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ワイドミュラーのPV Floating DC Combiner Boxは、水上太陽光発電システムの運用向けに設計されています。
現在、太陽光発電所を開発・建設するうえで前提となるのは、ダウンタイムなく、効率的で経済的に運用できることです。しかし、産業用太陽光発電所の数が増加するにともない、利用可能な土地は減少しています。つまり、太陽光発電システムを設置できる新たな空間を見出さなければなりません。その一つの可能性が水上太陽光発電システムです。しかしながら、この新しいアプリケーションでは高い湿度や腐食を招きやすい環境、強い直達光など、運営事業者やメーカーはまったく新たな課題と向き合うことになります。
ワイドミュラーのPV Floating DC Combiner Boxは、水上太陽光発電システムの運用向けに設計されています。
水上太陽光発電システムは、主に淡水の湖沼に設けられます。そのような環境では、最高100%の湿度に晒されると同時に環境温度が50℃といった極めて過酷な条件に直面する場合があります。ワイドミュラーのPVFloating DC Combiner Box(水上太陽光発電向け直流接続箱)は、世界中で現在もっともよく利用されている直流電圧1500 Vで設計されています。また、水上での利用を想定して特別に開発したソリューションであり、湿度と腐食性が高い環境や直達光に耐えます。特に水上アプリケーションとして腐食による部品の故障を防ぐため、このPV Floating DC Combiner Boxには、IEC-61439-2規格による“耐腐食試験B”基準で特別に設計されています。
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このカタログについて
ドキュメント名 | 水上太陽光発電システムの長期にわたる経済的かつ効率的な運用に向けて |
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ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 143.5Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 日本ワイドミュラー株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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水上太陽光発電システムの長期にわたる経済的かつ効率的な運用に向けて
現在、太陽光発電所を開発・建設するうえで前提となるのは、ダウンタイムなく、効率的で経済的に運用で
きることです。しかし、産業用太陽光発電所の数が増加するにともない、利用可能な土地は減少しています。
つまり、太陽光発電システムを設置できる新たな空間を見出さなければなりません。その一つの可能性が水
上太陽光発電システムです。しかしながら、この新しいアプリケーションでは高い湿度や腐食を招きやすい
環境、強い直達光など、運営事業者やメーカーはまったく新たな課題と向き合うことになります。
ワイドミュラーのPV Floating DC Combiner Boxは、水上太陽光発電システムの運用向けに設計されていま
す。
水上太陽光発電システムは、主に淡水の湖沼に設けられます。そのような環境では、最高100%の湿度に晒さ
れると同時に環境温度が50℃といった極めて過酷な条件に直面する場合があります。ワイドミュラーのPV
Floating DC Combiner Box(水上太陽光発電向け直流接続箱)は、世界中で現在もっともよく利用されてい
る直流電圧1500 Vで設計されています。また、水上での利用を想定して特別に開発したソリューションであ
り、湿度と腐食性が高い環境や直達光に耐えます。特に水上アプリケーションとして腐食による部品の故障
を防ぐため、このPV Floating DC Combiner Boxには、IEC-61439-2規格による“耐腐食試験B”基準で特別
に設計されています。
特殊なPMMA樹脂製の日よけカバーを開発により、日射と熱を吸収するようにし、直射日光条件下での運用を
可能にしました。このカバーは、表面加工をした樹脂製とすることで、反射率を上げ、放射効率を効果的に
し、接続箱内部をより低い温度に保ちます。さらに、このPMMA樹脂製日よけカバーはエンクロージャの扉に
ステンレス製ブラインドリベットで取付けますので、恒久的に保護等級IP65が実現します。また、多孔のケー
ブルグランドを使用することで防水性を高め、より堅牢な設計とするとともに、部品点数を削減しました。
様々な条件で利用いただけるように8~24入力の機種を幅広くご用意しました。このワイドミュラーのソ
リューションは、様々な条件の水上太陽光発電の運用環境に的確に合わせて開発されており、それに応じた
環境下での試験も実施しております。すべての試験に対し適合し、水上用接続箱のソリューションとしての
適切な技術仕様を保証しています。
ワイドミュラーのPV Floating DC Combiner Boxは、湿度と腐食性の高い環境や直射日光に耐えます。
これまで以上に太陽光発電ストリングのモニタリングが重要に
このような複雑で複合的な環境条件は、太陽光発電所に設置したすべての機器に影響を与える可能性があり、
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その影響はそのまま投資収益率(ROI)をも左右しかねません。特に重要な機器の一つが太陽光パネルです。
毎年、I-Vカーブを測定して、そのパネルが本来の技術仕様に応じた性能を発揮しているかを確認します。
しかしながら、測定したI-Vカーブが仕様通りではない場合があります。その原因は様々ですが、最も重要
な問題は2つあります。一つはパネルの表面の汚れによって、もう一つはPID劣化によって、パネルの性能
が低下するという問題です。このどちらの問題も、太陽光発電量の直接的な低下を招く可能性があります。
主に淡水の湖沼に設置される水上太陽光発電システムが増加しています。
そうした発電中に発生しかねない問題を検出するには、太陽光発電ストリングのモニタリングシステムが有
効です。ストリングをモニタリングすることで、フューズの溶断など接続ボックス内で生じた問題だけでな
く、どのストリングが他よりも発電量が少ないかを検出できるようになります。問題を早期に検出し、その
問題が太陽光発電設備のどこにあるかを簡単に特定して解決し、生じうる損失を未然に防止できます。とり
わけワイドミュラーのストリング・モニタリング・システムTransclinic 16i+ Hは、市場で最も信頼できる
確固な機器の一つとして認められています。このシステムが水上用接続箱の内部でも利用可能です。こうし
たワイドミュラーとその製品は、その高い信頼性と堅牢性によって、お客様のプロジェクトの収益性を支え
ています。
ワイドミュラーの実績は発電量にして18 GWを超えています(2007年以来、195,000台の接続ボックスを納
入)。このことから、お客様には当社ソリューションの確かな実績と信頼性をご理解いただけるのではない
かと考えています。
筆者: Weidmüller, S. A. 太陽光発電担当 グローバル製品マネージャPol Parareda
日本ワイドミュラー株式会社
〒140-0002 東京都品川区東品川2-2-8
スフィアタワー天王洲
荒井友里
電話番号: +81-3-6711-5302
yuri.arai@weidmueller.com
ワイドミュラー:産業グレードの接続性をお客様に
ワイドミュラー・グループは生産工場と販売企業を運営するほか、80カ国以上に代理店を置いています。産
業向けのスマート接続とIIoTに対する製品やソリューション、サービスを通じて、お客様とともにデジタル
化を推進しています。2019年会計年度には、社員5,000名のもと、8.3億ユーロの売上を達成しました。
Nihon Weidmüller Co., Ltd. (Japan)
Sphere Tower Tennoz 2-2-8 Higashi-Shinagawa,
140-0002 Tokyo
Yuri Arai
電話番号: +81-3-6711-5302
yuri.arai@weidmueller.com
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