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らせん状のバネは死角になる部分が多く、表面にできたクラックを見落としがちです。本件では、らせん状全ての表面を複数のカメラで撮像し、自動検出を可能にしました。
このカタログについて
ドキュメント名 | 事例別10_バネ表面のクラック検出装置 |
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ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 403.7Kb |
取り扱い企業 | アイエスシー株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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Case10 バネ表⾯のクラック検出装置
検査概要
らせん状のバネは死⾓になる部分が多く、表⾯に発⽣するクラックの検出を⾒落と
しやすい場合があります。本検査装置は、らせん状全ての表⾯を複数のカメラで撮
像しクラックの検出を可能にしてます。
機能概要/特徴
・らせん状のバネ表⾯のクラックを検出し、排除信号を搬送機構側へ通達し
クラック有のバネを排除します。
・バネは、径︓φ90〜φ200㎜、⻑さ︓500mm以内を対象に、1本あたり
4〜9秒で検査を⾏います。
・検査⽅式は、磁粉探傷を利⽤し、⽬視では検出しにくいクラックも検出します。
・検査画像を保存する事により、トレーサビリティの役割にも最適。
・既存ラインへ磁化装置+検査装置を増設する事で、⾃動検査が⾏えます。
検査の内容
■装置/システム
項⽬ 仕様
カメラ マルチカメラ構成(カメラ分解能5.5μm)
検査部 ブラックライト バネ全⾯へ照射(LWD800mmの場合、紫外線強度5000μW/c㎡)
磁化装置 バネを軸貫通法により磁化
処理⽅式 クラック検出独⾃アルゴリズム
検査処理部 測定対象物と検出内容 バネ表⾯のクラック
測定精度 ⻑さ30mm、幅1㎜以上のクラックを検出
■処理の流れ
・バネ製造ラインの全⼯程
熱処理⼯程-なまし⼯程-ブラスト⼯程-MT⼯程-傷検査⼯程-洗浄-塗装⼯程
・傷検査⼯程
バネ検査ステージセット⇒バネ回転⇒撮像⇒クラック検査⇒判定結果⇒良品・不良品信号出⼒
■検査画像/処理結果
画像処理
検査画像 処理結果