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CAN FD / CAN信号をサブハーネスなしで非接触モニタリング
ついに、CAN/CAN FD信号を「金属非接触で」取得することができるようになりました。
もうケーブルの金属部を露出させたり、分岐用ハーネスを準備する必要はありません。CANバス特性を変化させず、ECUの動作に影響を与える心配も無用です。ECUの評価やシャシダイナモ上での車両評価はもちろん、公道を走行する評価試験にも安心して使うことができます。
既にお持ちの各社CANツールに接続でき、開発のスピードアップに貢献します。
このカタログについて
ドキュメント名 | 非接触CANセンサ SP7001/SP7002 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 4.3Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | メーカー:日置電機株式会社、 販売:長尾産業株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
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非接触 CAN センサ SP7001, SP7002
NON-CONTACT CAN SENSOR SP7001, SP7002
CAN FD
CAN
Controller Area Network
CAN FD / CAN信号を
サブハーネスなしでモニタリング
車両のケーブル加工不要
CANデータを取りたいとき、ケーブルを挟むだけで即座に信号取得
CANバスやECUに影響を与えない
非接触センシング技術で現場の困りごとを解決
取りこぼしなく正確に信号取得
信頼性が求められる開発・評価シーンに対応 50秒で特長がわかる
動画はこちら
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https://www.youtube.com/embed/tBypeVplhjk?rel=0
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車両のケーブルを加工せずに
CAN 信号を取得
NEW 金属非接触センシング
NON-CONTACT CAN SENSOR
1 サブハーネス不要、被覆の上から挟むだけ
新方式による劇的な工数削減 簡単セットアップ
サブハーネスを製作したり、ケーブルの被覆を剥くことなく CAN CAN ケーブルに被覆の上からプローブを取り付けるだけで、信号
信号を取得できます。試験の準備工数を大幅に削減することがで の取得準備完了です。
きます。
① CANケーブル
被覆 を挿入
CAN 信号線
② 回して固定
CAN 信号線に非接触
従来の CAN 信号取得方式 簡単な接続で準備完了
作成工数 ダメージ
発生 発生
サブハーネスを使う 被覆を剥く 出力先に接続 GND ケーブルの接続
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Pin Assignment
2 お使いの CAN 解析システムにそのまま繋がる 1 CH2 CAN Low2 CH1 CAN Low
3 CH1 GND
4 N.C.
CAN 出力コネクターのピン配置は業界標準 5 Shield6 CH2 GND
54321 7 CH1 CAN High
Vector 社をはじめとする CAN 解析システムをすでにお持ちのお客様は、CAN 解析システム 8 CH2 CAN High
の入力端子側(D-sub 9pin)に本製品を接続するだけですぐに使用できます。 9876 9 N.C.
本製品
CAN バス
ECU
シグナルプローブは、CAN バス 非接触 CAN センサは、取得した信号 CAN インターフェイスは、取得 お使いの機器で従来通りの解析を
の信号を容量結合で取得します。 のノイズや波形の歪みを除去します。 した信号を CAN で出力します。 行えます。
CAN バスの信号をリアルタイム出力 各社のCAN 解析システム
3 プロフェッショナルの要求を満たす CAN ツール
-40℃〜 85℃の温度環境で使用可能 12V/24V の車載バッテリや各種電源に対応
車両の試験で要求される -40℃〜 85℃の温度環境で CAN 信号 標準付属の電源ケーブルL9500※1でDC電源を使用できます。商
を取得できます。 用AC電源を使用する場合は、ACアダプタZ1008※2をお使いく
ださい。 ※1 SP7100に標準付属 ※2 別売オプション
DC 電源 AC 電源
-40℃ 〜 85℃
過酷な温度環境で使用可能 ⾞載バッテリ 電源ソケット ポータブル電源 コンセント
CAN バスの極性を気にせず接続も可能 様々な条件に対応できる感度切り替え機能
CAN バスの極性(CAN_High/CAN_Low)に対してプローブを CAN 信号の振幅が CAN の規格に対して小さい場合や、ケーブル
逆に接続してしまっても、「入力極性自動モード」を用いれば入力 の条件によって信号検出できないときは、「高感度モード」で検出
極性が自動で切り替わり、正常に CAN 信号を取得できます。 レベルを広げることができます。
※この機能は CAN バス負荷率が 5% 以上のときに機能します。 ※通常は、耐振動性や耐ノイズ性が最適化されている「通常モード」を使用してください。
CAN_High CAN_High 元波形
振幅が小さい
CAN_Low CAN_Low
通常モード
信号検出できない場合がある
高感度モード
極性が逆の場合 誤接続しやすい場合に便利 低レベル信号を検出可能
自動切り替え
スライドスイッチで自動モード切り替え スライドスイッチで感度切り替え
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非接触 CAN センシングで
現場の困りごとを解決
Solve on-site problems
ECU のセキュリティロックを引き起こさない 走行試験を想定した耐振性能
本製品は CAN バスの電気特性を変化させない信号取得方式で 様々な路面環境での走行試験を想定した耐振性能があります。テ
す。CAN バスの電気特性の変化を検知してセキュリティロックする ストコースだけではなく、公道など車両が実際に使用される走行環
ECU を搭載していても、ロックを気にせず試験できます。 境下での評価試験においても、CAN 信号を安定して取得できます。
試験中の ECU ロックなし
完成⾞でも安心して信号取得
ECU ECU
ECU ECU ECU
ECU ECU ECU
ECU ECU
耐振動性 JIS D 1601:1995 5.3(1)
1 種:乗用⾞ , 条件:A 種 相当 , 振動加速度:45 m/s 2 (4.6G)
EV/HV でも使用できる耐ノイズ性能 車両の改造不要なので公道の走行試験も安心
様々なノイズ環境での CAN 信号取得を想定した耐ノイズ性能があり 非接触で信号を取得できるので CAN バスの被覆を加工できない
ます。EV/HV など電装化が進んだ車両においても、CAN 信号を安 試験に有効です。ADAS(先進運転試験システム)や自動運転の
定して取得できます。 開発で活用いただけます。
モーター インバーター 走行用バッテリー
ECU ECU ECU
インバーターなどの
ノイズ環境の CAN 信号
独自のノイズ除去回路 ⾞載
ノイズが重畳した CAN 信号
CAN バスに接続した
状態で走行可能
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取りこぼしがない
正確な信号取得を約束
Promises accurate signal acquisition
接触方式と遜色なく CAN 信号を取得 CAN FD 高速信号も非接触方式がスタンダード
非接触方式でも信号を取りこぼさず、接触方式と同様に正確な 非接触方式は接触方式と違い、CAN バスにプロービングしても
CAN 信号の取得が可能です。また、CAN 信号検出における遅延 元の信号を歪ませずに取得できます。通信品質低下による通信エ
が 130 ns と非常に小さく、リアルタイム性を失いません。 ラーを引き起こしません。
※ CAN FD 対応機種:SP7001
非接触方式 接触方式
接触方式
CAN_High CAN_High
非接触方式 CAN バス CAN バス
CAN_Low CAN_Low
CAN バスの信号 CAN バスの信号
拡大波形
プロービングによる影響なし プロービングによる波形の歪み
通信エラーが起こらない 通信エラーが起こる
接触方式と変わらない CAN 波形
発生頻度の低いイベントも確実に再現 セントラルゲートウェイを通さず信号取得
非接触 CAN センサは CAN バスの電気特性に影響を与えません。 車両の故障診断に使用される OBDⅡ用コネクタから取得できる
そのため、非接触方式だけが発生頻度の低い CAN のエラーイベ CAN 信号はごく一部に制限されています。車両内の CAN バスで
ントを確実に再現できます。 本製品を使用することで、全ての CAN 信号を取得できます。
単体評価
ECU ECU ECU ECU ECUECU
ECU ECU ECU ECU 単体テストでは
1 2 3 4 CANバス 1 CANバス 2 ECUすべて Pass ECU ECU
Pass Pass Pass Pass セントラルゲートウェイ OBDⅡ
組み合わせ評価
ECU ECU ECU ECU OBDⅡ用コネクタからは
1 2 3 4 一部の CAN 信号しか取得できない
Error 発生
どこの CAN バスにも
ECU 組み合わせ時のエラーイベントを確実に再現 アクセス可能
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活用シーン
電装化と情報量の増加が進む⾞両の解析に
ADAS に代表される安全装備の充実や自動運転車両の普及に伴い、搭載される ECU の数が
劇的に増加し、CAN バスも複雑化しています。非接触 CAN センサを用いれば、複雑化した
バスから容易に欲しい情報を取得できます。
ECU
GPS レーダー
⾞載カメラ ECU
インパネ ブレーキ
ECU 操舵角 ⾞輪速
ESP エンジン
⾞輪速 水温計 Gセンサ スロットル ECU
空調制御 CAN からデコードしたセンサ情報
ECU Vector 社製 CANalyzer 表示例
イメージ図
レーダー TCS
⾞輪速
ECU
エンジン回転、車速、
温度などの情報を取得可能
各社の CAN 解析システム
ユニットテスト、⾞両テスト工程における適合作業に ( パワーコントロールユニットの適合例 )
パワーコントロールユニットなどの複合的なシステムでは、ECU 間でやり取りされる CAN バス情報を取得し、車両状態を把握した上で ECU
の適合作業を行う必要があります。このようなケースでは、ETAS 社製 INCA※に代表される ECU 計測・適合ツールに本製品を組み合わせる
ことで、CAN バス情報のモニタが容易になります。その結果、より効率的に ECU の適合作業を行うことができます。
CAN-FD – Powertrain
コンセプト案 ⾞両テスト CAN-FD – ADAS
検証
要件定義 最終評価 CAN – Body
車載バス ECUアクセス
ユニット構成案 ユニットテスト ECU内 RAM 計測/適合
基本設計 検証 組み合わせ評価 CAN-BUS 計測
GateWay ECU
部品構成案 部品テスト
検証
詳細設計 単体評価 ECU/ バス計測 インターフェイス インターフェイスモジュール
・動作中にも制御パラメータ書き換え可能
・複数の計測システム・バスのデータを1つに集約
INCA
開 発 ・マイコン RAM を高速 / 大量にモニタリング
V-MODEL
ETAS 社製 INCA 表示例 ETAS 社製 INCA 表示例
パワーコントロールユニットの計測・適合 パワーアナライザ PW6001 から取得した測定値と
CAN データ、ECU 内 RAM 値の比較
※ ETAS 社製 INCA は、複数の ECU の RAM 値に対して、同時に読み書き可能な ECU 計測・適合ツールです。
ETAS 社製ツールに関するお問い合わせはこちら。www.etas.com , sales.jp@etas.com
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幅広い分野の CAN 信号を取得可能
航空機 建機・農耕機 自動二輪⾞
産業用ロボット 医療機器 IoT システム
基本構成
SP7001-90 / SP7002-90 ( )内はケーブル長
2CH CH2 CH1, CH2 出力 >>> センサ部を追加接続することで
取得 CH1 2CH 取得が可能
<<< CANバス接続 <<< シグナルプローブ接続 CAN解析システム接続 >>>
SP9200(0.5 m) SP7001 / SP7002( 2.5 m) SP7100(0.3 m)
DC10V〜30V 電源接続 >>>
L9500(2.0 m)
<<< GND接続
ワニ口クリップ( GND ケーブル1.5 m) AC AC アダプタ Z1008 にて、
電源 コンセントから電源取得も可能
仕様
検出方式 容量結合信号検出方式 SP7001, SP7002: 44(W) × 85(H) × 20(D) mm
※裸導体への結線禁止 外形寸法 SP7100: 55(W) ×120(H) × 25(D) mm
AVS, AVSS に準拠したケーブル SP9200: プローブ φ11.6 × 33.7(H) mm検出対象ケーブル 外径:φ1.2 mm 〜 2.0 mm ガードフック φ 5 × 11.8(H) mm
CH 数 2CH (SP7100) SP7001, SP7002: 180 g
SP7100: 130 g
SP7001, SP7002: CAN 125 kbit/s 〜1 Mbit/s 質量 SP9200: 26 g
対象通信速度
SP7001: CAN FD 125 kbit/s 〜 3 Mbit/s ※ケーブル含む
総合遅延時間 130 ns (typical) SP7001, SP7002: 2.5 m
ケーブル長 SP7100: 0.3 m
CAN 終端抵抗 60 Ω (typical) 内蔵 SP9200: 0.5 m
信号出力コネクタ D-sub 9pin FEMALE(CH1, CH2 共通) GND 端子 バナナ入力端子
温度: –40℃〜 85℃ Z1008 AC アダプタ
使用温湿度範囲 湿度: –40℃〜 60℃ , 80% rh 以下(結露しないこと) 定格電源電圧: AC 100 V 〜 240 V
60℃〜 85℃ , 60% rh 以下(結露しないこと) 定格電源電圧に対し±10% の電圧変動を考慮
保存温湿度範囲 –40℃〜 85℃ , 80% rh 以下(結露しないこと) 予想される過渡過電圧: 2500 V電源 最大定格電力: 8 VA(AC アダプタ含む)、3 VA(本体のみ)
適合規格 安全性 EN 61010EMC EN 61326 外部電源
定格電源電圧: DC 10 V 〜 30 V
JIS D 1601:1995 5.3(1) 最大定格電力: 3 VA
耐振動性 1 種:乗用車 , 条件:A 種 相当
振動加速度 45m/s2 (4.6G) で X 方向 4h と Y および Z 方向 2h 製品保証期間 SP7001, SP7002, SP7100: 3 年間
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セット購入例
CH 数 1CH 取得 2CH 取得
CAN FD / CAN CAN FD / CAN CAN
CAN 規格 CAN FD / CAN CAN
CAN FD / CAN CAN CAN
CAN FD / CAN 対応 CAN 対応 CAN FD / CAN 対応 CAN 対応 CAN 対応
SP7001-90 SP7002-90 SP7001-90 SP7002-90 SP7002-90
¥280,000 特 ¥220,000 ¥280,000 特 ¥220,000 特 ¥220,000
形名(発注コード)
— —
SP9200 SP9200 SP9200
¥80,000 ¥80,000 ¥80,000
— —
CAN FD / CAN 対応 CAN FD / CAN 対応 CAN 対応
SP7001 SP7001 SP7002
¥100,000 ¥100,000(税抜き) ¥90,000
合計価格 ¥280,000(税抜き) ¥220,000(税抜き) ¥460,000(税抜き) ¥400,000(税抜き) ¥390,000(税抜き)
セット品
非接触 CAN センサ SP7001-90 非接触 CAN センサ SP7002-90 SP7002-90は
CNA FD / CAN 対応 CAN 対応 セット内容の製品を
¥280,000 単品で購入するより(税抜き) 特 ¥220,000(税抜き) 50,000円お得
セット内容 セット内容
シグナルプローブ SP9200 シグナルプローブ SP9200
非接触 CAN センサ SP7001 非接触 CAN センサ SP7002
CAN インターフェイス SP7100(L9500、GND ケーブル付属) CAN インターフェイス SP7100(L9500、GND ケーブル付属)
単品・オプション
CAN FD CAN
CAN SP9900 分岐ケーブルについて
お客様が使用する機器の入力インターフェイスが
2CH 入力に対応していない場合にご使用ください。
シグナルプローブ 非接触CANセンサ 非接触CANセンサ CANインターフェイス 出力 分岐ケーブル SP9900 にて、
SP9200 SP7001 SP7002 SP7100 分岐 2CH 取得時の分岐出力が可能
2本セット CAN FD / CAN対応 CAN対応 L9500、GNDケーブル付属
¥80,000(税抜き) ¥100,000(税抜き) ¥90,000(税抜き) ¥100,000(税抜き)
CH1 出力 >>>
CH2 出力 >>>
電源ケーブル ACアダプタ 分岐ケーブル 携帯用ケース
L9500 Z1008 SP9900 C1013
DC10V〜30V供給用 AC100V〜240V供給用 CH1, CH2 出力分岐用 ハードケース、2CH分対応
¥2,000(税抜き) ¥12,000(税抜き) ¥5,000(税抜き) ¥25,000(税抜き)
お問い合わせは ...
本 社 〒386-1192 長野県上田市小泉81
製品に関するお問い合わせはこちら
本社 カスタマーサポート
0120-72-0560
(9:00 〜12:00, 13:00 〜17:00, 土・日・祝日を除く)
0268-28-0560 info@hioki.co.jp
詳しい情報はWEBで検索 HIOKI
■本カタログの記載内容は 2020 年 4 月 10 日現在のものです。 ■本カタログ記載の仕様、価格等はお断りなく改正・改訂することがあります。 ■本カタログで使用している会社名および製品名は、各社の登録商標もしくは商標です。
校正書類について 校正書類は別途ご発注をお願いします。海外へ持ち出しされる場合は注意事項があります。詳しくは弊社 HP をご確認ください。
販売店の皆様へ ご注文・修理・校正のご用命は本社受注センターまで。 TEL 0268-28-1688 FAX は弊社営業拠点と共有で受信できますので、担当営業拠点宛にお願いします。 SP7001_SP7002J2-04B