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このカタログについて
ドキュメント名 | ひずみ計 KM |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 1021.3Kb |
関連製品 | |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社東京測器研究所 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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205
土木・建築用変換器
2 KM(ひずみ計)
変
換 コンクリート、モルタル、
器
合成樹脂などの硬化過程における
ひずみ測定
特 長
●線膨張係数がコンクリートに近似した自己温度補償型
●弾性係数が低くコンクリートの硬化過程から測定可能
●ひずみと温度を同時に測定可能(KM-30、KM-50Fは除く)
●山留めの切梁や鋼矢板の表面ひずみ測定にも使用可能
外観寸法図
土
木 A
・
E E 入出力建 ケーブル
築 F
用 ひずみ計はコンクリート、モルタル、合成樹脂など硬化後の挙動測
変
定はもとより、その硬化過程におけるひずみも測定する目的で開発
換
器 されました。
見かけの弾性係数が40N/mm2と極めて低く、コンクリートの打設
D(標点距離)
直後から測定が可能です。
絶縁性は極めて高く、高い精度でひずみ測定が可能です。測温機能
型 名 A φB φC D E F 質量(g) 内蔵型ひずみ計は、ひずみと温度が同時に測定できるため配線作業
ひ KM-30 34 12 10 31 3 M3深4 12 が大幅に簡素化できます。また、豊富な関連製品によりコンクリー
ず KM-50F 54 20 17 50 4 M3深6 45 トの内部ひずみだけでなく、コンクリート表面やH型鋼等、鋼材の
み KM-100B 104 20 17 100 4 M3深6 75 表面ひずみも測定が可能です。
計
KM-100HB 104 20 17 100 4 M3深6 80
KM-100BT 104 20 17 100 4 M3深6 75 保護等級 I P 67相当〈KM-30〉
IP 68相当〈KM-50F~KM-100BT〉
K
M
仕様
型 名 KM-30 KM-50F KM-100B KM-100HB KM-100BT
容量 ±5000×10-6 ひずみ
標点距離 31mm 50mm 100mm
約2.5mV/V 約4mV/V 約2.5mV/V
定格出力
(5000×10-6ひずみ) (8000×10-6ひずみ) (5000×10-6ひずみ)
非直線性 1%RO
見かけの弾性係数 約40N/mm2
測温機能 - ※1ひずみゲージ(350Ω1ゲージ法3線式:約50×10-6ひずみ/℃) ※2 熱電対 T
許容温度範囲 -20~+60℃ -20~+80℃ -20~+180℃ -20~+80℃
入出力抵抗 120Ω 2ゲージ法 350Ω 4ゲージ法
上記の他、アスファルト用・転圧コンクリートなどの特注品も製作致しますのでご相談ください。 ※1 相対温度が計測できます。
KM-30/KM-50FはCEマーキング適応外になります。 ※2 実温度が測定できます。
入出力ケーブル KM-30 φ2.4mm 0.04mm2 3心シールド ビニールケーブル 2m 先端ばら線
KM-50F φ6mm 0.35mm2 4心シールド クロロプレンケーブル 2m 先端ばら線
KM-100B φ9mm 0.3mm2 5心シールド クロロプレンケーブル 2m 先端ばら線
KM-100HB φ6mm 0.3mm2 5心シールド ふっ素樹脂ケーブル 2m 先端ばら線
KM-100BT φ9mm 0.3mm2 4心シールド T熱電対組込複合ケーブル 2m 先端ばら線
φB
φC
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±5000×10-6ひずみ 2
変
■内部ひずみ測定用として使用する場合 換
器
コンクリート構造物内部のひずみ測定は、硬化後の挙動測定はもとより、打設後の硬化過程におけるひずみも測定が可能です。構造物には外
力によるひずみ、温度によるひずみ、収縮ひずみ、クリープひずみ等が発生します。本ひずみ計は発生した全てのひずみを感知するように設
計されています。
ひずみ計サイズの選定は骨材最大寸法の3倍以上が目安です。若材令からの測定には、ひずみ計KM-100B/KM-100BTをご使用ください。
●鉄筋コンクリート構造物への取付例
バインド線
ひずみ計の取付けは、図のように本体胴部2ヶ所にバインド
線を結束し、あらかじめ設置位置近傍にある鉄筋のマーキン
グに合わせ取付けます。
土
木
・
建
築
ひずみ計保護用 用
変
換
●無応力容器の取付例 器
無応力容器(KMF-51)にひずみ計(KM)を取付けコンクリート構造物内に設置し、ひずみ値と内蔵の測温機能にて測定した温度によりコ
ンクリートの線膨張係数や収縮ひずみが求められます。ひずみ計(KM)を取付けた、無応力容器(KMF-51)はコンクリート打設時に流さ
れないように設置位置近傍の鉄筋などにバインド線等で固定してください。マスコンクリート等で近傍に鉄筋が無い場合は、設置用の鉄筋を
ひ
構造上問題無いように配筋し、固定してください。 ず
み
計
無応力容器の設置できない場合は、躯体と同条件の供試体を
作製し、外力を与えず水分の移動条件を同一に本ひずみ計を
設置しコンクリートの線膨張係数と乾燥収縮ひずみを求めま
す。 バインド線
無応力容器
K
M
●舗装体への取付例
各種舗装の施工時などの支持力を把握する目的で各種センサを設置して、走行試験、載荷試験、長期経時測定をおこないます。ひずみ計は各
舗装盤内に生ずる応力を測定します。
熱電対
あらかじめケーブルを配線しておき、セ
ひずみ計KM
ンサ本体は破壊を避けるために保護カ
土圧計
バー等をして設置位置に仮置して、各層
打設と同時に所定の位置へと設置します。
アスファルト
舗装コンクリート
切込砕石
粒調砕石
路 床
間隙水圧計
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2 KM(ひずみ計) ±5000×10-6ひずみ
変
換 ■表面ひずみ測定用として使用する場合 適用ひずみ計:KM-100B、KM-100BTのみ
器 鋼材および、コンクリートを対象に測定が可能です。
測定には、ひずみ計KM-100B/KM-100BTを使用してください。(ひずみ計取付脚を取付ける場合、標点距離を正確に位置決めするための
模擬ひずみ計(KMF-12-100)をご使用ください。)
●鋼材表面への取付例 ●コンクリート表面への取付例
鋼材表面に鋼材表面用取付脚KMF-22-100と組合せて設置(溶接 コンクリート表面にコンクリート表面用取付脚KMF-23Bと組合
止め)して鋼材に生じるひずみを測定します。 せて設置して表面のひずみを測定できます。
保護カバー KMF-32B-100
ひずみ計 KM
鋼材表面用 ひずみ計 KM
保護カバー
KMF-31-100
土
木 鋼材表面用取付脚 KMF-22-100
・
建 コンクリート表面用取付脚 KMF-23B-100
築
用
変 ひずみ計を鋼材表面用取付脚KMF-22-100と組合せて設置 ひずみ計をコンクリート表面用取付脚KMF-23B-100と組合
換 (溶接止め)します。 せてアンカーボルト(M6)で固定します。
器
■ひずみ計の結線
ひずみゲージ式測温機能内蔵型 CH.1 CH.2
任意のCH.1 A A 短絡
赤
赤
ひ A 緑 B Bひずみ計 黄
ず 黒 B KM-B C C 短絡
み ひずみ計 白 黒
計 C KM-HB 白 D DKM-30
D シールド E E
シールド E 1ゲージ法3線式4G ひずみ
120Ω 2ゲージ法 350Ω 温度
測定器上の任意の連続する2チャンネルに接続します。ひずみ計のケーブル心線の赤、黄、
黒を必ず温度測定チャンネル CH.2側に接続し、A-A、C-C間は銅線で短絡します。
任意のCH.1
赤
A 熱電対式測温機能内蔵型 CH.1 CH.2
緑
B 赤 A A
ひずみ計 黒 緑 B
KM-50F C ひずみ計 赤(Cu)
B (H)
白
D 黒 C C
K KM-BT 白シールド
M E4ゲージ法 白
D (Cu-Ni) D (L)
E E
シールド 4G ひずみ T 温度
測定器上の任意の連続する2チャンネルに接続します。
個別温度データ 一例(有償)
■ひずみ計の測温機能
測温機能内蔵型のひずみ計には、ひずみゲージ式と熱電対式のも
のがあります。前者は1ゲージ法3線式(350Ω)で相対温度、後者
は熱電対で実温度の測定が可能です。何れも測定器により精度良
い測定が可能で温度計を別途に用いる場合と比べて、取付けや結
線の作業が大幅に簡略できます。
ひずみゲージ式測温機能内蔵型
KM-100B/KM-100HB
熱電対式測温機能内蔵型
KM-100BT
本器でより正確なひずみを求めるには零点移動量を補正します。当社では個々のひずみ計について零点移動量の個別温度データをご要望に応じ
て別途提供いたします。