニットベース ピロー包装ライン』
写真は「ロボットアーム式段ボールケーサー」。2台のロボットを使用し、製函・供給・封函まで行う。この
後に重量チェックを経て、パレタイザーへ。
ロボットによる製函の様子。奥にある折りたたまれた状態の段ボールを吸着し、床に設置された棒状の
機構に器用にあてて下部を折り込む。ものの1、2秒で製函を終える様子に来場者からは驚きの声が。
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JAPAN PACK / 注目の企業
使いやすさを極限まで追求した縦型ピロー包装機『INSPIRA』や
1H-01 未来を見据えた取組みとして“触れる空中ディスプレイ” を提案
株式会社イシダ
計量のみならず包装、検査、表示、情報、搬送、衛生などの分野に事業領域を拡げるイシ
ダは、使いやすさを極限まで追求したという新製品の縦型ピロー包装機『INSPIRA』や、
組合せ計量機を出展。ダウンタイムの短縮に役立つ「スマートグラス」や汚れた手でも操
作できる「未来型操作ディスプレイ」など、“未来を見据えた取組み”とともに紹介した。
出展内容
■縦型ピロー包装機『INSPIRA』
■コンパクトセミオート組み合わせ計量機 など
企業の公式サイトはこちら↓
http://www.ishida.co.jp/ww/jp/
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イシダ / 注目の製品
縦型ピロー包装機
『INSPIRA』
オペレーターの負担を軽減するアクセシビリティを追求し、人間工学に基づいて設計。スマホライクな操
作感、無理のない体勢での作業を実現。フィルムのローラー1つにも交換を快適にする工夫が(写真右)。
未来を見据えた取組みとして、「スマートグラス」を提案。遠隔から指示できるのでダウンタイムを短縮、
さらにトラブル対応も迅速にできるように。紙のマニュアルもいらないので、作業者は両手が使える。
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イシダ / 注目の製品
『コンパクトセミオート組み合わせ計量機』
お惣菜やカット野菜などの計量作業を自動化できる組み合わせ計量機。コンパクトなうえ、キャスター付
きなので設置や移動が簡単。レイアウト変更に柔軟に対応できる。
こちらも未来を見据えた取組みとして「未来型操作ディスプレイ」を提案。写真ではわかりにくいが、触れ
る空中ディスプレイなので目の前に操作画面が出現し、作業で汚れた手でも問題なく操作ができる。
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JAPAN PACK / 注目の企業
計量時の微調整が不要に!載せるだけで組み合わせ計量、自動で排出
E2-28 自動排出機構付卓上ゲートウェイ『TSDW-207W』など
大和製衡株式会社
はかりの開発・製造・販売を手がける総合メーカーの大和製衡は、合わせこみ作業不要、
載せるだけで組合せ計量し、排出する自動排出機構付卓上ゲートウェイ『TSDW-
207W』をはじめ、計量作業不要で味付け工程の効率化を実現できる手動バッチ軽量式
シーズニングシステム『MaBS(まぶす)』など新製品を紹介した。
出展内容
■自動排出機構付卓上ゲートウェイ『TSDW-207W』
■手動バッチ軽量式シーズニングシステム『MaBS(まぶす)』など
企業の公式サイトはこちら↓ Aperza Catalogで企業の詳細をチェック↓
http://www.yamato-scale.co.jp/ https://www.aperza.jp/company/page/850/
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大和製衡 / 注目の製品
自動排出機工付卓上ゲートウェイ
『TSDW-207W』
人手作業でどうしても発生する計量ロスを削減するために開発された同製品。目標の重量に対し、より
最適な組み合わせで自動的に排出するので微調整が不要に。袋詰め工程まで含めたデモを披露した。
作業者は食品をはかり(白い部分)に置くだけでOK。もっともロスの少ない組み合わせで計量し、排出さ
れていく。作業者1名で35ショット/分と高速、ベルト搬送式の採用で食品の傷みを最小限に抑制できる。
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大和製衡 / 注目の製品
手動バッチ軽量式シーズニングシステム
『MaBS(まぶす)』
これまで別々に行なっていた味材(調味料)の計量と半製品(素材)の計量を1台で行うことができる製
品。半製品はミキサーに入れるだけで計量が完了。その後味材の投入量も指示してくれる。
写真は味材の設定画面。添加比率さえ指定すれば、半製品の投入量から適切な量を演算。画面に表
示された重量の味材を投入し、タッチパネルで操作すれば撹拌が始まるという流れ。
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JAPAN PACK / 注目の企業
毎時2500本の海苔巻きを生産!
5L-05 連続海苔巻き成形機『SVR-SAE-S』の実機を披露
鈴茂器工株式会社
オリジナル寿司ロボットメーカーの鈴茂器工は、毎時2500本を連続で巻くことができる
という連続海苔巻き成形機『SVR-SAE-S』、毎時2000本の量産能力を持つ手巻き寿司包
装機『PNR-SVC』の実機を展示したほか、丼チェーンなど外食業界で採用されている
「シャリ弁ロボ」、「おむすびロボット」といった食品機械を多数紹介した。
出展内容
■連続海苔巻き成形機『SVR-SAE-S』
■手巻き寿司包装機『PNR-SVC』
企業の公式サイトはこちら↓ Aperza Catalogで企業の詳細をチェック↓
http://www.suzumo.co.jp/ https://www.aperza.jp/company/page/4975/
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鈴茂器工 / 注目の製品
連続海苔巻き成形機
『SVR-SAE-S』
毎時2500本の海苔巻きが巻けるという連続海苔巻き成形機。手巻き寿司包装機とともにラインで紹介
した。写真は計量されたシャリに人手で具材をのせる様子。
ベルト自体を片側から寄せ上げ、次に逆側を合わせる独自の巻き成形で、やさしくソフトに巻き上げる。
細巻き・中巻き・太巻き・角巻き・丸巻きに1台で対応でき、2ラインタイプなら毎時4000本を生産可能。
総合カタログの詳細はこちら↓
総合カタログ https://www.aperza.jp/catalog/page/4975/18271/z?utm_campaign=cluez_ex330_20171011&utm_source=ex_report&utm_medium=pdf&utm_content=product01 14
鈴茂器工 / 注目の製品
手巻き寿司包装機
『PNR-SVC』
連続海苔巻き成形機でカットし、手巻き寿司包装機に供給する様子。回転カッターを搭載しており、カッ
トサイズは自由自在。回転刃は1回ごとにアルコールで洗浄されるので清潔だという。
POSラベル(POPラベル)まで自動貼り付けされ、排出。人手には難しい均一で安定した手巻き寿司を毎
時2000本とスピーディに製造できる。なおラベラーはオプション。
総合カタログの詳細はこちら↓
総合カタログ https://www.aperza.jp/catalog/page/4975/18271/z?utm_campaign=cluez_ex330_20171011&utm_source=ex_report&utm_medium=pdf&utm_content=product01 15
JAPAN PACK / 注目の企業
計量・充填・完全密封・箱入れまでを自動化して異物混入リスク軽減
2P-27 流し込み計量充填バッグインボックス包装機『Onpack-2098/2095』
オリヒロ株式会社
食品包装機械・食品製造機械・食品プラントの設計、製作、販売を手がけるオリヒロは、
軟包装材料(フレキシブル・パッケージング)を使って液体や粘体を充填する、縦型の製
袋充填機の新製品『Onpack-2098/2095』を出展した。計量・充填・完全密封・箱入れ
までを自動化しており、異物混入のリスク軽減や製造効率の向上、省人化を実現する。
出展内容
流し込み計量充填バッグインボックス包装機『Onpack-2098/2095』
企業の公式サイトはこちら↓ Aperza Catalogで企業の詳細をチェック↓
http://www.orihiro.com/ https://www.aperza.jp/company/page/4896/
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オリヒロ / 注目の製品
流し込み計量充填バッグインボックス包装機
『Onpack-2098/2095』
ロードセル搭載で、計量しながら定量充填ができる『Onpack-2098/2095』。自動化によって完全密封
シールができ、紙粉などの異物混入のリスクを軽減する。
使用用途は油脂類(フラワーペースト、チョコレート、マーガリン)、液卵で、最大17Kgまで充填できる
『2098』と7Kgまで対応する『2095』をラインアップ。なお包装能力は最大5袋/分。
製品カタログの詳細はこちら↓
https://www.aperza.jp/catalog/page/4896/13139/z?utm_campaign=cluez_ex330_20171011&utm_source=ex_report&utm_medium=pdf&utm_content=product02
製品カタログ 17
JAPAN PACK / 注目の企業
極限まで袋受け渡しミスを解消することに成功!
3P-11 高度なメカトロ技術が光る給袋自動包装機『GP-M3000シリーズ』
ゼネラルパッカー株式会社
自動包装機械、包装関連機器の製造・販売を手がけるゼネラルパッカーは、従来よりも使
いやすく高効率になったというメカトロハイスペック包装機『GP-M3000シリーズ』を
出展。大容量給袋コンベアに袋をラフな状態で置いても大丈夫という「新型給袋装置SPS
(サイドステップポジショニング)」や、充填物自動タッピング機能など特長を紹介した。
出展内容
メカトロハイスペック包装機『GP-M3000シリーズ』
企業の公式サイトはこちら↓ Aperza Catalogで企業の詳細をチェック↓
http://www.general-packer.co.jp/ https://www.aperza.jp/company/page/4904/
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ゼネラルパッカー / 注目の製品
メカトロハイスペック包装機
『GP-M3000シリーズ』
タッピング3要素を自動調整、製品に合わせた強さや高さの設定ができる充填物自動タッピング機能や、
アイテム登録でシール時間・圧力・温度の調整ができる自動設定機能など、高度なメカトロ技術が光る。
写真は新型給袋装置SPS(サイドステップポジショニング)。ラフな状態で袋を置いていても1枚ずつ確実
に袋位置決め台に横移送する。袋位置決め台の上では、袋幅・袋長さ・傾きの補正を実施。
製品カタログの詳細はこちら↓
https://www.aperza.jp/catalog/page/4904/13262/z?utm_campaign=cluez_ex330_20171011&utm_source=ex_report&utm_medium=pdf&utm_content=product03
製品カタログ 19
JAPAN PACK / 注目の企業
「運ぶ」「分ける」など目的に応じたモジュールを並べて繋ぐだけ!
2L-15 現場の人だけで最適なラインを構築できるMDR式コンベヤ『id-PAC』
伊東電機株式会社
DCブラシレスモータを搭載したコンベヤ駆動用モータローラ『MDR(Motor-Driven
Roller)』を手がける伊東電機は、直進や仕分けなど目的の機能を持つモジュールを選ん
で並べて繋ぐだけで自由にレイアウトできるMDR式コンベヤ『id-PAC』、袋物から箱物
まで最短経路で搬送・仕分けできる“魔法のソーティングシステム” 『MCS』を出展した。
出展内容
■コンベヤ駆動用モータローラ『MDR(Motor-Driven Roller)』
■ MDR式コンベヤ『id-PAC』
■ソーティングシステム『MCS(マジックカーペットシステム)』
企業の公式サイトはこちら↓ Aperza Catalogで企業の詳細をチェック↓
https://www.itohdenki.co.jp/ https://www.aperza.jp/company/page/6871/
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