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様々な環境に合わせた産業用PCの選び方をご紹介
IPC (Industrial PC)、組み込みPC、工業用PC、エンベデッドPCなど、様々な呼ばれ方をする産業用PC。
工場や車載、屋外に医療現場など、様々な場所で活躍する製品ですが、環境に合わせた製品選定が必要です。
本資料では、さまざまな環境ごとに注目すべき特徴をご紹介しています。
1998年の設立から日本市場で産業用PCを供給し続けているポートウェルジャパンならではの視点を盛り込んだ資料です。ぜひお気軽にダウンロードください。
このカタログについて
ドキュメント名 | 利用シーン別!産業用PCの選び方 |
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ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 2Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | ポートウェルジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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スライド 1: 産業用PCの 選び方
利用シーン別!
産業用PCの
選び方
制作:ポートウェルジャパン株式会社
Ver. 202311
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スライド 2: 目次
1. 粉塵の多い環境:工場などで使いたい
2. 振動の多い環境:車載などで使いたい
3. 防水が必要な環境:食品工場などで使いたい
目次
4. 温度変化が激しい環境:屋外などで使いたい
5. I/Oが大量に必要:装置制御などで使いたい
6. 医療現場で使いたい
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スライド 3: 粉塵の多い環境:工場などで使いたい
粉塵の多い環境:工場などで使いたい
■ファンレスPCがおすすめ!
一般的なPCは、CPUなどの熱を排出するため、ファンがついています。
粉塵環境では、吸気口やファン周りに粉塵が詰まることで排熱ができなくなり、熱による不具合を起こす場合が
あります。
ファンレスPCは、ファン及び吸排気口を無くし、筐体のヒートシンクを通じて放熱する製品です。
開口部が無いため、PC内に粉塵が詰まることもなく、粉塵環境でも問題なく使用できます。
※製品イメージ
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スライド 4: 振動の多い環境:車載などで使いたい
振動の多い環境:車載などで使いたい
■スピンドルレス・ファンレスPCがおすすめ!
振動による故障が発生しやすいのは、回転部(スピンドル)です。
PC内の回転部品は、ファンに加えてハードディスク(HDD)がありますので、ここをSSDに変更します。
また、ソケットやコネクタの抜けが発生する場合もございます。そういった場合に備え、
メモリのオンボード化や、コネクタのホットボンド固定などの対策も有効です。
※製品イメージ
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スライド 5: 防水が必要な環境:食品工場などで使いたい
防水が必要な環境:食品工場などで使いたい
■IP規格や特殊コネクタ対応製品がおすすめ!
市販のPCは水に濡れる環境での使用を想定をしておらず、水がかかると内部に入り込んでしまう構造になってい
ます。産業用PCやタブレット、ハンディターミナルなどは、防水・防塵に関するIP規格を取得しているものもあ
ります。
特にPCでは、一般的なUSBやLANなどのコネクタではなく、M12コネクタと呼ばれる特殊なコネクタを搭載する
ことで、防水防塵性を確保しています。
また、基板自体にコーティングを施す場合もあります。
※製品イメージ
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スライド 6: 温度変化が激しい環境:屋外などで使いたい
温度変化が激しい環境:屋外などで使いたい
■温度拡張対応製品がおすすめ!
風力発電やガソリンスタンド、駐車場や監視カメラなど、屋外に設置されるPCについては、温度拡張に対応した
製品をおすすめします。
実際にはそれほど高くない気温でも、システム内部に組み込まれていたり、直射日光があたるとPCの温度が50℃
を超えたり、という場合がございます。
使用環境や処理の負荷に合わせて動作温度範囲を検討しましょう。
メーカーによっては、貸出機で検証が可能な場合もありますので、一度相談するのも良いでしょう。
※製品イメージ
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スライド 7: I/Oが大量に必要:装置制御などで使いたい
I/Oが大量に必要:装置制御などで使いたい
■ CPUボード+バックプレーン構成がおすすめ!
インターフェイスが多く必要、拡張カードを多数搭載したい、という場合は、CPUボードとバックプレーンを組
み合わせた構成がおすすめです。
一般的なATXマザーボードが一枚の基板にCPUやメモリ、各種インターフェイスと拡張スロットが搭載されてい
るのに対し、CPU周りの基板と拡張スロットだけが載ったバックプレーンが別になっています。
ATXマザーボードでは最大7スロットですが、この構成であれば10スロット以上の構成も可能です。
また、組み合わせるバックプレーンを変更することで、スロット構成も変更できます。
※製品イメージ
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スライド 8: 医療現場で使いたい
医療現場で使いたい
■IEC60601-1対応品、医療向けデザイン製品がおすすめ!
医療現場では、医療電気機器に関する安全規格である「IEC60601」の取得が求められる場合があります。
産業用・メディカル用途向けPCの中には、当該規格を取得している製品がございます。
また、手術室外など、IEC60601を必要としない用途もございます。
そういった場合でも、医療現場にマッチする清潔感のある白ベースのデザインが現場では好まれます。
工業用、産業用では黒系の製品が多いですが、白ベースの製品のラインナップがあったり、ある程度の数量がま
とまれば専用に白色筐体を作ることも可能です。
※製品イメージ
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スライド 10
会社概要
会社名: ポートウェルジャパン株式会社(英文:Portwell Japan, Inc.)
設立: 1998年6月4日
資本金: 1億円
代表取締役: 胡 啓悰
従業員数: 39名
所在地: 〒112-0011 東京都文京区千石4-27-10(東京本社)
事業内容: FA(産業用)コンピュータ及び周辺機器並びにソフトウェアの輸出入
本社・工場: Portwell, Inc.(台湾 新北市)
株主: Portwell, Inc.(99%)
台湾本社株主: Posiflex Technology, Inc.(55%), ASUSTek Computer Inc.(45%)
主要取引銀行: 東日本銀行 三菱UFJ銀行
お問い合わせ: TEL:03-6902-9225 FAX:03-6902-9226
ウェブサイト: https://www.portwell.co.jp/
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https://www.portwell.co.jp/