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マイクロ波の熱的効果と非熱的効果の比較・検証実験に
《複雑な合成反応の比較・検証に》
新開発の加熱・冷却が可能な伝送線路型アルミブロック恒温槽一体型導波管(PAT.P)を搭載、マイクロ波発振器によるシングルモード(TE10)の進行波を利用することにより、マイクロ波の吸収による定量的な高速加熱を実現しました。
マイクロ波の「熱的効果」と「非熱的効果」を分けた検証実験が行えます。
■掲載内容
・従来のマイクロ波装置との違いは?
・「マイクロ波効果」とは?
・仕様
・オプション
ほか
このカタログについて
ドキュメント名 | マイクロ波反応装置 Wave Pro[TM](ウェーブプロ) GPS-1000・1000C型 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 655.8Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 東京理化器械株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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マイクロ波制御と温度制御の精密化。
複雑な有機合成反応の比較・検証が可能
マイクロ波反応装置 ウェーブプロ
GPS-1000型
加熱・冷却が可能なアルミブロック恒温槽を搭載した、全
く新しいマイクロ波反応装置です。新開発の伝送線路型
アルミブロック恒温槽一体型導波管(PAT)を搭載、半導
体式マイクロ波発振器によるシングルモード(TE10)の進
行波を利用することにより、従来の装置にあった定在波
(ホットエリア)の影響を排除し、マイクロ波の吸収による
定量的な高速加熱を実現しました。マイクロ波の熱的効
果と非熱的効果を切分けた検証実験が行なえます。
新規反応・触媒開発、新素材開発に貢献します。
■独自の伝送線路型のシングルモード導波管(TE10モード)
を装備し、高電界密度の進行波による定量的な加熱を行
ないます。
■加熱・冷却可能なアルミブロック恒温槽(外温)を装備し、
−13〜200℃まで温度調節が行なえます。
■5種類の反応容器(合成スケール1〜50mL)とアダプターの
※使用する際は総務省へ高周波利用設備許可申請書の提出が必要となります。 組合せにより合成スケールの変更が容易に行なえます。
オプションの反応容器セットや光ファイバー温度センサを使用することで以下の制御・実験が行なえます。
・反応容器の反応温度(内温)の温度制御 ・溶媒の沸点を自動検知し、最適な還流条件での制御
・マイクロ波を照射しつつ長時間安定した反応温度制御 ・加圧容器によるオートクレーブ実験(高温高圧反応)
・従来の反応とマイクロ波による反応の比較・検証 ・反応が吸収したマイクロ波吸収量の計算、反応進行状況の
・マイクロ波照射あり・なしの比較実験 モニタリング
・低温条件下でマイクロ波の連続照射実験
システム構成例 従来のマイクロ波反応 GPS型のマイクロ波反応
Max.200℃の温度制御、2.5MPaまでのオートクレーブが
共振器型 温度計 伝送線路型 温度計
可能な高圧システムが構成できます。
ホット マイクロ波 アルミブロック マイクロ波
エリア (定在波) 恒温槽 (進行波)
システム合計価格
¥6,791,000
空洞
撹拌 撹拌
従来型のマイクロ波加熱は、定在波によりホットエリアが発生し、マイク
ロ波の照射をするほど熱の影響を受けていました。そのため、化学反
製 品 名 型 式 製品コードNo. 価格(税抜) 応の精密温度制御や連続的なマイクロ波照射が行なえませんでした。
マイクロ波反応装置 GPS-1000 271910 ¥4,594,000 GPS型のマイクロ波加熱は、進行波により定量的な照射・加熱を行なう
φ15加圧容器セット GPS-15P 271990 ¥ 502,000 ことができ、加熱・冷却が可能なアルミブロック恒温槽により、どんな
光ファイバー温度センサ GPS-10FB-CE 274610 ¥ 930,000 溶媒でも問題なく昇温でき、40℃以下の低温実験による照射も可能で
プレッシャーユニット GPS-10PR 271940 ¥ 551,000 す。ホットエリアの問題や周囲温度に左右されない精密温度制御と定
冷却水循環装置 CCA-1112A 268450 ¥ 214,000 量的なマイクロ波照射の両方が行なえます。
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マイクロ波の吸収を計測・反応進行状況を
型 式 GPS-1000
製 品 コ ー ド No. 271910 リアルタイムでモニタリング
マイクロ波照射方式 シングルモード進行波(連続波)
反 応 方 法 液相合成(常圧反応、加圧反応)
合 成 ス ケ ー ル 常圧反応時:1~5 mL、5~10 mL、10~30 mL、
( アダ プ タ ー 付 替 え 式 ) 30~50 mL、加圧反応時:3~5 mL
撹 拌 方 式 マグネチックスターラー
温 度 制 御 範 囲 -13~200℃(アルミブロック恒温槽)
温度表示分解能 0.1[℃](リアクター温度、アルミブロック温度)
性
温 度 調 節 精 度 リアクター温度 ±0.5 ℃、アルミブロック温度 ±0.5 ℃(水)
出 力 制 御 範 囲 0W、1~100W
能
マイクロ波による昇温速度 1.7~2.9℃/sec(水)
回 転 速 度 範 囲 0rpm、100~2000rpm
加熱・冷却P.I.D(アルミブロック恒温槽)、加熱P.I.D(マイクロ
温 度 制 御 波出力)、カスケード(リアクター温度)、外温制御、内温・熱
量・還流制御(オプション:光ファイバー温度センサ)
機 プ ロ グ ラ ム 定値運転、1ステップ、2ステップ、オートストップ 熱量制御時にはマイクロ波吸収測定値の変化から反応熱を分離し随時
データ記録・レポート 温度、出力、時間、圧力、反応率・自動レポート作成(PDFファイル) 計算することにより、高速なマイクロ波反応の反応進行状況(反応率)を
能 エ ク ス ポ ー ト CSVファイル
リアルタイムでモニタリングできます。
マイクロ波吸収測定 マイクロ波吸収キャリブレーション機能付
反応率のモニタリング 熱量モード使用時による
規 発振周波数・出力電力 2.45GHz・100 W(シングルモードTE10、半導体式発振器)
格 セ ン サ 光ファイバー温度センサ(ガラス製保護管付):オプション データ
使用周囲温度範囲 18~28℃ 熱量制御(オプション:光ファイバー温度センサ装備)
外寸 法(㎜)・質 量 380(460)W×498(580:C型)D×442H・約45kg 60 120
電源入力・電源電圧 11A・AC100V 50/60Hz
50 100
価 格 (税 抜) ¥4,594,000
※反応容器・アダプターは別売りです。オプションの反応容器セットからお選び 40 反応温度 80
ください。樹脂製加圧容器はカメラによる撮影は行なえません。 アルミブロック温度
※非極性溶媒は進行波だけでは加熱できません。極性溶媒または触媒を混 30 マイクロ波出力 60
ぜて加熱するか、アルミブロック恒温槽により加熱させてください。
※室温以下の温調、還流を行なうには、冷却水循環装置CCA-1112A型(-1 20 40
3℃~)、内温・熱量・還流制御を行なうには、光ファイバー温度センサ(オプ
ション)が必要です。 10 20
※反応液の深さが30㎜付近では共振のため反応温度が安定しません。この
場合、液量を変えるか別の反応容器サイズをご使用ください。 0
※高周波利用設備に該当します。高周波利用設備許可申請が必要です。 0 1 2 3 4 5 6
※( )内の寸法は突起物を含みます。 時間(min)
データ アルミブロック恒温槽(外温)を低温で制御しながら、マイクロ波を連
続照射し、反応温度(内温)の制御を行ないます。発熱反応を安全に
反応容器セット 加圧容器セット
管理し、ホットエリアを作らない進行波の制御と内温・外温の同時制
反応容器 アダプター φ15加圧容器 御を行なうことで精密反応制御が可能です。マイクロ波の熱的効果と
φ15 φ15 φ24 φ30 φ35 φ15アダプター
非熱的効果の作用を分離して検証実験を行なうことが可能です。
❼ 内温制御(オプション:光ファイバー温度センサ装備)
120 120
100 100
❶ ❷ ❸ ❹ ❺ ❻ ❽ 80 80
反応温度
製 品 名 容量・サイズ 型 式 製品コードNo. 価格(税抜) 60 アルミブロック温度 60
① φ15 反応容器セット 1~5mL GPS-15G 271950 ¥250,000 マイクロ波出力
② φ24 反応容器セット 5~10 mL GPS-24G 271960 ¥183,000 40 40
③ φ30 反応容器セット 10~30 mL GPS-30G 271970 ¥189,000
④ φ35 反応容器セット 30~50 mL GPS-35G 271980 ¥ 76,000 20 20
⑤ φ15 加圧容器セット 3~5mL GPS-15P 271990 ¥502,000
光ファイバー温度センサ(光ファイバープローブセンサ+温度計本体) GPS-10FB-CE 274610 ¥930,000 0
プレッシャーユニット(デジタル圧力計、リリーフ弁、切替バルブ付) GPS-10PR 271940 ¥551,000 0 10 20 30 40 50
φ15・24・30共用 - 272000 ¥ 22,000 時間(min)
防滴カバー
φ35用 - 272010 ¥ 23,000
15 - 272020 ¥ 35,000 2種類の異なる温度設定が可能で、マイクロ波を任意に設定し長時
温度センサホルダー
GL14 - 272030 ¥ 36,000 間連続照射しながら、アルミブロック恒温槽(外温)の冷却制御により
⑥ ジムロートコンデンサ 15 - 272040 ¥ 30,000
⑦ Y字管(側管平行) 15× 2 、GL14 - 272050 ¥ 16,000 反応温度(内温)を設定値に維持します。1台で同じ条件(反応容器、
⑧ ディーンスタークトラップ 15× 2 、GL14 - 272060 ¥ 18,000 反応温度、撹拌)でマイクロ波照射あり・なしの比較実験が簡単に行
※ ①~⑤反応・加圧容器セットの構成:反応容器(1)、アダプター(1) なえ、従来の反応とマイクロ波反応を比較・検証することができます。
※加圧容器:最高使用圧力2.5MPa at 200℃
※製品の外観・仕様は改良のため変更すること
があります。予めご了承ください。
※価格は 2024 年 10 月現在のものです。
※表示の価格には消費税は含まれていません。
GPS_2410
温度(℃) 温度(℃)
マイクロ波出力(W) マイクロ波出力(W)