Laser Source ( WSTL-2 )/Optical Receiver ( WRTL-2)
SuperKEKB加速器DRキッカー電源の放電トリガー用に使用される、TTLパルス信号伝送用光リンクシステムとして Laser Source ( WSTL-2 ) と Optical Receiver ( WRTL-2 ) を開発しました。
このカタログについて
ドキュメント名 | DRキッカー電源放電トリガー用TTLパルス光リンクシステム SuperKEKB加速器 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 1.4Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社グラビトン (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログ(DRキッカー電源放電トリガー用TTLパルス光リンクシステム SuperKEKB加速器)の内容
Page 1:http://www.graviton.co.jpSuper KEKB加速器 DR キッカー電源放電トリガー用TTLパルス光リンクシステムWSTL-2 WRTL-2(2chLaser Source) (2ch Optical Receiver)(注 1(注 2TTLパルス信号伝送用光リンクシステムの外観上段:Optical Receiver(WRTL-2)下段:Laser Source(WSTL-2)Super KEKB加速器 DRキッカー電源の放電トリガー用に使用される、TTLパルス信号伝送用光リンクシステムとして Laser Source( WSTL-2 )と Optical Receiver( WRTL-2 )を開発しました。● E/O側ユニット:Laser Source(WSTL-2)パルス幅数μsec、周波数範囲0∼50Hzの超低デューティーのTTL信号を、SMファイバーケーブルで伝送。0 ∼ 50Hz の範囲で変化するトリガー信号の伝送ジッタを100ps(p-p)とする事が要求され 、E/O側ユニットの光出力やO/E側ユニットの電気出力の立ち上がり/立ち下がり時間は、概ね2ns以下。● O/E側ユニット : Optical Receiver( WRTL-2 )同時開発された上記E/O側ユニット「 WSTL-2 」と組み合わせて用いる事により、上記の仕様を実現。撮影協力:株式会社パルスパワー技術研究所 様( Pulsed Power Japan laboratory ltd. )装置名称:HIGH VOLTAGE CHARGERGRID PULSER(注2)DR:(Damping Ring)ダンピングリングとはSuperKEKBはそのエミッタンスを極限まで小さくし 、衝突点でビームを絞ることでルミノシティーを上げます。これに入射するビームもまた、それに応じてエミッタンスが小さくなければなりません。電子ビームは新型RF電子銃という新しいタイプの電子発生源を使うことにより、この要求を満足させることができますが、陽電子は電子ビームをターゲットに当てたときに発生する電磁シャワーの中から捕獲収集するため、そのエミッタンスは巨大な値になります。ダンピングリングは、陽電子生成装置で作られた陽電子ビームのエミッタンスを1/50 ∼ 1/500に小さくする装置です。(注1)Super KEKB加速器KEKBは、KEK( 高エネルギー加速器研究機構 )に建設されたBファクトリー(B工場)加速器です。ここで行われたBelle実験は 、ノーベル賞(2008年)の小林・益川理論を実験的に証明する等 、多くの素晴らしい成果を挙げました。SuperKEKBは 、KEKBをアップグレードして約40倍高いルミノシティを目指す加速器です。注2)DR:(Damping Ring)注1)Super KEKB加速器TTLパルス信号伝送用光リンクシステKEK内での試験中の画像 が本装置パルス信号光リンクシステムTTLKEK:高エネルギー加速器研究機構パルス信号光リンクシステムTTL∼ おかげさまで25周年 ∼
Page 2:http : //www.graviton.co.jp2ch Optical Receiver(WRTL-2)2chLaser Source(WSTL-2)WRTL-2のブロックダイヤグラム項目 内容 備考機種名称 W R TL -2機能 TTL出力型光レシーバー伝送ジッタ性能 0~50Hzの範囲で任意に変化するトリガー信号のエッジに対して100psp-p以下E/OユニットWSTL-2と組み合わせた場合受光素子 InGaAs PINフォトダイオード受光波長 900nmから1650nm受光素子数 2個光入力チャネル数 2チャネル最大光出力レベル 10dBm適応光ファイバ シングルモード石英ファイバ光入力コネクタ フロントパネル上のFCリセプタクル光信号検出方式 O/Eコンバーターとコンパレーターを用いた、光強度対応二値出力型検出コンパレータースレッショルドは可変受信周波数帯域 DCから200MHz出力チャネル数 2チャネル受信出力レベル TTLコンパチブル、論理1:4.5V以上、論理0:0V50Ω終端時(終端無しでは出力は得られません。)受信出力インピーダンス50Ω、DCカップリング受信出力コネクタ フロントパネル上のSMAリセプタクル受信信号の極性 スレッショルド以上の光入力で出力がHレベル、スレッショルド以下でLレベル論理スレッショルド調整機能出力論理判定のための光入力レベルスレッショルド値をフロントパネルノブで設定可能設定範囲は0.6mWから3.4mW、連続可変ダブルパルス禁止機能Hレベル出力からLレベルへの遷移直後を起点とし、再び出力がHレベルになる事を禁止するインターバル時間(RepetitionInterval)をフロントパネルより設定可能とする。設定範囲はMin(インターバル無し)から20ms電源電圧、電流 AC100V、最大500mA外形寸法 幅430mm、奥行260mm、高さ44mm(EIA-1Uサイズ)コネクタ、ブラケット、ゴム足などの突起物を含まない寸法WRTL-2の仕様WSTL-2のブロックダイヤグラムWSTL-2の仕様項目 内容 備考機種名称 WSTL -2機能 TTL変調機能付きレーザー光源伝送ジッタ性能 0~50Hzの範囲で任意に変化するトリガー信号のエッジに対して100psp-p以下※O/EユニットWRTL-2と組み合わせた場合発光素子 ペルチェ内蔵型DFBレーザー(バタフライ型LDモジュール)発光波長 1551nm発光素子数 2個光出力チャネル数 2チャネル光出力レベル 論理1: 5.3dBm、論理0:-2.2dBm 波高値中心: 3dBm適応光ファイバ シングルモード石英ファイバ光出力コネクタ フロントパネル上のFCリセプタクル光強度変調方式 レーザー駆動電流変調による直接変調方式 機器内部で矩形波への波形整形を行う変調立ち上がり時間 500ps以下(10%-90%)変調周波数帯域 DCから1GHz変調入力チャネル数 2チャネル変調入力レベル TTLコンパチブル スレッショルドは約1.3V変調入力インピーダンス50Ω、0[V]終端、DCカップリング変調入力コネクタ フロントパネル上のSMAリセプタクル変調信号の極性 変調入力信号の電圧立ち下がりで光強度が増加、電圧立ち上がりで光強度が減少光変調の消光比 7dB以上(1.25GbpsのPRBSでの変調時)出力安定化方式 レーザー素子内蔵のモニタPD電流監視による、レーザー駆動電流へのフィードバック制御変調信号モニタ 変調入力端子への入力信号を波形整形後、外部へモニタとして出力する端子を用意CML出力モニタ信号極性 変調入力信号と逆位相変調モニタ信号出力インピーダンス50Ω、DCカップリング変調モニタ信号出力レベル350mVp-p以上 50Ω終端時変調モニタ信号出力コネクタフロントパネル上のSMAリセプタクルDRキッカー電源の放電トリガー用TTLパルス信号伝送光リンクWRTL 2のブロックダイヤグラム株式会社グラビトン 〒 358-0008 埼玉県入間市河原町15-5:04-2966-0816FAX:04-2966-0817 http : //www.graviton.co.jp No. HTA_161021-01E-mail:info@graviton.co.jp本文中に使われてる会社名及び商品の名称は各社の登録商標または商標です。記載内容は、お断りなく変更する事がありますのでご了承ください。TELパルス信号光リンクシステムTTL