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水溶性食物繊維アラ ビノガラクタンを主成分とし、抗酸化性ポリフェノールも含有する素材
ResistAid(R) は、ロンザが製造する免疫サポート素材です。
これは、米国北部に豊富に生育する西洋カラマツから独自の水抽出工程(USP 5756098, EP 866808ほか)によって製造されます。 ResistAid(R) は、水溶性食物繊維アラビノガラクタンを主成分とし、抗酸化性ポリフェノールも含有する素材です。
◆独自の水抽出プロセスによる製造
◆HACCP準拠
◆AIB (American Institute of Baking)認定GMP準拠
◆Kosher認定済み
◆GMOフリー
◆FCC(The Food Chemicals Codex )モノグラフ収載
◆GRAS認証取得済み(米国FDA)
◆食品添加物承認(米国FDA)
◆アレルギー成分を含まない
◆副作用報告なし、適応期間の設定を要しない
◆詳細はカタログをダウンロードしご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
このカタログについて
ドキュメント名 | 西洋カラマツ由来免疫サポート素材 ResistAid(R) |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 858Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | ロンザ株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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Consumer Health & Nutrition
ResistAid®(レジストエイド®)
西洋カラマツ由来免疫サポート素材
本冊子は業界関係者様向けに作成されたものです。
一般消費者の方への配布は行わないで下さい。
Built on Quality. Backed by Science.™ 英語/EU/世界のその他の地域
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2 消費者の健康と栄養 ‒ ResistAid® 西洋カラマツ由来免疫サポート成分
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ResistAid®とは? ResistAid®の品質及び安全性
ResistAid®は、ロンザが製造する免疫サポート素材です。 ResistAid®の品質概要
これは、米国北部に豊富に生育する西洋カラマツから独 ̶ 独自の水抽出プロセスによる製造
自の水抽出工程(USP 5756098, EP 866808ほか)に ̶ HACCP準拠
よって製造されます。 ResistAid®は、水溶性食物繊維アラ ̶ AIB (American Institute of Baking)認定GMP準拠
ビノガラクタンを主成分とし、抗酸化性ポリフェノールも含 ̶ Kosher認定済み
有する素材です。 ̶ GMOフリー
̶ FCC(The Food Chemicals Codex )モノグラフ収載
ResistAid®の安全性概要
̶ GRAS認証取得済み(米国FDA)
̶ 食品添加物承認(米国FDA)
̶ アレルギー成分を含まない 22
Built on Quality. Backed by Science.™ ̶ 副作用報告なし、適応期間の設定を要しない1,2,3
≪ResistAid®(ジストエイド®)は ResistAid®の生産工程
ロンザの商標ブランドです≫ ResistAid®は、西洋カラマツチップを蒸気加熱し、ポリフェ
ノール類及びアラビノガラクタン画分を抽出・噴霧乾燥する
ことにより生産されます。このプロセスは過激な化学試薬を
用いない独自の特許製法(USP 5756098, EP 866808ほか)に
ロンザについて
よるもので、含有成分は変質のない自然な構造を保った状
̶ 1 897年に設立されたスイスのライフサイエンス企業
態で抽出されます。
̶ 医 薬品、バイオテクノロジー及び特殊原料市場におけ
る世界有数の最も信頼されているサプライヤーの一つ
西洋カラマツアラビノガラクタン(LAG)は2種類の糖質
̶ 化学薬品並びにバイオテクノロジーの両方のプラッ
(ガラクトースとアラビノース)を6:1の比率で含んでいま
トフォームに基づいた医薬品有効成分(API)の製造
す。これら糖質は主鎖であるガラクトースにアラビノースが
及びサポートにおけるグローバルリーダー
分岐側鎖となった水溶性の食物繊維です2,4。
̶ L-カルニチン(Carnipure®)並びにビタミンB3(ナイ
アシン及びナイアシンアミド)の世界有数のサプラ
イヤーの一つ
ResistAid® 西洋カラマツ由来免疫サポート成分 3
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ResistAid® 健康上のメリット
免疫系は、外部から侵入してくる異物に対処するため「自然 興味深いことにEchinacea purpurea(ムラサキバレンギク),
免疫系」「獲得免疫系」の2つの主要システムを備えていま Baptisia tinctoria, Thuja occidentalis(ニオイヒバ)などの植
す。自然免疫系は異物に対して非特異的かつ即効的・局所的 物にはアラビノガラクタンが含まれており、これらバーブ類
に対応します。獲得免疫系は特定の異物の構造を記憶し長期 のもつ免疫活性化作用も西洋カラマツのそれと同様の機序に
的・全身的に対応します。これらの免疫系は相互に連携しな よるものと推定されます11,16,17。
がら様々な感染から身を守っています。
自然免疫機能の補助
臨床研究の結果から、西洋カラマツアラビノガラクタンは、
腸管免疫系を介して調整・補助するはたらきをもつことが知 ResistAid®は、有益な免疫細胞集団を増加させること、及び/
られています。アラビノガラクタンが腸内細菌によって代謝 又は免疫ストレス因子に基づいて抗体産生を増強させるこ
されて生じる短鎖脂肪酸(SCFA)およびそれを資化する細菌 とにより、自然免疫機能を補助します。ResistAid®は、免疫
群を通じて白血球上のSCFA受容体が応答し、免疫系が活性化 ストレス因子に基づいて適切な免疫応答を補助かつ強化す
されると考えられています5,6。 る能力を有します。
NK細胞の活性化7,8,9、サイトカインの産生4,8,9およびマク
ロファージの活性化10,11がアラビノガラクタンの摂取によっ
て惹起される場合があります12。このほかResistAid®は抗酸
化能も有していますが、これは含有されるタキシフォリ ≪ResistAid®は、3つの働き
ン、ケルセチンなどのポリフェノール類による機能である
と考えられます13,14,15。 を通じて免疫システムを
サポートします≫
4 消費者の健康と栄養 ‒ ResistAid® 西洋カラマツ由来免疫サポート成分
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ResistAid®摂取による ResistAid®の獲得免疫系への作用
カゼ症状の発症率低減効果 以下に示す二つのワクチン接種試験により、経口摂取した
ResistAid®摂取について、複数試験機関におけるプラセボ ResistAid®が自然免疫のみならず獲得免疫系に対しても効果を
対象、二重盲検RCTヒト試験が行われカゼ症状に対する予 発揮することが示されました19,20。
防的効果が検証されました。本試験は試験開始6か月間で
少なくとも3回のカゼ症状を経験した18~70才の健常人を ワクチン接種試験 (I)
被験者(n =199)とし、レジストエイド®またはプラセボ 45名の健常成人の被験者が4.5 g/日のResistAid®又はプラセ
のいずれかを4.5 g/日、12週間摂取する条件で行われまし ボのいずれかを72日間摂取するように無作為に割り当てら
た。試験期間中被験者は事前に定義した10種類のカゼ症状 れました19。30日後、全被験者に23価肺炎球菌ワクチンが
について日誌に記録し、(試験期間中)3度来院してその 接種されました。このワクチン接種後21日目および試験終
経過を医師に報告、最終的に4点の尺度で評価することに 了時点で免疫応答性が確認されました。ResistAid®摂取群
より感染スコアに関するデータが作成されました。 では、ワクチン接種の21日後および試験終了時点の双方に
おいてプラセボ摂取群よりも高いIgG抗体の応答が示されま
ResistAid®接種群はプラセボ群と比較してカゼ症状発生の回
した。
数が有意に低減(- 23%)することが確認されました(図
1)。また、被験者がカゼ症状を伴わない日数の割合はプ
ワクチン接種試験 (II)
ラセボ軍88.5%に対し、ResistAid®接種群は91.2%となり有
75名の献上被験者が1.5g/日のResistAid®又はプラセボのい
意差が認められました18。
ずれかを60日間摂取するように無作為に割り当てられまし
た20。30日後、全被験者に破傷風菌ワクチンが接種されま
カゼ症状の発生はしばしば免疫力の低下によってもたらさ
した。このワクチン接種後15日目(Day 45)および試験終
れることから、ResistAid®の免疫系サポート効果を調べる
了時点で免疫応答性が確認されました。ResistAid®摂取群
ことを目的としてこの試験が計画されました。
では、ワクチン接種の15日後および試験終了時点において
プラセボ摂取群よりも有意に高いIgG抗体の応答が示されま
した。
これらのヒト試験は、ResistAid®の摂取が免疫調節作用を
有している可能性を示しており、同時にこの免疫応答が特
定の抗原にのみ特異的におこっていることも明らかにされ
ました。
3
P=0.055 P=0.040
2
1
0
FAS PP set
ResistAid® プラセボ
図1. Resistaidによるカゼ症状の発生低減効果
ResistAid®12週間摂取試験におけるカゼ症状の発生率。最大解析対象群
(FAS)および治験プロコール完遂者群(PP)につきプラセボ群との比較
を行った。値は平均±SD。
ResistAid® 西洋カラマツ由来免疫サポート成分 5
カゼ症状の発生評価
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さらに、あなたはResistAid®
のお客様としてさまざまな
開発サポートをご提供いたし
ます・・・
法令・規制関連の支援 学術支援
ロンザでは、世界中の規制当局や組織と協力しながら ロンザではResistAid®についての科学的エビデンスを強
ResistAid®の法令関係の調整に取り組んでいます。 化するため、世界中の大学や研究機関と協力して研究に
取り組んでいます。様々な学術的なお問い合わせに対し
ご協力致します。
製品化の支援
ResistAid®はそのまま単品での使用はもとより、機能性を高め
る他の種々成分と組み合わせて、機能性食品の配合処方を創
成することが可能です。
高い水溶性
ResistAid®は分岐した糖鎖構造を有しており熱湯または水に容
易に溶解します。
≪ ResistAid®は
温度および低いpHに対する高い安定性 さまざまな形態の機能性
ResistAid®は様々な温度、pH条件下で高い安定性を示しま
す。酸に対する安定性も優れています。 食品にお使い頂けます≫
お客様の使用法にResistAid®を組み入れる方法について
は、お問い合わせください。
6 消費者の健康と栄養 ‒ ResistAid® 西洋カラマツ由来免疫サポート成分
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ResistAid®の特長 【引用文献】
̶ 西洋カラマツ由来の水溶性食物繊維
̶ ロンザ独自の特許製法、高い品質管理基準により製造 1. Nazareth MR et al. (1961). J Pharm Sci 50(7):560‒563
̶ 自然免疫・獲得免疫・抗酸化作用の3つの働きで 2. Grieshop CM et al. (2002). J Nutr 132:478‒482
身体を守る 3. Grube B et al. (2012). Food Nutr Sci 3:1533-1538
̶ 豊富な科学的エビデンス 4. D’ Adamo P (1990). J Naturopath Med 6(1):33‒37
̶ 安全安心な自然素材 5. Roxas M et al. (2007). Altern Med Rev 12(1):25‒48
6. Vos AP et al. (2007). Immunol 27(2):97‒140
7. Albers R et al. (2013). Brit J Nutr 110(S2):S1-S30
8. Currier NL et al. (2003). Phytomed 10:145‒153
9. Hauer J et al. (1993). Cancer Immunol Immunother 36:237‒244
Built on Quality. Backed by Science.™ 10. Kim LS et al. (2002). Altern Med Rev 7(2):138‒149
11. Luettig B et al. (1989). J Natl Cancer Inst 81(9):669‒675
12. Choi EM et al. (2005). J Medical Food 8(4):446‒453
13. Giwa SAO et al. (1975). Wood & Fiber 7(3):216‒221
14. Wang YH et al. (2006). J Biomed Sci 13:127‒141
15. Lee SB et al. (2007). Biol Pharm Bull 30(6):1074‒1079
16. Beuth J et al. (1987). J Cancer Res Clin Oncol 113(1):51‒55
17. Classen B et al. (2006). Phytomedicine 13(9-10):688‒694
18. Riede L et al. (2013). Curr Med Res Opinion 29(3):1-8
19. Udani JK et al. (2010). Nutr J 9:32
20. Udani JK (2013). J Am Coll Nutr 32(5):331-338
21. Dion E et al. (2016). Nutr Metab 13:28
22. (US:Food Allergen Labeling And Consumer Protection Act of
2004 (FALCPA) EU: Annex II of Regulation (EU) No 1169/2011)
ResistAid® 西洋カラマツ由来免疫サポート成分 7
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Europe USA ロンザジャパン株式会社
Lonza Ltd Lonza Inc. コンシューマーヘルス部門
Muenchensteinerstrasse 38 5451 Industrial Way コンシューマーヘルス ニュートリション事業部
4002 Basel, Switzerland Benicia, CA 94510 コンシューマーパフォーマンス
Tel +41 61 316 81 11 Tel +1 800 365 8324 イングリディエント事業部
resistaid@lonza.com resistaid@lonza.com
東京都中央区明石町8-1聖路加タワー 39階
TEL: 03-6264-0644
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でください。情報受領者は、食品及び栄養補助食品に関す
る消費者への最終的な情報伝達において、最終製品が市販
される地域/国で適用される健康効能表示の規制を確実に
順守しなければなりません。製品の安全性に関する指示を
すべて確認した上でこれを順守してください。これら資料
中の記述は、米国食品医薬品局又はその他の何らかの規制
当局が評価を行ったものではありません。ロンザ社の製品
は、何らかの疾患の診断、治療、治癒又は予防を目的とし
たものではありません。本資料中のすべての情報はすべて、
成分としての製品に関連しており、公表時におけるロンザ
社の知見に即したものですが、正確性又は完全性に関して
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消費者の健康と栄養 ‒ ResistAid® 西洋カラマツ由来免疫サポート成分‒ 09/17