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現代社会ではボルトによる締結は広い分野で利用されており、無くてはならない存在です。機械構造物、自動車、航空機、高速道路、橋梁、セグメントの固定等々、そのボルトに加わる軸力を測定することにより、締結状態の確認や管理(緩みや締めすぎ、規定の締結力の確認)を行うことができます。また、ボルトの強度測定や、ボルト締結の設計などにも役立てられています。
当社ではボルトの軸力測定のためのゲージ施工を承っております。ご支給のボルトに穴あけ加工、ボルト用ひずみゲージ取付け、荷重校正を承ります。既存のボルトを施工し軸力管理が可能です。
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このカタログについて
ドキュメント名 | ボルトゲージ埋込・校正サービス |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 531Kb |
取り扱い企業 | 株式会社東京測器研究所 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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軸力ボルト製作・校正サービス
M3ボルトの-40 ~ +150℃の埋込仕様に対応‼
ボルトによる締結は、広い分野で利用されています。そのボルトに加わる軸力を測定することにより、
締結状態の確認や管理(緩みや締めすぎ、規定の締結力の確認)を行うことができます。またボルト
の強度測定や、ボルト締結の設計などにも役立てられています。
当社ではご支給のボルトへの穴あけ加工、ボルト用ゲージ取付け、荷重校正を承ります。
埋込ボルトゲージ、表面貼付けひずみゲージの施工、特殊形状のボルトもご相談ください。
荷重校正試験成績書、温度特性試験データをご提供できますので、精度の高い計測が可能です。
加工穴径φ0.8mmの埋込型ひずみゲージにより、断面欠損の観点から難しかったM3サイズへも対応し
ています。
施 工 方 法 埋込型 貼付け型
セ ン サ 埋込型ひずみゲージ ひずみゲージ
使 用 温 度 -30~+100℃ -―4400~~+150℃ -10~+80℃ -40~+150℃ -269~+80℃ -40~+80℃ -40~+300℃
加 工 加工穴径 加工穴径 加工穴径 加工穴径
φ0.8 φ0..8 φ1.6、φ2.0 φ1.6、φ2.0 表面加工
対応ボルト M3以上 M 3以以上 上 M6以上 M3以上
そ の 他 測温機能付き可 軸力測定、曲げ測定、トルク測定
各種ボルトへの対応 取付け施工例
各種の治具を用意しております 施工手順の一例です。ボルト頭部へ、穴加工後、
ので、多種多様のボルトに対応 ボルトゲージを埋込み、ゲージ端子を貼付け、リー
いたします。 ド線の接続、コーティング処理を行います。
※ 対応外のボルトに関しては、別途ご相談をお受けします。
Tokyo Measuring Instruments Laboratory Co., Ltd.
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施工方法
ひずみゲージはボルト内部へ埋込む方法と表面に貼付ける方法があり、ご使用の条件に合わせて選択します。
埋込み型軸力ボルトの製作
埋込み:ボ ルト用ひずみゲージ(BTMシリーズ)
ボ ルトの中心にΦ0.8、Φ1.6、Φ2mmの穴加工 ゲージリード
をして、内部に専用接着剤でボルト用ゲージを
埋め込みます。ボルト締付け時にワッシャなど ボルト
によるひずみゲージへの損傷が避けられます。 A-2接着剤
●埋込型ひずみゲージBTMシリーズ BTMゲージ
高温埋込軸力ボルトの製作
高温対応のボルト埋込型ひずみゲージによる高温軸力ボルト(使用温度範囲が-40~+150℃)の受注をお受けしています。
新開発の埋込型ボルトひずみゲージにより、穴径Φ0.8への施工が可能になりました。
表面貼付け型軸力ボルトの製作
●主な使用ひずみゲージ
貼付け:F、QF、ZF、EF、CEF、CFシリーズ 一般用Fシリーズ 極低温用CFシリーズ
ボ ルト軸部の対称位置(対面)に2枚貼り付け曲げ
の影響をキャンセルするようにします。ボルト
取付け時やワッシャなどの接触によるひずみ 高温用QF/ZF/EFシリーズ
ゲージの損傷を防ぐため、軸部表面を削りひず (×3)
みゲージを施工します。使用する温度や環境に (×3)
合わせ使用するひずみゲージを選びます。
(×3)
(×3)
1. 本サービスのご利用について 5. ボルトの校正サービスについて
・本サービスをご利用され実施される各種実験や設備等への組込等の使 ・校正の荷重値は、安全上の理由から、軸力ボルトの耐力(強度区分)
用条件を営業員にお知らせください。ご使用条件から本サービスが適 または弊社校正治具の耐力(強度区分:12.9サイズにより 9.8 )のい
応可能か否かを判断し、適正な取付方法をご提案させて頂きます。 ずれか耐力の低い値の 60%を上限値と設定しております。
2. ボルトご支給前の点検について ・ボルトの耐力(強度区分)、または材質が不明な場合は、安全管理上、
・ご支給前に、ボルトの外観に異常が無いこと、特に座面やねじ部など 校正をお断りする場合がございますので、ご了承をお願い致します。
に変形や傷のないことをご確認ください。 ・特殊ボルトにおいて、校正に必要な治具の設計・製作は別途有償にて
・ご利用にあたっては、予備のボルトのご支給をお願い致します。使用 承ります。
しない場合はご返却致します。 6. ボルトの温度試験について
3. 弊社のボルトの受入検査について ・温度試験をご要望の場合は、別途有償にて承ります。尚、温度試験は
・弊社では簡易的な外観検査のみ実施しており、ねじゲージ等による検 ボルトが無負荷の状態にて実施致します。また、試験データとして、
査は実施しておりません。 温度変化に伴う零点移動の温度特性式(3次近似式)を提出致します。
4. ひずみゲージ取付作業について 7. 製品保証について
・ボルトに特殊な表面処理が施されている、また防錆のための油脂類が ・本サービスは、製品保証の対象外とさせていただきます。
塗付されている等、弊社での取付いに注意が必要な場合には、事前の
ご連絡をお願い致します。
・ボルトの材質や表面処理によっては、細かな傷や焼付け温度による変
色などが発生する場合がございますので、ご了承をお願い致します。
安全に関する ●安全にお使いいただくため、ご使用の前には、「取扱説明書」をよくお読
ご注意 みの上、記載内容に従ってご使用ください。
お問合せ、ご用命は
株式会社東京測器研究所
本 社:140-8560 東京都品川区南大井 6-8-2
TEL.03-3763-5611 FAX.03-3763-6128
掲載内容は予告無く変更することがあります。掲載内容は 2023 年 10 月現在のものです。 TML Pam J-8505H