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知っているようで知らない、産業用PCと民生用PCの違いをまとめました。装置制御用、機器組み込み用PCをお探しの方は、ぜひご覧ください。
IPC (Industrial PC)、組み込みPC、工業用PC、エンベデッドPCなど、様々な呼ばれ方をする産業用PC。店頭やECで販売されているコンシューマー向けPCとの違いはどこにあるのでしょうか?
性能や供給性、価格や使用環境など、様々な切り口で比較しました。
1998年の設立から日本市場で産業用PCを供給し続けているポートウェルジャパンならではの視点を盛り込んだ資料です。ぜひお気軽にダウンロードください。
このカタログについて
ドキュメント名 | 今さら聞けない!産業用PCと民生用PCの違い【リニューアル版】 |
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ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 1.9Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | ポートウェルジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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スライド 1: 産業用PCと 民生用PCの違い
今さら聞けない!
産業用PCと
民生用PCの違い
制作:ポートウェルジャパン株式会社
Ver. 202311
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スライド 2: 目次
1. こんなお悩み、ありませんか?
目次
2. 産業用PCと民生用PCの違い
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スライド 3: こんなお悩み、 ありませんか?
こんなお悩み、
ありませんか?
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スライド 4: こんなお悩み、ありませんか?
こんなお悩み、ありませんか?
市販のPCは粉塵の多い環境で
市販のPCはモデルチェンジが 使うとファンが詰まって壊れる
頻繁で手間がかかる
装置の寿命に合わせて
製品仕様に合わせてPCの 5年は同じPCを使いたい
カスタマイズを柔軟に行いたい
不具合時は修理だけされて
市販のPCは屋外や車載など 原因がはっきりとわからない
過酷な環境では使えない
こういったお悩み、産業用PCが解決します!
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スライド 5: 産業用PCと 民生用PCの 違い
産業用PCと
民生用PCの
違い
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スライド 6: 産業用PCと民生用PCの違い
産業用PCと民生用PCの違い
産業用PC 民生用PC
長期供給性 ◎ ✕
カスタマイズ性 ◎ △
粉塵環境での利用 ◎ ✕
振動環境での利用 ◎ ✕
不具合時の解析対応 ◎ △
価格 △ ◎
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スライド 7: 産業用PCと民生用PCの違い
産業用PCと民生用PCの違い
長期供給性
■民生用PC
「2024年春モデル」といった形で毎年、毎シーズン新製品が発表され、販売製品が入れ替わります。
短期間に大量生産し、家電量販店やECサイトなど、様々なチャネルを使い一気に販売する形が多いです。
一般家庭や個人で使用するもののため、最新製品を素早く供給することが価値に繋がりますので、
長期供給性は重視されず、翌年には同じ製品は購入出来ないことがほとんどです。
■産業用PC
産業用PC・産業用マザーボードはお客様の製品内に組み込まれることが多く、製品の頭脳となります。
製品の要となる部分が頻繁に仕様変更となることはもちろん許されません。
また、例えば製品そのものの販売期間が3年でも、産業機器については販売された製品が5年、10年使用されることは
珍しいことではなく、市場に出回っている旧製品の保守も継続してご対応されていることと思います。
そのため、同一製品を長く供給する産業用PC・産業用マザーボードの特徴がメリットとなります。
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スライド 8: 産業用PCと民生用PCの違い
産業用PCと民生用PCの違い
カスタマイズ性
■民生用PC
メーカーが定めた仕様通りの完成品が中心となりますが、メモリやストレージ容量の選択が出来るものもあります。
もちろん、同じ仕様で大量に生産すればするほど製造コストが下がりますので、
仕様がマッチする製品が存在すれば既製品を選ぶことが費用的にも納期的にも最適な場合もあります。
■産業用PC
数千~数万台単位で生産される民生用PCと異なり、産業用PCは少量多品種、一品一様での生産が可能です。
筐体のサイズからCPUスペック、メモリ容量など、ご要望通りのPCをBTO/CTO形式で一台から製造出来るメーカーもあります。
1から完全オリジナル仕様で開発・製造することももちろん可能で、
その際の生産ロットも最小200台程度から対応出来るメーカーもございます。
数万台単位で生産される民生用PCに対し、
産業用途でも手が届く数量ロットでのODM/OEM製造が可能です。
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スライド 9: 産業用PCと民生用PCの違い
産業用PCと民生用PCの違い
振動・粉塵環境での利用
■民生用PC
一般家庭やオフィス内など、人が快適に過ごせる環境での使用が前提となっているため、
振動環境や粉塵環境での使用は想定されておらず、そういった環境での使用は保証対象外と明記しているメーカーもあります。
■産業用PC
粉塵の多い工場内や振動の大きい装置内や車載用途など、さまざまな環境で活躍する産業用PCは、
それぞれの環境にあわせた設計を行うことで、過酷な環境での利用を可能としています。
例えば、振動環境に対してはHDDやファンなどのスピンドル(回転部品)を
無くすことで振動耐性を高めたり、
粉塵環境に対しては、ファンレス構造とすることで
粉塵の流入を防ぐ対策が取られたりします。
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スライド 10: 産業用PCと民生用PCの違い
産業用PCと民生用PCの違い
不具合時の解析対応
■民生用PC
基本的には不具合の解析は行わず、不具合箇所の特定と交換修理のみで、原因追求やレポート等は無く対応を終了することが
ほとんどですが、返却までの時間が短く、すぐに正しく動作する製品が戻ってきます。
■産業用PC
どこが壊れたのか、なぜ壊れたのか、単体不良なのか傾向不良なのか、他の製品にも波及するのかなど、
お客様製品の安定稼働を続けるために徹底した追求を行います。
産業用PCは、お客様の使用環境も様々です。そのため、恒温槽で温度環境を再現したり、
専用の技術検証室で24時間以上の連続動作を行い様子を確認したり、
あらゆる手法を用いて原因を特定します。
部品についても、トレーサビリティ確保のため信頼できる認定ベンダーからのみ
手配を行い、コンデンサ1つから安心して使用できる信頼性を確保しつつ、
不具合時の解析ルートも確保しています。
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スライド 11: 産業用PCと民生用PCの違い
産業用PCと民生用PCの違い
価格
■民生用PC
同じ仕様の製品を一度に大量生産するため、非常に安価になっております。
長期供給性や不具合解析などが不要であれば、近いスペックの製品を安く手に入れることが出来ます。
■産業用PC
産業用の高信頼性部品を採用していたり、長期供給性を確保していたり、
民生用と比較して少ない生産ロットで生産をしているため、民生用PCと比較すると同スペックでも高価になります。
このように、産業用PCと民生用PCでそれぞれの特色がございますので、
用途やニーズに合わせて最適な製品をご検討いただくことをおすすめします。
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スライド 12
会社概要
会社名: ポートウェルジャパン株式会社(英文:Portwell Japan, Inc.)
設立: 1998年6月4日
資本金: 1億円
代表取締役: 胡 啓悰
従業員数: 39名
所在地: 〒112-0011 東京都文京区千石4-27-10(東京本社)
事業内容: FA(産業用)コンピュータ及び周辺機器並びにソフトウェアの輸出入
本社・工場: Portwell, Inc.(台湾 新北市)
株主: Portwell, Inc.(99%)
台湾本社株主: Posiflex Technology, Inc.(55%), ASUSTek Computer Inc.(45%)
主要取引銀行: 東日本銀行 三菱UFJ銀行
お問い合わせ: TEL:03-6902-9225 FAX:03-6902-9226
ウェブサイト: https://www.portwell.co.jp/
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スライド 13
https://www.portwell.co.jp/