キプクルは凍りやすさを追求した新しい保冷剤です。冷凍品の輸送によく使用されているドライアイスの代替としてご使用いただけます。
◆蓄冷材専用凍結庫(-40℃)がなくても、通常の冷凍庫で凍結できる。
冷凍品の輸送に使用するドライアイスを削減しようとしても、従来の保冷剤では凍結させるためには-35℃の温度環境が必要です。しかし、-35℃の温度環境を作るのは簡単ではなく、新たな設備投資が発生します。なので結局保冷剤をあきらめて、ドライアイスを使い続けることになります。
キプクルは-20℃以下の冷凍庫で凍結するので、ドライアイスからの切り替えに新たな設備投資が必要ありません。ほかの冷凍貨物と一緒に保管しておくだけで使用することができます。
◆キプクルの特徴
①業界最薄12㎜
薄くて表面積が大きいため、短い時間で冷気が保冷剤の芯部まで到達します。
②冷気が通りやすい形状になっている
保冷剤表面に通気のための穴を設けています。
③特殊技術により凝固点で凍る
従来の保冷剤は、主成分である水の特性により、凝固点よりも10度ほど低い環境温度にしなければ凍り始めません。しかし、キプクルは特殊技術によって、ほぼ凝固点で凍結させることが可能です。
◆導入事例「食品流通業様での事例」
・導入の背景
新型コロナの影響で、納品先である飲食店は営業時間の短縮を余儀なくされました。 これに伴い、商品の納品方法がこれまでの対面納品から、営業時間外での置き納品に変化していきました。 冷凍品を置き納品する場合、納品してから商品が冷凍庫に格納されるまでの時間が長くなるので、 保冷に必要なドライアイスの使用量が多くなります。 さらに、昨今のドライアイス価格の高騰により、使用量の増加による物流コストの増大が予想されました。 そこでドライアイスの代替として、保冷剤を使用することを検討されていました。
・キプクル導入の決め手
通常、ドライアイスから保冷剤へ切り替える場合には、保冷剤専用の凍結庫と、 凍結時間+運用回転数を加味した大量の保冷剤を保有する必要があり、多額の初期投資が必要となります。 導入時に、物流センターに常設の冷凍品保管用倉庫内でキプクルの凍結実験(他社品を含む)を行ってもらったところ、 キプクルが最も早く凍結することが確認できました。(他社品の半分以下の時間) 常設の冷凍倉庫で凍結できたことで、保冷剤専用凍結庫の準備が不要になりました。 さらに凍結時間が短く、必要な保有数量を最小限に抑えることができたことで、初期投資を最小化できたことが決め手となり、採用に至りました。
このカタログについて
ドキュメント名 | ドライアイス代替保冷剤「キプクル」 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 8.3Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | ワコン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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