実験動物の飼育に『ラミフローラックシステム』

ダイダンの一方向気流ラック 実験動物飼育ラック ラミフローラック〈LamiflowRack System〉 システム Novel One Way Air Flow Rearing Equipment 飼育室内の気流を制御し 一方向気流を形成 様々な動物種・ケージに 対応しながら飼育室内・ケージ内の 環境を改善します。 作業室・飼育環境の改善 作業室からラックへの一方向気流により、アレルゲン・ 感染リスク・臭気の低減、実験精度の向上、動物福祉の 向上が可能です。 幅広い動物種に対応 小動物から中・大動物向けまで製作が可能。またケージ 形状・寸法が多少違っても同じラックで飼育が可能です。 自由な給排水方式 〈概念図〉 給水方式は自動給水だけでなく、オープンラック同様に 汎用給水瓶が使用可能で、自由な薬剤投与が可能です。 また排水方式も床敷使用から自動洗浄方式まで対応 可能です。

構造と特長 一方向気流の形成 ラックから排気をとりラック内を陰圧化することで、飼育室から ラック内に向かう「一方向気流」を形成します。一方向気流に よってケージ内雰囲気の外部漏洩を防ぎ、アレルゲンや病原 体及び臭気の拡散を防止し、安全で衛生的な作業環境を構築 します。またラック前面に垂れ幕を設けることにより少ない風量 で一方向気流を実現し、省エネルギーを実現します。 棚個別換気方式の採用 ラックの各棚を個別に換気することで、棚間の感染リスクを 最小限にとどめます。また棚全体を換気するため、ケージの 形状・寸法が多少違う場合や汎用給水瓶を使用する場合でも ケージ内部を適切に換気することができます（置式・吊式の プラケージ・金網ケージ・檻ほか、各種ケージ類に対応）。 ラミフローラックシステムの給排気 良好な気流による均一な温度分布 一方向気流により飼育動物の発熱をラックからすみやかに 除去するため、上昇気流によるラック内の温度ムラが解消 排気口 され、飼育条件のバラつきを防ぎます。 遮蔽物 （垂れ幕） 排 気 チ アンモニア（NH₃）濃度の上昇を抑制 ャ ン 動物体温による バ 上昇気流 ー 一方向気流によってケージ内が換気されることで、飼育室の （ 背 NH₃濃度だけでなく、ケージ内の濃度の上昇も抑制されます。 面 飼育ケージ ） ケージ内NH₃濃度はオープンラックの1/10程度となり、飼育 動物に対する居住環境の向上にも寄与します。 オープンラック ラミフローラックシステム ラック内の気流性状 ppm ケージ内 飼育室 25.0 21.5 22.0 遮蔽物（垂れ幕） 排気 20.0 15.6 15.0 10.6 11.3 36.0 10.0 34.0 32.0 5.0 28.0 1.1 1.5 1.9 2.4 0.0 26.0 0.0 6-7週齢 8-9週齢 10-11週齢 12-13週齢 給気 24.0 22.0 ケージ内 NH3濃度の比較（床敷交換後5日時点） 20.0 【飼育条件】 ラット 4列×4段×1ラック／ケージ：267W×483D×203H×16個 ポリカーボネート製／ 室換気風量：183㎥/hr（ 換気回数：11.1 回/hr）／室内温度：23±1℃，湿度：50±10％／ 動物：6-13 週齢Wistar 系ラット♂48匹（3匹/ケージ）／床敷：ホワイトフレーク／床敷交換：7日毎 ケージ内換気状況の気流シュミレーション tech-info@daidan.co.jp https://www.daidan.co.jp 2023.04 第2.1版